「Xperia 5 IV」をレビューします。
SONY(ソニー)はドコモの2022年夏モデルとして、
の3機種を発表しましたが、「Xperia 5 IV」は「Xperia 1 IV」からスペックを落とし価格を抑えたハイスペックモデル。
「Xperia 10 IV」は「Xperia 1 IV」からスペックと価格が大幅に落とされたミドルレンジスマホなので、「Xperia 5 IV」は「Xperia 1 IV」と「Xperia 10 IV」の中間帯となるややハイスペックよりのスマホになります。
この記事では「Xperia 5 IV」を実際に購入して、カメラの性能や使用感などを徹底レビューしています。
ドコモ公式サイトで詳細をチェック
Xperia 5 IV の発売日と本体価格
ドコモ版 Xperia 5 IV の発売日と本体価格
ドコモ版「Xperia 5 IV」の発売日は2022年10月21日で、本体価格は税込みで137,280円。
※本体価格は発売日に発表されたものです
ドコモでは24回払いにして「いつでもカエドキプログラム」に加入する事で最安で73,920円になりますが、「いつでもカエドキプログラム」は特典の利用時に購入した本体を2年後にドコモに返却する必要があるので注意して下さい。
au版 Xperia 5 IV の発売日と本体価格
au版「Xperia 5 IV」の発売日は2022年10月21日で、本体価格は税込みで134,900円。
※本体価格は発売日に発表されたものです
auでは24回払いにして「スマホトクするプログラム」を利用すれば最安で74,060円で購入する事ができますが、「スマホトクするプログラム」は特典の利用時に購入した本体を2年後にauに返却する必要があるので注意して下さい
ソフトバンク版 Xperia 5 IV の発売日と本体価格
ソフトバンク版「Xperia 5 IV」の発売日は2022年10月21日で、本体価格は税込みで147,600円。
※本体価格は発売日に発表されたものです
ソフトバンクでは48回払いにして「トクするサポート+」を利用すれば最安で73,800円にする事ができますが、「トクするサポート+」は特典の利用時に購入した本体をソフトバンクに返却する必要があるので注意して下さい。
楽天モバイル版 Xperia 5 IV の発売日と本体価格
楽天モバイル版「Xperia 5 IV」の発売日は2022年10月22日で、本体価格は税込みで119,900円です。
※本体価格は発売日に発表されたものです
Xperia 5 IV のカラーバリエーション
「Xperia 5 IV」のカラーバリエーションは、
- エクリュホワイト
- ブラック
- グリーン
- ブルー(ドコモ限定)
- パープル(ドコモ限定)
の5色です。
エクリュホワイト
ブラック
グリーン
ブルー
パープル
Xperia 5 IV の外観とデザイン
「Xperia 5 IV」にはサラサラしたマット調のフロストガラスが採用されていて、背面には左上に、
- フラッシュ/フォトライト
- RGB-IRセンサー
- 超広角カメラ
- 広角カメラ
- 望遠カメラ
が並んでいて、本体上部カメラの横に「おサイフケータイ」があります。
ディスプレイ面には画面上部に左から、
- フロントカメラ
- 受話口/スピーカー
- 近接/照度センサー
- 通知LED
が並んでいて、画面下部にもスピーカーがあります。
右側面には上から
- 音量キー/ズームキー
- 電源キー/指紋センサー
- シャッターキー
があり、
左側面には何もなし。
本体上部には「イヤホンジャック」と「セカンドマイク」。
本体下部には左から、
- USB Type-C接続端子
- 送話口/マイク
- SIMカードトレイ
が並んでいます。
Xperia 5 IV のスペック詳細
Xperia 5 IV | Xperia 5 III | |
CPU | Snapdragon 8 Gen1 | Snapdragon 888 |
外側カメラ | 約1,200万画素:広角 約1,200万画素:超広角 約1,200万画素:望遠 |
約1,220万画素:広角 約1,220万画素:超広角 約1,220万画素:望遠 |
内側カメラ | 約1,200万画素 | 約800万画素 |
ディスプレイ | 約6.1インチ FHD+ 120Hz 有機ELディスプレイ |
約6.1インチ FHD+ 120Hz 有機ELディスプレイ |
RAM | 8GB | 8GB |
ROM | 128GB | 128GB |
