auからキッズケータイのマモリーノシリーズ最新作「mamorino Watch(マモリーノ ウォッチ)」が2016年春モデルとして発売されました。
KDDIのママ社員が実際に子育てをする中で気付いた意見が盛り込まれている「mamorino Watch(マモリーノ ウォッチ)」は、従来のケータイ型から時計型へとモデルチェンジし、スマートウォッチでは初となる通話機能も持たせる事に成功しました。
作っているのは、ソフトバンク系キッズケータイを作っている「ZTE コーポレーション」。
au製品は「PHOTO-U TV」以来となりますが、その性能やスペックはどんな感じでしょうか。
au マモリーノ ウォッチのスペックとカラーバリエーション
マモリーノ ウォッチのカラーバリエーションは3色でアクアピンク、スペースブルー、ライムグリーンです。
マモリーノ ウォッチのスペック
CPU、RAM、ROM共にスマホと違って頻繁に操作するわけではないので、気にしなくて大丈夫だと思います。
電池持ちも、腕にはめて時々通話をする程度なので、130時間もあれば十分。
キッズケータイには元々カメラ機能は搭載されていませんが、今回もカメラ機能はなしなので重要視している人は注意して下さい。
機能面では、防水、防塵、防犯ブザー、GPSとキッズケータイに必須の機能は完備され、さらにVoLTE対応で通話も質も上がっています。
ただし、4G LTE対応機種なものの、マモリーノウォッチ専用プランでは通信速度128kbpsに制限されていますので注意して下さい。
まあ、特に大きな影響はなさそうですけど・・・。
au マモリーノ ウォッチの特徴
マモリーノウォッチには、KDDIのママ社員が企画を担当し、実際に子育てをする中で気付いた意見が多数盛り込まれています。
従来のケータイとしてよりも、「居場所が知りたい」「防犯」などの特徴を重視してキッズケータイを購入する人のほうが多いでしょうから、重要な部分ですよね。
腕時計とペンダントのどちらも選べる2つのカタチ
・小さいのはうれしいけど、置き忘れてなくしてしまう
・子供が電話に出ず、肝心なときにつながらない
・そもそも持ち歩いてくれない
・ネックストラップだと端末をぶつけて壊してしまう、また首が引っ張られて危ない
などの理由から設計された腕時計タイプ。
同梱されているベルトを本体部分につける事で腕時計タイプとして使用する事ができます。
また、ペンダントタイプにすれば、従来どおりのキッズケータイとしてかばんに取り付ける事も可能。
子供のの居場所確認や迷子防止機能を搭載
子供の位置情報をお母さんのスマホで受け取れるだけではなく、ボタンを長押しするだけでSOSが発信できる防犯ブザー搭載。
防犯ブザーも設定が可能で、ブザーを鳴らさずに「音声発信」をするなど、子供からの連絡方法を任意で変更することができます。
また、「はなれたらアラーム」も搭載されているので、混雑が予想される場所に行く時など、子供が離れたことをアラームで知らせる事も可能。
声をかけるだけで通話とメール(SMS)も可能
あらかじめ設定した相手とのみ声をかけるだけで通話やメールが可能となります。
※いたずら電話防止用に、事前設定された相手と言葉のみ音声での操作が可能。
まとめ
形式がここまで変わってしまって、それでも「良くなった!」と思える新作はなかなかないんじゃないでしょうか。
実際に使ってみたユーザーの声をしっかりと取り入れ改良した結果だと思えます。
キッズケータイは、これから全て時計型に移行していく流れになるんだと思いますが、通話もできる時計型キッズケータイは今のところauの「mamorino Watch(マモリーノ ウォッチ)」だけなので、当分は一人勝ち状態となるんですかね。
かつての「auひかり」発表直後のような、流れを変えるパワーを持った良い製品だと思います。