「iPhone 14 Pro」をレビューします。
apple(アップル)は2022年のフラッグシップモデルとして、
- iPhone 14
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
の4機種を発表しましたが、「iPhone 14 Pro」はappleの最新技術を全て注ぎ込んだハイエンドモデルになります。
この記事では「iPhone 14 Pro」を実際に購入して、カメラの性能や使用感などを徹底レビューしています。
ドコモ公式サイトで詳細をチェック
iPhone 14 Pro の発売日と本体価格
SIMフリー版 iPhone 14 Pro / iPhone 14 Pro Max の発売日と本体価格
SIMフリー版「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」の発売日は2022年9月16日で、本体価格は税込みで、
- iPhone 14 Pro
128GBモデル:149,800円
256GBモデル:164,800円
512GBモデル:194,800円
1TBモデル:224,800円 - iPhone 14 Pro Max
128GBモデル:164,800円
256GBモデル:179,800円
512GBモデル:209,800円
1TBモデル:239,800円
です。
※本体価格は発売日に発表されたものです
公式のAppleストアで購入する場合は一括のほか、24回払いを選択する事ができ、分割払いに追加の利子や手数料は発生しません。
ドコモ版 iPhone 14 Pro / iPhone 14 Pro Max の発売日と本体価格
ドコモ版「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」の発売日は2022年9月16日で、本体価格は税込みで、
- iPhone 14 Pro
128GBモデル:174,130円
256GBモデル:198,880円
512GBモデル:238,480円
1TBモデル:275,220円 - iPhone 14 Pro Max
128GBモデル:201,850円
256GBモデル:220,330円
512GBモデル:257,070円
1TBモデル:289,300円
です。
※本体価格は発売日に発表されたものです
ドコモでは24回払いにして「いつでもカエドキプログラム」に加入する事で最大で約半額になりますが、「いつでもカエドキプログラム」は特典の利用時に購入した本体をドコモに返却する必要があるので注意。
また、乗り換え(MNP)の場合は「5G WELCOME割」が自動適用されるので、22,000円が本体代金から割引されます
au版 iPhone 14 Pro / iPhone 14 Pro Max の発売日と本体価格
au版「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」の発売日は2022年9月16日で、本体価格は税込みで、
- iPhone 14 Pro
128GBモデル:175,860円
256GBモデル:201,925円
512GBモデル:238,555円
1TBモデル:275,415円 - iPhone 14 Pro Max
128GBモデル:201,925円
256GBモデル:220,355円
512GBモデル:257,100円
1TBモデル:293,845円
です。
※本体価格は発売日に発表されたものです
auでは24回払いにして「スマホトクするプログラム」を利用すれば最大半額で購入する事ができますが、「スマホトクするプログラム」は特典の利用時に購入した本体をauに返却する必要があるので注意して下さい
ソフトバンク版 iPhone 14 Pro / iPhone 14 Pro Max の発売日と本体価格
ソフトバンク版「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」の発売日は2022年9月16日で、本体価格は税込みで、
- iPhone 14 Pro
128GBモデル:175,680円
256GBモデル:201,600円
512GBモデル:238,320円
1TBモデル:275,040円 - iPhone 14 Pro Max
128GBモデル:201,600円
256GBモデル:220,320円
512GBモデル:257,040円
1TBモデル:281,520円
です。
※本体価格は発売日に発表されたものです
