今回は、ドコモが2016~17年冬春モデルとして発表したスマホ「MONO MO-01J」のレビューです。
「MONO MO-01J」は、中国メーカーのZTEが製造し、ドコモがプロデュースするスマホ。
コンセプトやデザイン、スペックなどはドコモが担当し、発売開始から一括650円で販売する事で注目を集めているスマホですね。
ドコモ MONO MO-01Jのスペックとカラーバリエーション
「MONO MO-01J」のカラーバリエーションは2色で、
・ブラック
・ホワイト
となっています。
ブラック
ホワイト
MONO MO-01Jのスペック詳細
MONO MO-01Jのスペック詳細 | |
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CPU | Snapdragon 617 |
外側カメラ画素数 | 約1,330万画素 |
内側カメラ画素数 | 約490万画素 |
ディスプレイ | 約4.7インチ HD(1,280×720) |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
SDカード | microSDXC(最大128GB) |
電池容量 | 2,440mAh |
連続通話時間 | 約620分 |
連続待受時間(LTE) | 約580時間 |
通信速度(最大) | 150Mbps |
高さ×幅×厚さ | 136×69×8.8(mm) |
重量 | 約138g |
CPUはクアルコムの「Snapdragon 617」。
ディスプレイは約4.7インチで解像度はHD、RAMが2GB。
外側カメラは約1,330万画素という事で、キャリアスマホとしては平均よりやや低スペックなものの、ドコモが格安スマホを意識したと発表したように、格安スマホのスペックと考えると平均レベル。
格安スマホでよく見かけるようなスペックになっていますよね。
MONO MO-01Jの機能&サービス
「MONO MO-01J」の目立った機能は「防水/防塵」くらい。
・おサイフケータイ
・ワンセグ/フルセグ
・指紋認証
などは使えないので注意して下さい。
ドコモ MONO MO-01Jのベンチマークスコア
Source by Geekbench
「MONO MO-01J」のGeekbenchでのベンチマークスコアは、シングルスコア平均が「691」で、マルチスコアが「2,007」となっています。
事前の予想とほとんど変わらず処理能力に関しては低く、「iPhone 7」の2分の1のスコアにもなっていないので、処理能力に期待するのはやめましょう。
ドコモ MONO MO-01Jの価格
「MONO MO-01J」の本体価格は648円です。
詳細は、本体価格32,400円(税込)のものが「端末購入サポート」によって割引され、648円になっています。
「端末購入サポート」がついているので、新規契約とのりかえ契約で「MONO MO-01J」を契約するのは罠だと思いますが、機種変更でも一括648円で購入できるのは、高いイメージのあるドコモではかなりお得な契約だと思います。
「MONO MO-01J」の端末購入サポートについて
「端末購入サポート」というのは割引のような名前ですが、ユーザーにとってメリットは一つもない「違約金ありの1年縛り」の事です。
携帯の2年契約の他に、新たに「1年以内に機種変更や解約をした場合は違約金が発生」するので注意。
また、この「端末購入サポート」の1番の罠は月々サポートが消滅するところ。
通常、ドコモのスマホは契約すると端末代金の補助として「月々サポート」という割引き金額が2年間毎月引かれますが、「端末購入サポート」がついてしまうと「月々サポート」が消滅してしまうので割引きが受けられません。
携帯はどっちみち2年契約になっていて、2年使う前提であれば、実質0円も端末購入サポートつきの一括0円も、月々の料金に変わりはないので注意して下さい。
・はじめてスマホ割
・家族まとめて割
・ドコモにチェンジ割
・下取りプログラム
などの割引キャンペーンが、新規契約やのりかえ契約の場合はあるので、最新の「iPhone 7」を実質0円程度で契約できる人は少なくないはずです。
ドコモ MONO MO-01Jの特徴
スマホにはスペックだけでなく各メーカーの特徴もあり、そのメーカーにしかない機能やこだわりなどもあったりします。
スペックや性能面にそこまでこだわりがない人は、こういった特徴で機種を選ぶのも良いかもしれませんね。
こだわりの高級感・高品質
背面パネルにガラス、電源キーと音量キーにはアルミ素材を使用し、高級感のあるデザインに仕上がっています。
「スグ電」搭載
ドコモのサービス「スグ電」搭載機種なので、着信中のスマートフォンを耳にあてるだけで通話可能。
また、電話が終わったらスマートフォンの画面を下向きにして平らな所に置いたり、スマホを2回振るだけで電話を切れます。
マナーモード切り替えスイッチ
マナーモードのON・OFFを画面を見ずに切り替えられる専用スイッチを搭載。
ドコモ MONO MO-01Jの評価と感想
「MONO MO-01J」は、ドコモの2016~17年冬春モデルの中では平均よりやや低めのスペックの機種。
発売開始と同時に一括650円という安さで注目を集めていますが、ドコモを含めた3大キャリアは総務省が指摘しているように、端末の購入補助を前提として通信料金があらかじめ高く設定されているので、端末が安く買えたところで月々料金が安く抑えられるわけではありません。
ドコモは3大キャリアの中でも1番料金が高いキャリアなので、個人的には、安さを求めて「MONO MO-01J」を購入するくらいなら、他社にのりかえるか格安スマホにしてしまったほうがよっぽど効率的だと思います。
「MONO MO-01J」は、スペックや性能などにあまり興味がない人向けのスマホといったところでしょうか。