SDカード | microSDXC(最大1TB) | microSDXC(最大1TB) |
電池容量 | 5,000mAh | 4,500mAh |
高さ×幅×厚さ | 約156x67x8.2(mm) | 約157x68.5x8.2(mm) |
重さ | 約172g | 約168g |
「Xperia 5 IV」にはクアルコムの最新CPU「Snapdragon 8 Gen1」が搭載され、RAMは8GB。
アウトカメラは、
- 広角
- 超広角
- 望遠
と前作「Xperia 5 III」と構成は同じですが、これまで広角カメラしか対応していなかった120fpsの高速読み出しセンサーが3つのカメラ全てに対応しています。
ディスプレイには「Xperia 5 III」から50%輝度が向上したフルHD有機ELディスプレイが採用されていて、電池容量は5,000mAh。
ROMは128GBで、本体サイズは「Xperia 5 III」よりも少しだけ小さく、本体重量は4g重くなっています。
Xperia 5 III から進化したポイント
外観デザイン
「Xperia 5 III」では側面に光沢のある丸みを帯びたアルミフレームが採用されていましたが、「Xperia 5 IV」ではフラットになり光沢もなくなりました。
その影響から、本体重量はバッテリーの増量やワイヤレス充電対応により4g増しましたが、本体サイズは上下に1mm小さくなっています。
アウトカメラの大幅進化
「Xperia 5 IV」のアウトカメラは、
- 広角
- 超広角
- 望遠
という構成になっていて、全てのレンズで120fps読み出しと瞳AFやオブジェクトトラッキング、20fpsの高速連写が利用できるようになりました。
また、新しい動画撮影アプリ「Videography Pro」も搭載されています。
ディスプレイの最大輝度が50%向上
「Xperia 5 IV」の最大輝度は「Xperia 5 III」比で50%向上しています。
輝度というは明るさのことで、最大輝度が50%向上したということは「Xperia 5 III」に比べて1.5倍明るいディスプレイになったということ。
最大輝度は室内で使う分にはまったく影響しませんが、屋外の太陽の下で画面をみる際に大きく影響し、画面が明るいほど見やすくなります。
スピーカー性能が向上
「Xperia 5 IV」ではスピーカー構造が刷新され、スピーカーユニットを区分けされた専用インナーボックスに格納することで、スマホの筐体全体に不要な振動が伝わらないようにする技術「フルステージステレオスピーカー」が採用されました。
これにより、音のクリアさが向上しているほか、最大音圧が約30%向上。
「Xperia 5 III」ではスピーカー性能がいまいちでしたが、この強化によってかなりハイエンド「Xperia 1 IV」に近いスピーカー性能になっています。
Xperia 5 IV と Xperia 1 IV との違い
Xperia 5 IV | Xperia 1 IV | |
CPU | Snapdragon 8 Gen1 | Snapdragon 8 Gen1 |
外側カメラ | 約1,200万画素:広角 約1,200万画素:超広角 約1,200万画素:望遠 |
約1,220万画素:広角 約1,220万画素:超広角 約1,220万画素:望遠 |
内側カメラ | 約1,200万画素 | 約1,220万画素 |
ディスプレイ | 約6.1インチ FHD+ 120Hz 有機ELディスプレイ |
約6.5インチ 4K 120Hz 有機ELディスプレイ |
RAM | 8GB | 12GB |
ROM | 128GB | 256GB |
SDカード | microSDXC(最大1TB) | microSDXC(最大1TB) |
電池容量 | 5,000mAh | 5,000mAh |
高さ×幅×厚さ | 約156x67x8.2(mm) | 約165x71x8.2(mm) |
重さ | 約172g | 約187g |
画面解像度と本体サイズ
Xperiaのハイスペックモデルは、
- Xperia 1シリーズ
大きいサイズ、大型画面で4K映像を楽しめる - Xperia 5シリーズ
持ちやすいコンパクトサイズで映像はフルHD
という特徴があり、「Xperia 5 IV」もシリーズの特徴どおり「Xperia 1 IV」から一回り小さい本体サイズになっています。
RAMとROM
「Xperia 5 IV」では本体価格を下げる戦略から、