ソフトバンクでは48回払いにして「トクするサポート+」を利用する場合は実質半額にする事ができまが、「トクするサポート+」は特典の利用時に購入した本体をソフトバンクに返却する必要があるので注意して下さい。
楽天モバイル版 iPhone 14 Pro / iPhone 14 Pro Max の発売日と本体価格
楽天モバイル版「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」の発売日は2022年9月16日で、本体価格は税込みで、
- iPhone 14 Pro
128GBモデル:164,800円
256GBモデル:181,800円
512GBモデル:214,800円
1TBモデル:247,800円 - iPhone 14 Pro Max
128GBモデル:181,800円
256GBモデル:197,800円
512GBモデル:230,800円
1TBモデル:263,800円
です。
※本体価格は発売日に発表されたものです
楽天モバイルでは48回払いにして「iPhoneアップグレードプログラム」を利用する場合は実質半額にする事ができまが、「iPhoneアップグレードプログラム」は特典の利用時に購入した本体を楽天モバイルに返却する必要があるので注意して下さい。
iPhone 14 Pro のカラーバリエーション
「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」のカラーバリエーションは、
- ディープパープル
- ゴールド
- シルバー
- スペースブラック
の4色です。
ディープパープル
ゴールド
シルバー
スペースブラック
iPhone 14 Pro の外観とデザイン
「iPhone 14 Pro」にはツルツルした質感のガラス素材が採用されていて、背面には左上に、
- メインカメラ
- 広角カメラ
- 望遠カメラ
- リアマイク
- LiDARスキャナ
- True Toneフラッシュ
があり、
ディスプレイ面には画面上部に、
- Dynamic Island
- インカメラ
- ステレオスピーカー内蔵マイク
があります。
右側面には「サイドボタン」。
左側面には左から、
- SIMカードトレイ
- サウンドオン/オフスイッチ
- 音量ボタン
が並んでいます。
本体上部には何もなし。
本体下部には左から、
- スピーカー
- Lightningコネクタ
- 内蔵マイク
が並んでいます。
iPhone 14 Pro のスペック詳細
iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max | |
CPU | A16 Bionic | A16 Bionic |
外側カメラ | 約4,800万画素:広角 約1,200万画素:超広角 約1,200万画素:望遠 |
約4,800万画素:広角 約1,200万画素:超広角 約1,200万画素:望遠 |
内側カメラ | 約1,200万画素 | 約1,200万画素 |
ディスプレイ | 約6.1インチ 2,556 x 1,179 120Hz 有機ELディスプレイ |
約6.7インチ 2,796 x 1,290 120Hz 有機ELディスプレイ |
RAM | 6GB | 6GB |
ROM | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
SDカード | 非対応 | 非対応 |
電池容量 | 3,200mAh | 4,323mAh |
高さ×幅×厚さ | 約147.5x71.5x7.85(mm) | 約160.7x77.6x7.85(mm) |
重さ | 約206g | 約240g |
「iPhone 14 Pro」にはappleの最新チップセット「A16 Bionic」が搭載されていて、RAMは6GB。
アウトカメラは、
- 広角(メインカメラ)
- 超広角
- 望遠
とiPhone 13シリーズと構成は同じですが、メインカメラの画素数が4,800万画素に大幅アップしているほか、「iPhone 13 Pro」よりも65%大きいセンサーが採用されています。
ディスプレイには120Hzのリフレッシュレートに対応した有機ELディスプレイが採用されていて、電池容量は、
- iPhone 14 Pro
3,200mAh - iPhone 14 Pro Max
4,323mAh
ROMは128GB、256GB、512GB、1TBの4つのモデルが用意されています。
iPhone 14 Pro の進化したところ
iPhone 14 Pro | iPhone 13 Pro | |
