映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」を公開初日に観てきましたー!
「貞子vs伽椰子」に引き続き、今回も4DX上映。
しかも3Dって事で、公開初日の1番早い上映時間のやつに行ってやりましたよ。
まあ、しかし完全に続編映画でした。
「はじまりの物語」ってキャッチフレーズなので、前作の「アリス・イン・ワンダーランド」にけっこう関係しているとは思っていましたが、前作の出来事が今作の話の核の部分、アリスが過去に行く理由にもなっているので、前作の「アリス・イン・ワンダーランド」が頭に入っていない人はあまり楽しめないかも・・・。
もし、これから映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」を観に行く予定の人は、しっかりと前作「アリス・イン・ワンダーランド」を予習しておく事をおすすめします。
そして、3Dと2Dのどっちを観ようかなって思ってるいる人は、ぶっちゃけ「これは絶対3D!」っていう作品でもないので、2Dでもいいかも。
ただし、3Dにあまり向いていないっていうだけで、どうせ映画館に行くなら「4DX+3D」がおすすめ。
2D作品をじっくり観るのは、DVD化してからでも可能ですからね。
映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」4DXのあらすじ
映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」のみどころは、
・マッドハンターの過去
・赤の女王と白の女王の幼少期の秘密
・なぜ赤の女王は頭が巨大なのか
・アリスの「ワンダー号」に対する考え方の変化
ってとこでしょうか。
個人的には、大好きなキャラの赤の女王の過去や白の女王との因縁、頭が巨大になった訳などが語られていたところが楽しかったですねー。
新たな冒険のはじまり
あの冒険から3年。
アリスは亡き父の後を継ぎ、貿易船「ワンダー号」の船長として活躍していた。
ある日、長い航海から戻ったアリスは、理解者であった亡き父の友人で貿易商の会長「アスコット卿」が亡くなって、息子の「ヘイミッシュ」が跡を継いでいる事。
また、そのヘイミッシュが婚約パーティーをする事を知らされる。
ヘイミッシュは、かつて婚約パーティーでプロポーズを断ってしまった相手。
気まずそうにする母を連れ、あいさつと仕事の話をする為にパーティーに出席したアリスだったが、ヘイミッシュの陰謀により自分の船を手放さなければならない事になってしまう。
良き理解者を亡くし、亡き父の船でもあった「ワンダー号」を売却するという母の判断を裏切りと感じたアリスは落ち込み泣き崩れた。
そんな時、アリスの前にかつてワンダーランドで出会った芋虫の「アブソレム」が美しい蝶の姿で現れ、鏡の中にアリスを導く。
鏡の中に入ったアリスを待っていたのは、白ウサギやチェシャ猫、白の女王など懐かしい仲間達とワンダーランドだった。
マッド・ハッターの危機
彼らはアリスに助けを求めていた。
なんと、あのマッド・ハッターが悲しみに沈み命の危機にあるという。
マッド・ハッターは、かつて赤の女王の守り神「ジャバウォッキー」が町を襲った際に亡くなってしまった帰らぬ家族を待ち続け、過去に心を奪われてしまったらしい。
アリスがマッド・ハッターの家を訪ねると、マッド・ハッターはある日、子供の頃に父にあげた「青い帽子のブローチ」を見つけたという。
これがあるという事は父は生きているという事。
家族が帰るまで、ここを動かないというのだ。
マッド・ハッターを救いたいと強く思うアリスに、白の女王は禁断の方法をアリスに告げる。
それは、「クロノスフィア」を使って時間をさかのぼり過去を変えるというもの。
そして、それができるのは、この世界の「過去」に存在しないアリスだけだと言い、「クロノスフィア」の持ち主で時の番人「タイム」の存在を明かした。
時の番人「タイム」と永遠の城
アリスは、白の女王の導きによって「タイム」が棲む永遠の城にたどり着く。