- RAM(Random Access Memory)
Xperia 1 IV 12GB → Xperia 5 IV 8GB - ROM(Read Only Memory)
Xperia 1 IV 256GB → Xperia 5 IV 128GB
というスペックダウンがおこなわれています。
RAMはたくさんのアプリを同時に起動した場合の処理の速さに、ROMは音楽や写真のデータを保存できる容量に影響します。
RAMとROMとは
- RAM(Random Access Memory)
一時的にデータを保存しておけるメモリー。ROMよりも速くデータを取り出すことができ、RAMが大きいとその分だけ多くのアプリを高速で使う事ができます。 - ROM(Read Only Memory)
写真やアプリを保存しておくメモリー。ROMが大きいとその分だけ写真やアプリ、音楽をスマホに保存しておく事ができます。
アウトカメラのスペックダウン
「Xperia 5 IV」には、上位モデル「Xperia 1 IV」とほぼ同等のアウトカメラが搭載されていますが、「Xperia 1 IV」にはあった3D iToFセンサーは「Xperia 5 IV」ではなくなっています。
3D iToFセンサーは、暗い場所でも物体を立体的に検知しオートフォーカスの性能を高めるという役割があり、「Xperia 5 IV」は暗い場所でのオートフォーカスの性能が「Xperia 1 IV」に劣ります。
また、望遠カメラは、
- Xperia 1 IV
85mm~125mmの間で可変式のシームレス光学ズームに対応。それ以降は光学とデジタルのハイブリットズームで最高15.6倍 - Xperia 5 IV
60mmの単焦点で、それ以降は光学とデジタルのハイブリットズームで最高7.5倍
という違いがあります。
Xperia 1 IV のみミリ波に対応
「Xperia 5 IV」は5Gの電波に対応していますが、ミリ波に対応しているのは「Xperia 1 IV」のみになります。
5Gは、現在普及している電波のほとんどがSub6と呼ばれるn78、n79なので使用上はまったく問題ありませんが気になる人は注意して下さい。
Xperia 5 IV の便利機能
Xperia 5 IV の便利機能 | |
テザリング | 〇 |
おサイフケータイ | 〇 |
ワンセグ:フルセグ | ✕:✕ |
ハイレゾ | 〇 |
ワイヤレス充電 | 〇 |
イヤホンジャック | 〇 |
防水:防塵 | IP68 |
耐衝撃 | ✕ |
スピーカー | ステレオスピーカー |
生体認証 | 指紋認証センサー |
「Xperia 5 IV」の機能面では、
- テザリング
- おサイフケータイ
- ハイレゾ
- ワイヤレス充電
- イヤホンジャック
- 防水:防塵
には対応していますが、
- ワンセグ:フルセグ
- 顔認証
には対応していません。
Xperia 5 IV のベンチマークスコア
これは、実際に計測した「Xperia 5 IV」のベンチマークスコアですが、
- antutu 9.3.2:834,611
- Geekbench 5.4.4:シングル 1,143 / マルチ 3,296
- Geekbench Compute:5,438
になりました。
上位モデル「Xperia 1 IV」とほぼ同じスコアとなっていて、androidスマホとしてはトップクラスの処理能力になっています。
Xperia 5 IV の電池もち(バッテリー持ち)
「Xperia 5 IV」には5,000mAhのバッテリーが搭載されていますが、電池持ちはかなり良いです。
試しに充電して100%の状態からリフレシュレート120Hzで、
- You Tube
- ゲーム
- ネット検索
- 音楽
を2時間ずつ使ってみましたが、27時間経過して電池残量は46%も残っていました。
この電池持ちは全スマホの中でもトップクラス。
今作からワイヤレス充電にも対応したので、充電方法や電池持ちにこだわりがある人でもかなり使いやすいと思います。
Xperia 5 IV のカメラレビュー
Xperia 5 IV のカメラスペック詳細 | ||
カメラ画素数 | 広角カメラ:約1,220万画素 超広角カメラ:約1,220万画素 望遠カメラ:約1,220万画素 内側カメラ:約1,220万画素 |
|
センサーサイズ / F値 | 広角カメラ:1/1.7インチ / 1.7 超広角カメラ:1/2.5インチ / 2.2 望遠カメラ:1/3.5インチ / 2.4 内側カメラ:1/2.9インチ / 2.0 |
