映画「ファインディング・ニモ」は、2003年に公開されたディズニー&ピクサーで制作されたフル3Dアニメ映画です。
日本での興行収入は110億円となっていて、日本の歴代映画興行収入ランキングでも20位と大ヒットを記録した映画ですね。
また、第76回アカデミー賞で「長編アニメ賞」を受賞した事でも有名です。
ディズニー映画「ファインディング・ニモ」のあらすじ
ストーリーだけわかればいいよって人向けの、映画「ファインディング・ニモ」のあらすじです。
ネタバレを気にせず最後まで書いてあるので、結末までは知りたくないよって人は注意して下さね。
ニモの誕生
オーストラリアの海の中。
クマノミの「マーリン」は、妻の「コーラル」と自分達の卵を眺めながら名前を決めていました。
400個以上ある卵の半分を「マーリンジュニア」、もう半分を「コーラルジュニア」にしようと言う「マーリン」に対して「コーラル」は
「ニモ」がいいわ。
と言います。
その時、突然大きな魚が現れ「マーリン」と「コーラル」を襲う。
卵を守りたい「コーラル」は、「マーリン」が止めるのも聞かずに飛び出してしまった。
慌てて「マーリン」も飛び出したが、大きな魚に叩きつけられて意識を失ってしまうのだった。
「マーリン」が目を覚ますと、妻の「コーラル」の姿はなく、卵も全部なくなっていた。
悲しみに暮れる「マーリン」だったが、海の底に1つだけ生き残った卵を見つけ心に誓う。
パパが守ってあげる。約束さ・・・ニモ。
捕らえられたニモ
「ニモ」は学校に行く歳になっていた。
過去の経験から「ニモ」を心配するあまり過保護になっていた「マーリン」は、学校の授業にまでついてきてしまう。
そんな「マーリン」にうんざりしてしまった「ニモ」は、サンゴ礁を離れてはいけないという「マーリン」に反抗し、サンゴ礁を離れて泳いでみせたり、人間の船の船底を触ったりして「マーリン」にわざと心配をかけさせたりした。
その時、「ニモ」の前に突然人間が現れ、「ニモ」を捕らえて連れて行ってしまう。
慌てて追いかける「マーリン」だったが、みるみる船は遠くなり見失ってしまった。
何とか船を見つけ出したい「マーリン」は、船を追いかける途中で物忘れが激しい「ドリー」に出会い、「ニモ」を連れて行ってしまった人間のゴーグルも発見した。
「マーリン」は、2人でサメに襲われたり、アンコウに食べられそうになりながら逃げているうちに、「ドリー」が人間の言葉が読めるという事を知る。
「ドリー」に、ゴーグルに書かれていた文字を読んでもらうと「シドニー」と書かれていたのであった。
シドニーに向かうマーリンとドリー
捕まった「ニモ」は、水槽の中にいました。
「ニモ」を捕まえたのは歯医者。
水槽の中で出会った仲間達によると、歯医者は姪のダーラの誕生日に「ニモ」をプレゼントしようとしているらしい。
しかし、ダーラは過去にプレゼントされた魚を振り回し、その日のうちに死なせてトイレに流した事があると恐れられていました。
一方「マーリン」は、「ドリー」と一緒にシドニーを目指していた。
イワシの群れに道を尋ねると、「東オーストラリア海流」に乗ればたどり着けるが、途中に海溝があったら上ではなく間を通れと言わる。
しかし、「ドリー」が言われた事をすっかり忘れてしまった為、2人は海溝の上を通る事に。
一見、安全そうに見えた海溝の上にはクラゲの群れがいて、それに巻き込まれた2人は痺れて意識を失ってしまった。
2人が目を覚ますと、ウミガメの群れの甲羅の上だった。
慌てて「マーリン」は、「東オーストラリア海流」に乗らないといけない事をウミガメの「クラッシュ」に伝えるが、「クラッシュ」は笑いながら「もう乗っているよ」と答える。
無事にシドニーに向かっているとわかった「マーリン」は、一安心し、ウミガメの群れにシドニーに向かう事情を話す。
息子を探す勇敢な父の話は、ウミガメの群れから拡散され、オーストラリア中の海に広まっていくのだった。
水槽脱出計画
「ニモ」と仲間達は、ダーラの誕生日までに水槽を脱出する計画を立てます。
計画は、水槽を綺麗にする道具を壊し、掃除しているうちに逃げ出そうというもの。
「マーリン」が自分を助けに向かっているとペリカンから聞いた「ニモ」は、勇気をふりしぼり、水槽を綺麗にする道具を壊すところまでは上手くいったが、歯科医が全自動ろ過装置を導入してしまった為に失敗に終わり、ダーラの誕生日を迎えてしまう。
ダーラにプレゼントする為に個別のビニール袋に入れられてしまった「ニモ」は、咄嗟の判断で死んだフリをしてトイレに流されようと考える。
そこに、「マーリン」と「ドリー」がペリカンに乗ってやってきた。
港に着いていた「マーリン」と「ドリー」を、噂を聞いたペリカンが「ニモ」に会わせたいと強力してくれたのだった。
ペリカンは、すぐに歯科医に追い出されてしまい、「マーリン」も「ニモ」は死んだと勘違いして海に帰ってしまった。
一方、「マーリン」が来た事にに気付かない「ニモ」は、トイレではなくごみ箱に捨てられそうになるところを水槽の仲間達に助けられ、なんとか排水溝から海に逃げ出す事に成功する。
ニモとマーリンの再開
「ニモ」が死んだと勘違いした「マーリン」は「ドリー」と別れて途方に暮れていた。
一方、「ニモ」は無事に排水管から海に逃げ出し「マーリン」を探す途中で「ドリー」と出会う。
「ドリー」の協力のおかげで、ついに「マーリン」と「ニモ」は再会する事に成功する。
しかし、喜び合うのもつかの間、「ドリー」が漁船の網にかかってしまいます。
水槽の仲間達に教えてもらった方法で「ドリー」を助けようとする「ニモ」だったが、これ以上危険な目に合わせたくない「マーリン」は必死に止める。
「ドリーを助けるにはこの方法しかない、僕やれるから!」と訴える「ニモ」の手を「マーリン」はスッと放した。
「そうだな。お前ならやれる!」と言い「ニモ」を勇気づける。
「ニモ」の奇策により、一緒に捕まった魚の群と共に「ドリー」は網を突き破り逃げ出す事に成功した。
いつの間にかたくましく育っていた「ニモ」を認め、信頼するようになった「マーリン」は、家に戻ると「ドリー」や近所の魚たちと仲良く過ごし、楽しそうに「ニモ」を学校に送って行くのだった。