「タイム」は、時を刻み続ける「万物の大時計」とシンクロする不思議な存在だった。
アリスは「タイム」にマッド・ハッターを救うために「クロノスフィア」を借りたいと申し出るが、過去は変えられないし、「クロノスフィア」はこの世界にとって重要なものなので貸す事はできないと断られてしまう。
永遠の城には「赤の女王」もいた。
「タイム」が赤の女王に惚れ込み招いたようだった。
アリスに気付いていない赤の女王は「タイム」に「クロノスフィア」をねだっている。
赤の女王は「クロノスフィア」を使い、過去も現在も未来も支配したいという野望を抱いていた。
そんな中、隙をついたアリスは「万物の大時計」の中心にある「クロノスフィア」を手に取った。
異変に気付いた「タイム」と赤の女王はアリスを追うが、間一髪のところで追ってを振り切り、アリスは過去へ旅立つのだった。
赤の女王とマッド・ハッターの家族
アリスが辿り着いたのは、マッド・ハッターがまだ青年の頃だった。
アリスはマッド・ハッターに会い、家族の場所を尋ねて案内してもらう。
そこは、赤の女王がワンダーランドの次期女王としての任命を受ける式で、マッド・ハッターの父親は赤の女王に王冠をかぶせるところだった。
しかし、頭が大きすぎて王冠がかぶれない。
それを見てマッド・ハッターは笑ってしまい、つられて出席者も笑ってしまう。
怒った赤の女王は、笑った出席者全員の口を縫い付け耳を削ぎ落とせと命令。
みかねた王様が止めに入り、「お前は王の器ではない」と叱り、次期王を妹の白の女王に任命してしまった。
赤の女王は頭が一段と大きくなるほど激怒し、マッド・ハッターとその家族を激しく恨み、その場を去った。
任命式の後、アリスは白の女王とマッド・ハッターの父親が、赤の女王があんな性格になってしまったのは、幼少期に頭を古時計にぶつけて大きくしてしまったのが原因だと話しているのを耳にする。
アリスは「クロノスフィア」を取り出し、赤の女王の幼少期に向かう事にした。
赤の女王と白の女王との確執
アリスが辿り着いたのは、赤の女王と白の女王がまだ幼少期の頃だった。
2人の王女は、母親である王妃が作ったタルトが大好きだった。
ある日、2人で食べるはずのタルトを姉の赤の女王が1個だけを残し全部食べてしまった事で喧嘩になる。
王妃は喧嘩になった事で2人を叱り、おやつの時間を切り上げて終わりにしてしまった。
タルトを食べ損ねた妹の白の女王は、王妃の目を盗み、最後の1個のタルトを手にとると、姉の部屋でこっそり食べた。
タルトがない事に気付いた王妃は、2人を呼び出し問い詰める。
姉の部屋にタルトの破片が落ちていた事から、姉のしわざと疑う王妃に、姉の赤の女王は妹がやったと告白したが、妹の白の女王が「私じゃない」と否定した為、罪をなすりつけた姉を王妃は叱責した。
傷ついた姉は城を飛び出す。
広場のほうへ走る姉の目の前に大きな古時計が運ばれてきていた。
それを見たアリスは、間一髪のところで古時計をどけたが、驚いた姉はつまずいてしまい、目の前の噴水に頭を激突させてしまった。
赤の女王の頭はみるみる腫れて大きくなっていった。
この事で「過去は変えられない」と悟ったアリスは落胆したが、その視界の奥でマッド・ハッターの父親がポケットに「青い帽子のブローチ」をしまっているのを見て、マッド・ハッターの父親は本当に生きているのではと疑問をもつ。
アリスは「クロノスフィア」を取り出し、マッド・ハッターの父親が死んだとされている「ジャバウォッキー」が町を襲った日に向かった。
「ジャバウォッキー」が町を襲った日
「ジャバウォッキー」が町を襲った日に行くと、ちょうど「ジャバウォッキー」がマッド・ハッターの父親とその家族に炎を吐く瞬間だった。
炎の煙がはれて確認すると、マッド・ハッターの父親とその家族の死体はない。
炎に当たる直前に、赤の女王がマッド・ハッターの父親とその家族を守ったのだった。
どうやら赤の女王は「死」以外の方法で、マッド・ハッターの父親とその家族に恨みを晴らしたいようだった。
赤の女王は「恨みを晴らしてやる!」と言い残し、マッド・ハッターの父親とその家族を連れ去っていった。