|
ISO感度(最大) | 静止画:ISO6,400 動画:ISO3,200 |
|
オートフォーカス | 静止画:○ 動画:○ |
|
ズーム(最大) | 静止画:光学2.5倍 / デジタル×光学7.5倍 動画:光学2.5倍 / デジタル×光学7.5倍 |
|
手ブレ補正 | 外側カメラ | 静止画:光学式 動画:光学式 |
内側カメラ | 静止画:電子式 動画:電子式 |
「Xperia 5 IV」のアウトカメラは、
- 広角
- 超広角
- 望遠
という構成のトリプルカメラになっています。
撮影モードには、
- ベーシックモード
- オートモード
- プログラムオート
- シャッタースピード優先
- マニュアル露出
があり、予め登録しておいた設定を呼び出して使う事もできます。
※クリックで拡大できます
実際に撮影してみましたが、ハイエンドXperiaは昔から見たままにかなり近い写真になるような調整になっていましたが、今作でもその特徴は継続。
自然で超高画質な写真が撮れました。
※クリックで拡大できます
ライバル機「Galaxy S22」と比べてみても「Xperia 5 IV」のほうが肉眼でみた印象に近いだけでなく、銅像の質感が伝わってくるような1枚になっています。
※クリックで拡大できます
超広角も不自然な歪みがでる事もなく、かなり綺麗に撮る事ができました。
広角と比べても画質が落ちる事もなく、同じカラーバランスで撮影できるので使いやすいです。
※クリックで拡大できます
ズームはワンタッチで光学2.5倍、最大で7.5倍までのデジタルズームに対応していますが、2.5倍はもちろん、5倍でも十分高画質な写真が撮れました。
さすがに7.5倍までいくとザラつきが目立ってきますが、5倍以下なら十分高画質な印象を受けました。
※クリックで拡大できます
夜の撮影は若干白飛びしやすい印象があるんですが、ザラつきや滲みなどはしっかりと抑えられていて高画質な写真が撮れました。
超広角にしたら画質が落ちるなんて事もないので使いやすいと思います。
※クリックで拡大できます
前作「Xperia 5 III」に比べると明るく撮影できるようになって進化している印象ですが、若干看板の処理とかが甘くて最高レベルとまではいかないです。
※クリックで拡大できます
料理の写真は完全に見たままってよりは自然なカラーバランスに明るさをプラスしたような調整になっていて、明るく美味しそうに撮れるので使いやすかったです。
※クリックで拡大できます
ポートレートは、日当たりの良い場所だと背景が白飛びしてしまいますが、ソニー独自の瞳オートフォーカスがしっかりと機能していて、基本的には高画質な写真が撮れました。
美肌効果もついているので使いやすいと思います。
Xperia 5 IV の良いところ(メリット)
ゲームに最適な機能が豊富
「Xperia 5 IV」には理想のゲーム環境を実現するアプリ「ゲームエンハンサー」が備わっていて、ゲームをするにはかなり便利です。
リフレッシュレート120Hz、タッチサンプリングレート240Hzのディスプレイに加えて、
画質を細かく調整したり、オーディオイコライザーを使って音質を調整する事も可能。
また、「HSパワーコントロール」っていう機能をオンにしておけば、バッテリーを介さず給電する事もできるので、充電による熱発生や劣化などを防ぐ事ができます。
スピーカー性能が良くなった
構造が刷新された「Xperia 5 IV」のスピーカーでは、音のクリアさが向上し、最大音圧が約30%向上しました。
実際に「Xperia 1 IV」と聴き比べてみましたが、「Xperia 1 IV」には及ばないものの、「Xperia 5 III」からは大きく向上していて、かなり高音質になっていました。
設定では、立体的な音を楽しめるDolby Surround(ドルビーサラウンド)に加え、ライブステージ最前列にいるかのような臨場感を楽しめる360 Reality Audioにも対応しているので、イヤホンをしなくても高音質な音楽を楽しむことができます。
自然でリアリティのある写真
それなりに弱点のある「Xperia 5 IV」のカメラですが、得意な環境なら自然でリアリティのある超高画質な写真が撮れます。
例えばこの馬の銅像の写真。
※クリックで拡大できます
無理に明るくする調整ではなく本当に見たままの明るさで撮影されるので、すごくリアリティのある写真になっています。