CPU | A16 Bionic | A15 Bionic |
外側カメラ | 約4,800万画素:広角 約1,200万画素:超広角 約1,200万画素:望遠 |
約1,200万画素:広角 約1,200万画素:超広角 約1,200万画素:望遠 |
内側カメラ | 約1,200万画素 | 約1,200万画素 |
ディスプレイ | 約6.1インチ 2,556 x 1,179 120Hz 有機ELディスプレイ |
約6.1インチ 2,532 x 1,170 120Hz 有機ELディスプレイ |
RAM | 6GB | 6GB |
ROM | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB | 128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
SDカード | 非対応 | 非対応 |
電池容量 | 3,200mAh | 3,095mAh |
高さ×幅×厚さ | 約147.5x71.5x7.85(mm) | 約146.7x71.5x7.65(mm) |
重さ | 約206g | 約203g |
カメラ性能
「iPhone 14 Pro」のアウトカメラは、
- 広角(メインカメラ)
- 超広角
- 望遠
とiPhone 13シリーズと構成は同じですが、メインカメラの画素数が4,800万画素に大幅アップしているほか、「iPhone 13 Pro」よりも65%大きいセンサーが採用され、F値はF1.5からF1.78に変更。
また、新たな画像の高度化技術「Photonic Engine」が搭載されていて、質感や色合いの表現がより高まり、中程度から低度で撮る明るさの写真を向上させます。
動画では、より大きなブレも滑らかに撮影できる機能「アクションモード」が新たに搭載されたほか、シネマティックモードでは4K30fpsの動画サイズに対応しました。
フロントカメラもiPhone 13シリーズのF値2.2から1.9になり、初めてオートフォーカスが搭載されています。
処理能力が向上
「iPhone 14 Pro」にはappleの最新チップセット「A16 Bionic」が搭載されていて、CPUはiPhone 13 Pro比で20%、GPUは10%程度性能が向上。
RAMも「iPhone 13 Pro」から2GB増量されており、他メーカーの追随を許さない圧倒的な処理能力を誇ります。
RAMはたくさんのアプリを同時に起動するとき、CPUとGPUは主にゲームをプレイする際に効果を発揮するので、動作の重い3DゲームやFPSをプレイしたいという人に最適です。
常時表示ディスプレイ
「iPhone 14 Pro」では「常時表示ディスプレイ」という機能が備わっており、ロック画面にした状態でもウィジェット、壁紙などの便利な情報は引き続き表示されます。
ただし、
- 画面を伏せて置いたとき
- ポケットやカバンの中に入っているとき
- 集中モードがオンになっているとき
- 低電力モードが有効になっているとき
などの場合はディスプレイが完全に暗くなります。
Dynamic Island(ダイナミックアイランド)
「iPhone 14 Pro」ではインカメラの周りにあるノッチ部分がDynamic Island(ダイナミックアイランド)として機能しており、
- 再生中のミュージック
- タイマー
- AirDrop
- マップの経路案内
などの通知や現在進行中のアクティビティがDynamic Islandに表示され確認できます。
衛星通信と衝突事故検知機能
iPhone 14シリーズには独自のアンテナが内蔵されており、圏外の状態でも衛星通信を介して緊急通報ができます。
また、従来からあった緊急SOSのほかに、衝突事故を検知したら自動的に緊急通報してくれる「衝突事故検出」も追加されました。
この2つの機能はiPhone 13シリーズでは使う事ができません。
iPhone 14 と iPhone 14 Pro との違い
iPhone 14 | iPhone 14 Pro | |
CPU | A15 Bionic | A16 Bionic |
外側カメラ | 約1,200万画素:広角 約1,200万画素:超広角 |
約4,800万画素:広角 約1,200万画素:超広角 約1,200万画素:望遠 |
内側カメラ | 約1,200万画素 | 約1,200万画素 |
ディスプレイ | 約6.1インチ 2,532 x 1,170 60Hz 有機ELディスプレイ |
約6.1インチ 2,556 x 1,179 120Hz 有機ELディスプレイ |
