SONY(ソニー)はドコモの2022年春夏モデルとして、
- Xperia 1 IV
- Xperia 10 IV
- Xperia Ace III
の3機種を発表しました。
「Xperia Ace III」は上記の3機種の中でも1番性能が低くて価格の安いスタンダードモデルですね。
この記事では「Xperia Ace III」を実際に購入して、カメラの性能や使用感などを徹底レビューしています。
ドコモ公式サイトで詳細をチェック
Xperia Ace III の発売日と本体価格
ドコモ版 Xperia Ace III の発売日と本体価格
ドコモ版「Xperia Ace III」の発売日は2022年6月10日で、本体価格は税込みで34,408円。
※本体価格は発売日に発表されたものです
ドコモでは24回払いにして「いつでもカエドキプログラム」に加入する事で最安で26,488円になりますが、「いつでもカエドキプログラム」は特典の利用時に購入した本体を2年後にドコモに返却する必要があるので注意して下さい。
au版 Xperia Ace III の発売日と本体価格
au版「Xperia Ace III」の発売日は2022年6月10日で、本体価格は税込みで33,415円。
※本体価格は発売日に発表されたものです
auでは24回払いにして「スマホトクするプログラム」を利用すれば最安で26,335円で購入する事ができますが、「スマホトクするプログラム」は特典の利用時に購入した本体を2年後にauに返却する必要があるので注意して下さい
ワイモバイル版 Xperia Ace III の発売日と本体価格
ワイモバイル版「Xperia Ace III」の発売日は2022年6月10日で、本体価格は税込みで31,680円。
※本体価格は発売日に発表されたものです
ワイモバイルでは契約プランによって購入時に最大で21,880円の割引を受ける事ができます。
Xperia Ace III のカラーバリエーション
「Xperia Ace III」のカラーバリエーションは、
- ブリックオレンジ
- グレー
- ブラック
- ブルー
の4色です。
ブリックオレンジ
グレー
ブラック
ブルー
Xperia Ace III の外観とデザイン
「Xperia Ace III」にはザラザラした質感の素材が使われていて、背面には左上に、
- メインカメラ
- フラッシュ/フォトライト
が並んでいて、本体上部カメラの横に「おサイフケータイ」があります。
ディスプレイ面には画面上部に左から、
- フロントカメラ
- 受話口
- 近接/照度センサー
- 通知LED
が並んでいて、
右側面には上から
- 音量キー/ズームキー
- 電源キー/指紋センサー
があり、
左側面には「SIMカードトレイ」があります。
本体上部には「イヤホンジャック」と「セカンドマイク」。
本体下部には左から、
- 送話口/マイク
- USB Type-C接続端子
- スピーカー
が並んでいます。
Xperia Ace III のスペック詳細
Xperia Ace III | Xperia Ace II | |
CPU | Snapdragon 480 5G | Helio P35 |
外側カメラ | 約1,300万画素:広角 | 約1,300万画素:広角 |
内側カメラ | 約500画素 | 約800万画素 |
ディスプレイ | 約5.5インチ HD+ 60Hz 液晶ディスプレイ |
約5.5インチ HD+ 60Hz 液晶ディスプレイ |
RAM | 4GB | 4GB |
ROM | 64GB | 64GB |
SDカード | microSDXC(最大1TB) | microSDXC(最大1TB) |
電池容量 | 4,500mAh | 4,500mAh |
高さ×幅×厚さ | 約140x69x8.9(mm) | 約140x69x8.9(mm) |
重さ | 約162g | 約159g |
「Xperia Ace III」にはクアルコムの「Snapdragon 480 5G」が搭載され、RAMは4GB。
アウトカメラには約1,300万画素の広角カメラが採用されていて、ディスプレイにはCorningの高耐久ガラス「Glass Victus」が使われたHD+の液晶ディスプレイを採用。