「Galaxy S22」も高画質に撮れているんですけど、「Xperia 5 IV」のほうが肉眼でみた印象に近いだけでなく、銅像の質感が伝わってくるような1枚になっています。
※クリックで拡大できます
食べ物の写真も見たままに少し明るさをプラスしたような調整になっていて、「Galaxy S22」よりも格段に美味しそうに撮ることができました。
得意な環境での写真は、さすがαのソニーと思わせる画質になっていると思います。
電池持ちが良い
「Xperia 5 IV」には5,000mAhのバッテリーが搭載されていますが、電池持ちはかなり良いです。
試しに充電して100%の状態からリフレシュレート120Hzで、
- You Tube
- ゲーム
- ネット検索
- 音楽
を2時間ずつ使ってみましたが、27時間経過して電池残量は46%も残っていました。
この電池持ちは全スマホの中でもトップクラス。
「Xperia 5 III」からバッテリー容量が500mAh増量されたのもありますが、それにしても劇的に電池持ちは改善されています。
Xperia 5 IV の悪いところ(デメリット)
カメラが白飛びしやすい
「Xperia 5 IV」のアウトカメラには、白飛びしやすいという特徴があります。
実際に撮影してみましたが、白飛びといえばまずは夜景撮影。
※クリックで拡大できます
夜の撮影にありがちなザラつきや滲みはしっかりと抑えられていて綺麗なんですが、かなり電光掲示板の処理に苦戦している様子がうかがえます。
「Galaxy S22」と比べてみるとこんな感じ。
※クリックで拡大できます
「Xperia 5 IV」に比べて「Galaxy S22」のほうが電光掲示板の処理がしっかりとできていて高画質なのが確認できると思います。
次に、日当たりの良い室内。
※クリックで拡大できます
普通に撮影する分には問題なく高画質に撮影できますが、ポートレートモードにすると一気に白飛びがでてきます。
また、こういう環境は動画でも不得意らしくて、かなり残念な画質になってしまいました。
得意な環境ではかなり高画質な写真が撮れるだけに、次回作では改善してもらいたいポイントですね。
顔認証がない
「Xperia 5 IV」には顔認証がありません。
指紋認証はこだわっているだけあって精度も良くて、使っていてこれまでに認証失敗はほとんどありませんが、普段顔と指紋の両方を使い分けている人にとっては、常に同じ指を指定の場所に置かないとロック解除できないというのは不便だと思います。
特に、顔認証しかないiPhoneからの機種変更を検討している人は、最初はかなり違和感があると思うので注意です。
発熱がある
「Xperia 5 IV」には、発熱で話題になったクアルコムの最新CPU「Snapdragon 8 Gen1」が搭載されていますが、例にもれず、この端末も発熱しやすいという特徴があります。
具体的には、ゲームをプレイしている時やカメラで撮影している時に発熱しやすく、CPUは50℃前後、バッテリーは45℃前後まで温度が上がります。
Xperia特有の制限として、ある程度本体が熱くなるとリフレッシュレートが強制的に60Hzになるっていう特徴があるので、特にゲームを高画質でプレイしたい人は注意。
公式ホームページでは「熱対策を改善」と記載されていたので、「Xperia 1 IV」よりは改善しているかと期待しましたが使い勝手はほぼ一緒でした。
レンズの反射が映り込みすぎる
「Xperia 5 IV」の動画は、昼間だったらかなり高画質に撮影できるんですが、夜の撮影時にはゴーストと呼ばれるレンズの反射がかなり写り込んでしまう残念な仕様になっています。
「Xperia 5 III」の時にはなかった現象なので、今回新たに搭載されたカメラのデメリットという事になりますね。
「iPhone 14」も同じデメリットを持っているんですが、「iPhone 14」は画質自体はトップレベルなのに対して、「Xperia 5 IV」は白飛びに弱いという弱点もあって画質はワンランク下がります。
Xperia 5 IV の評価と感想まとめ
人気 ★★★★★★
処理能力 ★★★★★☆
写真性能 ★★★★☆☆
動画性能 ★★★★☆☆
電池持ち ★★★★★☆
画面の綺麗さ ★★★★☆☆
スピーカー ★★★★★☆
価格の安さ ★★☆☆☆☆
ココがおすすめ
- 電池持ちが良い
- ゲームに最適な機能が豊富
- スピーカー性能が良くなった
- 自然でリアリティのある写真が撮れる
ココがいまいち
- 顔認証がない
- カメラが白飛びしやすい
- 発熱で一部機能が制限される
- レンズの反射が映り込みすぎる