ソフトバンクが2016年4月1日から「のりかえ割パワーアップキャンペーン」を開始すると発表しました。
かなり驚いた人も多いのではないでしょうか?
のりかえといえば、先月にauが5月31日までの予定だった「auにのりかえ割」を急遽3月31日で打ち切ったばかりです。
これには「契約種別によるユーザー間の差をなくす」という総務省の指示のもと、キャリア間のチクリ合戦が行われた結果という噂が流れていますが、どうやらソフトバンクは無関係だったようですね。
ソフトバンク的にはチャンスだと思ったんでしょうか。
これにより、のりかえ(MNP)でもっともお得なキャリアは間違いなくソフトバンクという事になります。
総務省の介入→キャンペーン打ち切り
という流れが著しい時期ですから、ソフトバンクにのりかえを検討している人は、キャンペーン内容をしっかり把握して、総務省が介入する前にお得な契約をしましょう。
「のりかえ割パワーアップキャンペーン」の内容
気になる「のりかえ割パワーアップキャンペーン」の内容ですが、通常の「のりかえ割」にプラスして、毎月の利用料金から450円を24ヶ月間割引するというもの。
さらに、家族割りに加入する複数台ののりかえ(MNP)の場合は、家族1人1人に通常の「のりかえ割」にプラスして、毎月の利用料金から900円を24ヶ月間割引するというものです。
しかも、このキャンペーンはギガ学割との併用が可能!
ドコモ、auののりかえ(MNP)の割引はどうなっているか
2016年4月1日現在の状況ですが、ドコモにはのりかえ(MNP)への割り引きではありませんが「家族まとめて割」があります。
内容は、家族で同時に2台以上の端末購入に対し、シェアグループ15であれば家族1人1人に10,368円の本体値引き。
シェアグループ10の場合は、家族1人1人に5,184円の本体値引きが受けられるというキャンペーン。
しかし、この「家族まとめて割」は、ソフトバンクの「のりかえ割」や、auが先月までやっていた「auにのりかえ割」と比べると、条件が割高な契約になっている為、それほどのお得感はありません。
また、auにいたっては先月の突然の「auにのりかえ割」の打ち切り以降、のりかえによる割り引きキャンペーンを打ち出せていないのが現状です。
ソフトバンクに「ギガ学割」適用で家族でのりかえ(MNP)した場合の月々の最低料金を計算してみました
下取りプログラムは下取り機種によって割り引き額が変動しますが、1番多いであろうAndroidスマホの金額で計算しました。
iPhone5cも同額ですがiPhone5s以降であれば、下取りプログラムでの割引額が上記の2倍以上になります。
また、ソフトバンクでんき加入でさらに最大毎月300円安くなりますが、条件によって金額がバラバラなのと金額が小さいので割愛しました。
それにしても、ソフトバンク光の割引きを受けられるなら、月々の料金は2,636円ですよ!
iPhone SEを普通に分割で購入したとしても、月々3,317円で持つ事ができます。
※2016年4月1日現在
まとめ
今後は、のりかえ(MNP)契約はソフトバンクが独走状態となるのか、それともauが新しいキャンペーンを発表してくるのかに注目です。
のりかえ(MNP)契約の最安値をずっと維持してきたauだけに、このまま終わるとは思えないんですけどね。
ちなみに、たぶんドコモはこのままでしょう。
総務省に情報提供して、ソフトバンクの「のりかえ割パワーアップキャンペーン」を打ち切りに追い込むような事はあっても、ドコモ自体が対抗して新たなキャンペーンを発表するとは考えにくいです。