電池容量は4,500mAh。
ROMは64GBで、本体サイズは前作「Xperia Ace II」と同じですが、重量は3g増量されて約162gになっています。
Xperia Ace III のベンチマークスコア
これは、実際に計測した「Xperia Ace III」のベンチマークスコアですが、
- antutu 9.4.0:296,928
- Geekbench 5.4.4:シングル 506 / マルチ 1,544
になりました。
このスコアは2022年夏モデルの中でも最低。
普段使いのネット検索、ツイッターなどでもかなりモタつくほか、ゲームはかなりカクつくので、処理能力はすごく低いって事を理解した上で購入して下さい。
Xperia Ace III の電池もち(バッテリー持ち)
「Xperia Ace III」には4,500mAhのバッテリーが搭載されていますが、電池持ちはかなり良いです。
試しに充電して100%の状態から、
- You Tube
- ゲーム
- ネット検索
- 音楽
を2時間ずつ使ってみましたが、26時間経過して電池残量は47%も残っていました。
この電池持ちは他社のスタンダードモデルと比べても最高レベル。
スマホを選ぶ際に電池持ちを気にする人も、これなら安心して使用できると思います。
Xperia Ace III の便利機能
Xperia Ace III の便利機能 | |
テザリング | 〇 |
おサイフケータイ | 〇 |
ワンセグ:フルセグ | ✕:✕ |
ハイレゾ | 〇 |
ワイヤレス充電 | ✕ |
イヤホンジャック | 〇 |
防水:防塵 | IP68 |
耐衝撃 | ✕ |
スピーカー | モノラルスピーカー |
生体認証 | 指紋認証センサー |
「Xperia Ace III」の機能面では、
- テザリング
- おサイフケータイ
- ハイレゾ
- イヤホンジャック
- 防水防塵
には対応していますが、
- ワンセグ/フルセグ
- ワイヤレス充電
- 顔認証
には対応していません。
スピーカーは本体下部にひとつだけあるモノラル仕様ですが、音質はすごく悪いです。
オーディオの設定とかも用意されていないので、スピーカーにはまったく力を入れていない事がわかりますね。
Xperia Ace III のカメラレビュー
Xperia Ace III のカメラスペック詳細 | ||
カメラ画素数 | 広角カメラ:約1,300万画素 内側カメラ:約500万画素 |
|
センサーサイズ / F値 | 広角カメラ:1/3.0インチ / 1.8 内側カメラ:1/5.0インチ / 2.2 |
|
ISO感度(最大) | 静止画:ISO4,800 動画:ISO3,200 |
|
オートフォーカス | 静止画:○ 動画:○ |
|
ズーム(最大) | 静止画:デジタル×5.0倍 動画:デジタル×5.0倍 |
|
手ブレ補正 | 外側カメラ | 静止画:電子式 動画:電子式 |
内側カメラ | 静止画:電子式 動画:電子式 |
「Xperia Ace III」には約1,300万画素の広角カメラが搭載されていて、撮影モードは、
- フォト
- ビデオ
- ポートレートセルフィー
- Google レンズ
- パノラマ
- 背景ボケ
の6種類があります。
実際に撮影してみましたが、昼間の撮影は実際の雰囲気よりも少し暗くなるのと、挙動が不安定で比較的に明るめに撮れる時もあれば暗くなってしまう事もあって使い勝手は良くないです。
※クリックで拡大できます
画質もそれなりに綺麗に撮れる時もあればボケボケな写真になる事もあったりと、とにかくたくさん撮っておかないと不安で仕方がないみたいなカメラなので注意ですね。
※クリックで拡大できます
ズームは5倍までのデジタルズームに対応しています。
ただ、拡大すればするほど画質が荒くなるデジタルで、そもそも元の画質が良いわけではないので基本的には使わないほうが無難だと思います。
※クリックで拡大できます
夜の撮影は、ザラつき、白飛び、滲みなどが目立ってしまって高画質ではないですね。
夜の撮影はスマホでは難しい部類なんで35000円のスマホなら当然だと思います。
※クリックで拡大できます
料理の写真は室内の明るさも含めて見たままの写真になるイメージで、基本的には美味しそうに撮る事ができました。