RAM | 6GB | 6GB |
ROM | 128GB / 256GB / 512GB | 128GB / 256GB / 512GB |
SDカード | 非対応 | 非対応 |
電池容量 | 3,279mAh | 3,200mAh |
高さ×幅×厚さ | 約146.7x71.5x7.80(mm) | 約147.5x71.5x7.85(mm) |
重さ | 約172g | 約206g |
本体デザイン
「iPhone 14」と「iPhone 14 Pro」、「iPhone 14 Plus」と「iPhone 14 Pro Max」の本体サイズはほぼ一緒ですが、使われている素材やデザインに違いがあり、
サイドフレームに使われている素材はiPhone 14シリーズはすりガラスのようなマット調のアルミニウムなのに対して、iPhone 14 Proシリーズには光沢のあるステンレススチールが採用されています。
また、センサーサイズの違いからかカメラの出っ張りがプロシリーズのほうがかなり大きいほか、
ノッチ(画面上部の黒い部分)はプロシリーズのみに新機能 Dynamic Island(ダイナミック アイランド)が採用されているので、画面の見た目も大きく異なります。
最新のCPUを搭載
「iPhone 14」には、去年発表され「iPhone 13」にも採用されているCPU「A15 Bionic」が搭載されているのに対し、「iPhone 14 Pro」には最新のCPU「A16 Bionic」が搭載されています。
アウトカメラの性能
「iPhone 14」には望遠カメラが搭載されていないので、「iPhone 14 Pro」のような光学3倍ズームには対応しておらず、最大ズームも5倍までのデジタルズームにとどまります。
また、広角カメラでは、「iPhone 14 Pro」にはクアッドピクセルセンサーを採用した新型の4,800万画素メインカメラが搭載され画質が向上したほか、クアッドピクセルセンサーを活用した2倍の光学ズームにも対応していますが、「iPhone 14」にはそのような機能はありません。
超広角カメラでのマクロ撮影も「iPhone 14 Pro」のみの機能になっているので、カメラ性能には大きな違いがあります。
その他のProにしかないカメラ機能
- アダプティブTrue Toneフラッシュ
- 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正
- LiDARスキャナ
- Apple ProRAW
- ProResビデオ
ディスプレイ
「iPhone 14」と「iPhone 14 Pro」のディスプレイには、同じ有機ELのSuper Retina XDR
- 常時表示ディスプレイ
ロック画面に日付や時間などを常に表示できる機能 - リフレッシュレート最大120Hz
画面の滑らかさ(iPhone 14は60Hz) - Dynamic Island(ダイナミック アイランド)
画面上部にあるパンチホール型のノッチ
という機能が備わっており、輝度にも、
- iPhone 14
最大輝度800ニト(標準)
ピーク輝度1,200ニト(HDR) - iPhone 14 Pro
最大輝度1,000ニト(標準)
ピーク輝度1,600ニト(HDR)
ピーク輝度2,000ニト(屋外)
という違いがあります。
輝度は画面の明るさのことですが、特に直射日光の下の画面が見づらい状況などでは野外用に2,000ニトまで画面を明るくできる「iPhone 14 Pro」に対し、そもそも野外用のピーク輝度が用意されていない「iPhone 14」では、視認性に大きな違いがあります。
iPhone 14 Pro の便利機能
iPhone 14 Pro の便利機能 | |
テザリング | 〇 |
おサイフケータイ | 〇 |
ワンセグ:フルセグ | ✕ |
ワイヤレス充電 | 〇 |
イヤホンジャック | ✕ |
Bluetooth | 〇 |
防水:防塵 | IP68 |
耐衝撃 | ✕ |
スピーカー | ステレオスピーカー |
生体認証 | 顔認証センサー |
機能面では、
- テザリング
- おサイフケータイ
- 防水:防塵
- ワイヤレス充電
- 顔認証
には対応していますが、
- ワンセグ:フルセグ
- イヤホンジャック
- 指紋認証
には対応していません。
iPhone 14 Pro のベンチマークスコア
これは実際に計測した「iPhone 14 Pro」のベンチマークスコアですが、
- antutu 9.4.1:768,863
