今回は、ドコモから2016年夏モデルのタブレットとして発表された「arrows Tab(アローズ タブ) F-04H」のレビューです。
「arrows Tab F-04H」は国内メーカーの富士通が発売するタブレットですね。
これで、富士通は2016年夏モデルとして、スマホの「arrows SV F-03H」とタブレットの「arrows Tab F-04H」で、2種類の機種を発売した事になります。
スマホの「arrows SV F-03H」は、他メーカーの高性能スマホと競合しない廉価タイプのスマホでしたが、タブレットの「arrows Tab F-04H」のほうはどうでしょうか。
ドコモ arrows Tab F-04Hのスペックとカラーバリエーション
「arrows Tab F-04H」のカラーバリエーションは2色でブラック、ホワイトです。
arrows Tab F-04Hのスペック詳細
arrows Tab F-04Hのスペック詳細 | |
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CPU | Snapdragon 808 |
外側カメラ画素数 | 約810万画素 |
内側カメラ画素数 | 約240万画素 |
ディスプレイ | 約10.5インチ |
ディスプレイ解像度 | WQXGA(2,560×1,600) |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
SDカード | microSDXC(最大200GB) |
電池容量 | 6,000mAh |
連続待受時間(LTE) | 約970時間 |
通信速度(最大) | 262.5Mbps |
高さ×幅×厚さ | 175×266×6.8(mm) |
重量 | 約439g |
CPUはクアルコムのSnapdragon 808搭載。
ディスプレイの解像度はWQXGA。
RAMの容量は3GB。
外側カメラは約810万画素で、内側カメラは約240万画素。
という事で、2016年夏モデルの最新スペックって感じはほとんどなく、スペック的には2015年夏モデルの最新機種!って感じでしょうか。
スペックの特徴をあげるなら、ディスプレイがキレイって事くらいかな。
あとのスペックは、けして低くはありませんが高くもありません。
arrows Tab F-04Hの機能&サービス
機能面では防水、防塵、ワンセグ/フルセグなど、国内メーカーならではの機能は充実。
また、富士通のならではの「虹彩認証」も搭載されています。
通信速度は「PREMIUM 4G」のキャリアアグリゲーションには未対応で最大262.5Mbpsになっています。
ドコモ arrows Tab F-04Hの価格
「arrows Tab F-04H」の本体価格は82,944円(税込)です。
この82,944円を一括で支払う人はあまりいないので、24回払いの分割にする人がほとんどですが、実際に支払う金額はここから「月々サポート」という割引きを引いた金額となります。
「月々サポート」の割引金額は契約種別と契約するデータ容量で変わるので、自分の契約だといくらの「月々サポート」が適用されるのか確認して下さいね。
新規・機種変更の実質負担金額
新規・機種変更の実質負担金額 | ||
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シェアパック10~30・データM・データLパック | シェアパック5・データSパック | |
本体価格 | 82,944円(3,456円×24) | 82,944円(3,456円×24) |
月々サポート | -54,432円 (-2,268円×24) | -44,064円 (-1,836円×24) |
実質負担金額 | 28,512円(1,188円×24) | 38,880円(1,620円×24) |
※↑の価格は2016年7月29日発売日時点のものです。
時期によって「月々サポート」の割引金額は変動するので注意して下さい。
ドコモ arrows Tab F-04Hの特徴
スマホにはスペックだけでなく各メーカーの特徴もあり、そのメーカーにしかない機能やこだわりなどもあったりします。
スペックや性能面にそこまでこだわりがない人は、こういった特徴で機種を選ぶのも良いかもしれませんね。
grip edge
タブレットを様々なシーンで簡単に壁に立てかけて使用できるように、6ヶ所に滑り止めを採用。
grip edge(滑り止め構造)で色んな場所に立てかけて使用する事ができます。
卓上スタンドを同梱
付き小さく折りたためて持ち運びに便利な卓上スタンドを同梱。
角度も4段階で調節できます。
虹彩認証「Iris Passport(アイリス パスポート)」
黒目の瞳孔の外側にある環状部分である「虹彩」(Iris・アイリス)は、一人ひとりパターンが違います。
虹彩認証は、赤外線LEDで虹彩を照射し、赤外線カメラで虹彩パターンを取得して登録・照合。
使いたいとき画面を見るだけで一瞬で認証できます。
また、認証するたびに虹彩情報をアップデートする学習機能を搭載しているので、使えば使うほど認証の精度がアップします。
WQXGA(2560×1600pixel)ディスプレイ
タブレット最高クラスの解像度、WQXGA(2560×1600pixel)ディスプレイで写真や動画を細部まで美しく描き出します。
スーパークリアモード
直射日光の下でも周囲の明るさを検知し、輝度とコントラストを自動調整する「スーパークリアモード」搭載。
優れた耐久性
サイドフレームには特殊表面処理を施した画面保護フレームを採用。
画面周囲にあえて0.3mmのフチを立てることで、落としてしまっても画面が直接地面に当たりにくくキズから守り、美しい状態を保ちます。
ディスプレイにはキズや衝撃に強い「Gorilla Glass 3」を採用。
また、さまざまな場所やシーンで安心して使えるように、米国国防総省が定めた「MIL規格14項目」に準拠。
耐久試験をクリアし、日常づかいをはじめ、豪雨や雪山などのさまざまな環境で、安心して使えます。
録画番組を外出先に持ち出せる「DLNA連携」
DLNA対応のブルーレイディスクレコーダーなどに録画した地デジ番組を視聴できます。
また、専用のNASに番組を保存すれば外出先からストリーミング再生も可能。
なぞってコピー
テキストデータではない画像の文字もカンタンにコピーできる「なぞってコピー」機能搭載。
写真や画像内に含まれる文字を、カンタン操作でコピーし、そのままペーストすることができます。
キャプメモ
カンタンに画面を保存して、上から手書きもできる「キャプメモ」機能。
そのまま上から手書きしてメール送信やSNSへ投稿する事もできます。
最後に
「arrows Tab F-04H」のスペックや機能はけして悪くないんですけどねえ。
良くもないんですよね。
性能的には1年前の最新機種くらいの感じなので、本体価格が82,944円(税込)なのも、ぶっちゃけボッタクリくらいの印象があります。
発売直後の新規契約の実質負担金も28,512円とそこそこの値段になっているので、デザインや機能面で惹かれる部分があるならって感じでしょうか。
処理能力も悪くはなく、3Dゲームや各種アプリなども普通に楽しめますが、けしてサックサクというわけでもありません。
たぶん、そこまで売れない機種となるので、「arrows Tab F-04H」がほしい場合は半年くらい待って、もうちょっと安くなってからがおすすめ。
実質負担金28,512円の価値はないかなあ・・・。