ワンダーランドの崩壊
マッド・ハッターの家族が生きている事を確認したアリスは、マッド・ハッターにその事を伝える。
衰弱していたマッド・ハッターだったが、それを聞き生気を取り戻す。
アリスはマッド・ハッターの家族を救うため、白の女王やとマッド・ハッターと共に赤の女王の城へ乗り込んだ。
赤の女王の部屋で、体を小さくされ蟻のように砂の中で暮らすマッド・ハッターの家族を見つけたアリス達だったが、罠にはめられ全員赤の女王に捕まってしまう。
アリスが持っていた「クロノスフィア」も赤の女王に奪われてしまった。
ついに念願の「クロノスフィア」を手に入れた赤の女王は、いまわしい過去を変える為、白の女王と共に幼少期に向かう。
「クロノスフィア」に乗る直前、「タイム」は「世界が崩壊してしまうから過去の自分には絶対に会うな」と赤の女王に忠告するが、赤の女王には届かない。
赤の女王の仕打ちに耐えかねた牢兵の裏切りよって牢からでたアリスも、危険を感じた「タイム」と共に跡を追うのだった。
向かった先は、タルトがない事に気付いた王妃が、2人の王女を呼び出し問い詰める場面だった。
その光景を見ながら、「この時に、お前が嘘をつかなければこんな事にはならなかった」と白の女王を責める赤の女王。
白の女王は、罪悪感からうなだれる。
そして、妹が「私じゃない」と否定した瞬間に赤の女王は飛び出し叫んだ。
嘘をつくなー!
飛び出した赤の女王と過去の赤の女王の目が合った時、赤の女王は一瞬で赤いサビのような姿になってしまい、世界の崩壊が始まってしまった。
「タイム」と共に駆け付けたアリスは、世界を元に戻す為に「クロノスフィア」を手に取り永遠の城に走る。
次々にワンダーランドが赤いサビに覆われていく中、間一髪のところで「クロノスフィア」を台座に戻す事ができ、世界は元に戻っていくのだった。
今という時間(タイム)を大切にするという事
世界が元に戻った事でみんなが喜びあう中、白の女王は赤の女王に「あの時の嘘」を謝罪する。
赤の女王は「その言葉だけ聞ければ」と言い、2人は抱きしめ合った。
元の世界に戻ると、アリスの母がヘイミッシュに「ワンダー号」を売る為の契約書にサインをしようとしていた。
アリスの母は娘の反応にサインを躊躇していたが、アリスは「ワンダー号はただの船。思い出は私の中にあるわ」と言い、アリスの母にサインを勧める。
アリスは母に「父の夢はいつでも見れるけど、大事な母親は1人しかいない」と理由を告げた。
そんな娘の決心に心を動かされたアリスの母は、その場で契約書を破り捨てる。
動揺するヘイミッシュを尻目に、2人はさっそうと部屋を出ていくのだった。
映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」4DXの感想
映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」の感想なんですけどね。
び・微妙かな・・・。
ってね。思いました。
ただし世界観やエンターテインメント的にはしっかりと「アリス・イン・ワンダーランド」なので、前作が楽しめた人には普通に楽しめると思います。
だってね。
普通に考えて貸して下さいって言って、「これはワンダーランドにとってすっごく大切なものだから貸せないよ」って言っているものをヒロインが盗むってどうなのよ。
マッド・ハッターの命がかかっているかもしれないけど、一人の身勝手でワンダーランド全員の命を危険にさらしているように見えて、いまいちテンションが上がらなかった。
「タイム」さんがね、若干悪役っぽいのも本当にかわいそう。
自分の命である「クロノスフィア」を盗まれて、体がボロボロになっていく中、「クロノスフィア」を取り戻す為に盗人のアリスを追いかけるっていうのがね。
あれ?どっちが悪役かな?
ってなるから。
ファンタジーの世界で設定なんてどうにでもなるんだから、もうちょっと「クロノスフィア」を盗まなければいけない理由を考えてくれないと、アリス身勝手なやつだなってなりませんかね?