- Geekbench 5.4.4:シングル 1,884 / マルチ 5,376
- Geekbench Compute:15,996
になりました。
処理能力は現在日本で発売されているスマホの中でも最強。
「iPhone 14 Pro」よりも処理能力の高いスマホは存在しないので、動作の重い3DゲームやFPSをプレイしたいという人に最適です。
iPhone 14 Pro の電池もち(バッテリー持ち)
「iPhone 14 Pro」には3,200mAhのバッテリーが搭載されていますが、普通かやや悪いです。
試しに充電して100%の状態から、
- You Tube
- ゲーム
- ネット検索
- 音楽
を2時間ずつ使ってみましたが、24時間経過して電池残量は31%になっていました。
120Hzディスプレイで3,200mAhの小さめなバッテリーって事を考慮すればかなり検討しているほうですが、最近の大型バッテリーを搭載した他社のハイエンドスマホと比べると電池持ちは良くないですね。
1日8時間しっかり使用しても1日はしっかりもつ計算なので「電池持ちが悪い」とまでは言えませんが、気になる人は注意して下さい。
iPhone 14 Pro のカメラレビュー
「iPhone 14 Pro」のアウトカメラは、
- メインカメラ(広角)
- 超広角
- 望遠
という構成のトリプルカメラになっており、撮影モードには、
- タイムラプス
- スロー
- シネマティック
- ビデオ
- 写真
- ポートレート
- パノラマ
があります。
※クリックで拡大できます
実際に撮影してみましたが、昼間の撮影では安定した高画質な写真を撮ることができました。
カラーバランスも実際に見た景色とほぼ同じなので、使いやすいと思います。
逆光というAIのカメラでは難しい環境でも高画質に撮影することができました。
※クリックで拡大できます
超広角も不自然な歪みがでる事もなく、かなり綺麗に撮る事ができました。
広角と比べても画質が落ちる事もなく、同じカラーバランスで撮影できるので使いやすいです。
※クリックで拡大できます
ズームはワンタッチで2倍と3倍の光学ズーム、最大で15倍までのデジタルズームに対応していますが、3倍までならまさに無劣化といっていいほどの高画質な写真が撮れるし、最大の15倍でもデジタルズームとは思えないクオリティの写真が撮れました。
3倍以降はさすがに画質が少しずつ粗くなっていくので、5倍や10倍の光学ズームを搭載した機種と比べると物足りない人もいると思いますが、「ズームは3倍もあれば十分」って人にはおすすめです。
※クリックで拡大できます
夜の撮影は専用のナイトモードがあるんですが、雰囲気は若干見た目よりも暗く、電光掲示板の処理にも苦戦していて、高画質ではあるもののハイエンドモデルとしては物足りない印象を受けました。
※クリックで拡大できます
実際に「Galaxy S22 Ultra」と比べてみるとこのくらい違います。
正直、「iPhone 14 Pro」の電光掲示板の処理はミドルスペック以下の性能なので、理解した上で購入したほうが間違いがないと思います。
※クリックで拡大できます
食べ物の写真では、新技術「Photonic Engine」の影響で質感や色合いの表現が高まり、薄暗い場所でも明るく撮影できるように進化していました。
「iPhone 13」から明るさと質感の向上が実感できて、さらに使いやすくなった印象を受けます。
※クリックで拡大できます
ポートレートの精度もかなり優秀。
夜の撮影になると若干ザラつきがでてきますが、それでもこれだけ綺麗に撮れれば使い勝手はすごく良いと思います。
iPhone 14 Pro の良いところ(メリット)
スマホ最強の処理能力
「iPhone 14 Pro」にはappleの最新チップセット「A16 Bionic」が採用されていて、処理能力は最強です。
「iPhone 13 Pro」が発売されて1年経った現在でさえも、Androidはその処理能力を超えることができず、20万円のハイエンド「Xperia 1 IV」と比べても「iPhone 14 Pro」は1.5倍の処理能力を誇ります。
また、アプリもIOSに最適化されたものをアップルストアからダウンロードするので、ツイッターやYou Tubeなどの普段操作で画面がもたつくなんてまったくなく、どんな重いゲームでもサクサクプレイする事ができました。
特に、3DゲームやFPSをプレイしたい人におすすめです。
発熱対策が優秀
スマホには処理能力が高くなるほど、熱が発生するので熱くなりやすいという特徴がありますが、「iPhone 14 Pro」の排熱性能は超優秀です。