明るくしたり鮮やかにしたりなどの機能はないのでちょっと暗くなるとそのままの雰囲気になってしまいますが、明るい場所で撮る分にはかなり高画質に取れていると思います。
※クリックで拡大できます
ポートレートは何枚撮ってもいっこうにボケないって事が1回ありましたが、そのほかは割りと精度も良くて使いやすかったです。
深度カメラがあるわけではないので手前にある物までボカしてしまって距離感はありませんが、3万5000円の仕事はしっかりとしてくれている気がしました。
Xperia Ace III の良いところ(メリット)
軽くて持ちやすい
「Xperia Ace III」本体重量は162gで、かなり軽めに設計されているので片手でも楽々操作できて使いやすいです。
デザインは高級感こそないものの背面の質感が気持ち良いのと、今では貴重なコンパクトサイズスマホなので、軽くて持ちやすいスマホがほしいって人に最適だと思います。
電池持ちが良い
「Xperia Ace III」には4,500mAhのバッテリーが搭載されていますが、電池持ちはかなり良いです。
試しに充電して100%の状態から、
- You Tube
- ゲーム
- ネット検索
- 音楽
を2時間ずつ使ってみましたが、26時間経過して電池残量は47%も残っていました。
この電池持ちは他社のスタンダードモデルと比べても最高レベルなので、スマホ選びで「電池持ち」を重視する人におすすめです。
人気のソニーブランド
スマホは海外メーカーが強い市場なので国内メーカーは数えるほどしか残っていないんですが、その中でも「Xperia Ace III」は人気のSONY(ソニー)が開発・製造しているスマホです。
コストパフォーマンスを重視すると中国メーカーのほうが良かったりするんですが、国内メーカーのほうが良かったり、どうせ買うなら聞いたことのあるメーカーのほうが安心って人は使いやすいんじゃないでしょうか。
Xperia Ace III の悪いところ(デメリット)
動作がモッサリしている
「Xperia Ace III」の処理能力は2022年夏モデルの中でも最低です。
普段使いのネット検索やツイッターなどでもかなりもたつくほか、ゲームなんて「これでやったら罰ゲームだろ」ってレベルでカクつくので、処理能力はすごく遅いって事を理解した上で購入して下さい。
カメラ性能が低い
これは「Xperia Ace III」だけでなく、スタンダードモデル全般に言える事ですがカメラ性能はかなり低いです。
スマホの撮影では難しいとされている夜の撮影だけでなく、昼間の撮影でも写真が暗くなったりピントが合いづらいなどの使いづらい部分が多いので、カメラを頻繁に使うって人にはおすすめできません。
RAM4GBは不安
「Xperia Ace III」にはRAMが4GBしかなくて、何もしていないくてもシステムで2.4GBを使用、残り1.2GBっていうのは正直2年使えるのか疑問が残るレベルです。
この端末でゲームをする人なんてほとんどいないと思いますが、1つでも重いアプリを起動しようものならRAMがいっぱいになってタスクキルが始まるので、2年も3年も使う前提で買わないほうが無難なんじゃないかなと思いました。
コストパフォーマンスがいまいち
「Xperia Ace III」の本体価格はドコモ価格で34,408円ですが、格上のCPUを搭載した「AQUOS wish2」が22,000円な事を考えるとコストパフォーマンスは良くないです。
具体的には、
- 電池容量
- 防止性能
- カメラ性能
は「Xperia Ace III」のほうが少しだけ上なんですが、カメラ性能はどっちみち両機種ともに低い事を考慮すると、防水性能と電池容量に本体価格1.5倍の価値があるかと言われれば微妙だと感じました。
Xperia Ace III の評価と感想まとめ
人気 ★★★★☆
処理能力 ★☆☆☆☆
写真性能 ★☆☆☆☆
動画性能 ★☆☆☆☆
電池持ち ★★★★★
画面の綺麗さ ★☆☆☆☆
スピーカー ★★☆☆☆
ココがおすすめ
- 本体価格が安め
- 電池持ちが良い
- 軽くて持ちやすい
- 人気のソニーブランド
ココがいまいち
- 動作がモッサリ
- RAM4GBは不安
- カメラ性能が低い
- コストパフォーマンスがいまいち