スマホを購入しようと本体価格を調べると頻繁に耳にする「一括0円」と「実質0円」の違いについて解説していきます。
「一括0円」とは、文字どおり0円の事で「タダであげるよ」って事。
対して「実質0円」は、本体価格はしっかりと設定されていて、お客は代金を支払って購入する事になりますが、同じ金額分の割引もされるので「実質的には0円ですよ」って事です。
携帯電話の話でなければそれほどの違いはないように感じられますが、携帯契約の場合は「一括0円」か「実質0円」かで、月々に支払う料金が天と地をほども違う場合があるので注意して下さい。
端末割引サービスが重要
大手キャリアには、「購入したスマホ端末に応じて毎月の料金を割引する」というシステムがあります。
サービス名称は各キャリアによって異なり、
・月々サポート(ドコモ)
・毎月割(au)
・月月割(ソフトバンク)
となっていますが、どの割引サービスも「購入したスマホ端末に応じて毎月の料金を割引する」という内容に違いはありません。
実質0円の場合の月額料金(ソフトバンク)
スマ放題ライト | 1,700円 |
ウェブ使用料 | 300円 |
データ定額 5GB | 5,000円 |
本体価格 | 87,840円 (3,660円×24) |
月月割 | -87,840円 (-3,660円×24) |
月額料金 | 7,000円 |
これは、ソフトバンクで実質0円のスマホ端末を購入した場合の月額料金の例です。
スマホの本体価格は87,840円で毎月3,660円の請求がきますが、月月割で毎月3,660円の割引もされているので「実質的には0円」となっていて、実際に支払う金額は基本料金のみになっている事がわかります。
一括0円の場合の月額料金(ソフトバンク)
スマ放題ライト | 1,700円 |
ウェブ使用料 | 300円 |
データ定額 5GB | 5,000円 |
本体価格 | 0円 |
月月割 | -87,840円 (-3,660円×24) |
月額料金 | 3,340円 |
これは、同時期に同じスマホ端末を一括0円で購入した場合のソフトバンクの月額料金。
スマホ端末は「タダ」で貰っていますが、月月割は通常どおりに割り引かれる為、月額料金は3,340円となり、「実質0円」と比べるとかなり安くなる事がわかります。
実際には実質0円だった機種がいきなり一括0円になる事はほとんどなく、一括0円機種になると割引サービスは適用されなくなる事がほとんどなので、ここまで価格差がある事はありませんが、極端な場合は「一括0円」と「実質0円」でここまでの差が生まれる事があります。
一括0円で端末割引が残っている機種がねらい目
最近では「端末購入サポート」などの名称で一括0円になった機種の端末割引は適用されなくなってきましたが、それでも購入するお店によっては「端末割引つきの一括0円機種」を取り扱っている場合があります。
有利な条件で契約できれば、3大キャリアでも格安SIM並みの月額料金で使用する事も可能なので、ぜひ狙ってみて下さい。