ツイッターやYou Tubeなどの普段使いで発熱を感じることはまずなくて、ゲームを20分以上プレイするとほんのり本体が暖かくなる程度。
体感的には40度前後です。
一方、Androidはここまで処理能力が高くないのにもかかわらず、発熱でリフレッシュレートが落ちたり、50℃前後まで熱くなったりと排熱にかなり苦戦していることを考えると「iPhone 14 Pro」の排熱性能は素晴らしいと思います。
動画性能が超優秀
「iPhone 14 Pro」のビデオ撮影は、
- フルHD
- 4K
の30fpsと60fpsの動画サイズに対応していますが、映像はトップクラスに高画質です。
実際に撮影してみましたが、まるでジンバルで撮影したかのような手ぶれ補正に、肉眼でみた景色ほぼそのままのカラーバランス、逆光にも強くて、超広角に切り替えてもほぼ同じ画質で撮影できるのですごく使いやすかったです。
特に今作から搭載されたアクションモードの精度がすごくて、カメラを持って走っても揺れをほとんど感じない滑らかな動画が撮れました。
新たに4Kに対応したシネマティックモードも精度が良くて、昼間の動画撮影についてはほぼ完璧な印象を受けます。
カメラ性能が良い
「iPhone 14 Pro」のアウトカメラは、
- メインカメラ(広角)
- 超広角
- 望遠
という構成のトリプルカメラになっていますが、カメラ性能は全スマホの中でもトップクラスに良いです。
夜景撮影の性能が少し物足りないという弱点はあるものの、そのほかの性能は全て平均以上なので、カメラ性能にこだわりがある人でも使いやすいと思います。
iPhone 14 Pro の悪いところ(デメリット)
指紋認証がない
「iPhone 14 Pro」には指紋認証がありません。
顔認証はこだわっているだけあって精度も良くて、寝る前に部屋を暗くしてベッドに横たわった状態でもロック解除できるほか、iOS 15.4以降ならマスクをしたままでもロック解除できるようになったので、以前から比べれば劇的に使いやすくなりましたけどね。
それでも指紋認証もあったほうが便利なのは確かです。
電池持ちが良くない
「iPhone 14 Pro」には3,200mAhのバッテリーが搭載されていますが、普通かやや悪いです。
試しに充電して100%の状態から、
- You Tube
- ゲーム
- ネット検索
- 音楽
を2時間ずつ使ってみましたが、24時間経過して電池残量は31%になっていました。
120Hzディスプレイで3,200mAhの小さめなバッテリーって事を考慮すればかなり検討しているほうですが、最近の大型バッテリーを搭載した他社のハイエンドスマホと比べると電池持ちは良くないですね。
1日8時間しっかり使用しても1日はしっかりもつ計算なので「電池持ちが悪い」とまでは言えませんが、気になる人は注意して下さい。
ナイトモードの精度が微妙
※クリックで拡大できます
「iPhone 14 Pro」にはナイトモードが搭載されていて、暗いところでも明るく高画質な写真が撮れるようになっているんですが、正直精度は微妙です。
実際に東京駅周辺で撮影してみましたが、雰囲気は若干見た目よりも暗く、電光掲示板の処理にも苦戦していて、高画質ではあるもののハイスペック機としては物足りない印象を受けました。
公式ホームページでは
- より明るくシャープな写真が撮れるようになりました
- 暗い場所で最大2.5倍の性能になりました
などと謳っていますが、個人的には「iPhone 13 Pro」からまったく進化していないと感じました。
レンズの反射が映り込みすぎる
「iPhone 14 Pro」の動画の画質は全スマホの中でもトップレベルなんですが、夜の撮影時にはゴーストと呼ばれるレンズの反射がかなり写り込んでしまう残念仕様になっています。
昼間の撮影に比べれば夜特有のザラつきやピクつきは出てくるものの、映像は安定していてかなり高画質なだけに、昔からあるこの弱点がそのままなのは本当にガッカリでした。
ぜひ次回作では改善してほしいポイントです。
iPhone 14 Pro の評価と感想まとめ
人気 ★★★★★★
処理能力 ★★★★★★
写真性能 ★★★★★☆
動画性能 ★★★★★★
電池持ち ★★★☆☆☆
画面の綺麗さ ★★★☆☆☆
スピーカー ★★★★★☆
価格の安さ ★★☆☆☆☆
ココがおすすめ
- 発熱対策が優秀
- カメラ性能が良い
- スマホ最強の処理能力
- 昼間の動画性能が超優秀
ココがいまいち
- 指紋認証がない
- 電池持ちが良くない
- ナイトモードの精度が微妙
- 夜の動画はレンズの反射が映り込みすぎる