現在auでは、購入した携帯電話が画面割れや水没などで故障してしまった時の補償サービスとして、
- androidスマホやガラケーなら「故障紛失サポート」
- iPhoneやiPadなら「故障紛失サポート with AppleCare Services」
を提供しています。
この記事では、
- 「故障紛失サポート」は必要か
- 「故障紛失サポート」の料金や維持費
- 実際に故障した場合の流れ
など、「故障紛失サポート」と「故障紛失サポート with AppleCare Services」について詳しく解説していきます。
au「故障紛失サポート」の対象機種と料金
「故障紛失サポート」の月額料金は、購入した機種によって異なり、
対象機種 | 月額料金(税抜) |
スマートフォン(4G LTE) タブレット(4G LTE) ※iPhone除く |
630円 |
スマートフォン(3G) ケータイ(ガラケー) データ通信端末 フォトストレージ端末 据置き型ルーター |
380円 |
となっています。
ただし、実際に携帯電話が故障して「故障紛失サポート」の補償を受ける際には 別途負担金がかかる ので注意して下さい。
au「故障紛失サポート」の補償内容と補償時の料金
「故障紛失サポート」の補償内容
- 破損 / 故障 / 全損
- 水濡れ
- 盗難 / 紛失
- バッテリー交換
携帯電話が故障してしまった時の流れ
auの携帯電話が故障してしまった場合は、普通に使用していての自然故障なのか、画面割れなどの破損や水濡れなのかによって保証内容がかわります。
「故障紛失サポート」に加入している人は、メーカーの保証期間が1年から3年に伸びているので、自然故障の場合や、自分ではどちらの故障か判断できない場合は、まずはauの「故障紛失サポートセンター」に電話して「問診」を受けましょう。
- au携帯電話から:157
- 一般電話から :0077-7-111
- 故障紛失サポートセンター:0120-925-919
携帯電話を購入してから3年以内の自然故障と診断された場合は無償修理となるので、オペレーターの指示に従って下さい。
画面割れや水濡れ、紛失の場合
画面割れなどの、
- 破損や全損
- 水濡れ
- 紛失や盗難
- 故障
の場合は「負担金」を支払って同一機種との交換になります。
「負担金」はauの利用年数や補償を使用した回数によって異なり、
利用年数 | 1回目 | 2回目 |
au契約25カ月以上 | 3,000円 | 6,000円 |
au契約25カ月未満 | 5,000円 | 8,000円 |
となっていて、WEBから申し込みをする事でさらに上記の価格から1,000円が割引されます。
申し込みをしてから同一機種が手元に届くまでの時間は、済んでいる地域と申し込んだ時間によって異なり、
- 東京23区:4時間以内
- 関東・関西地域で昼12時まで:当日中
- 中部地域で朝10時まで:当日中
- その他の地域:翌日
までに指定先に届けられます。
また、受け取るのが翌日以降でも構わない人はコンビニや宅配受取ロッカーでの受け取りも可能なので、事前にヤマト運輸の 受け取り可能店舗 をチェックしておきましょう。
3時間特急便
届け先が東京都23区か大阪市全域の場合は、午前9時~午後17時の間に補償の申込手続きを完了させる事で3時間以内で交換電話機が届く「3時間特急便」が利用できます。
ただし、「3時間特急便」の送料は負担金とは別に3,000円(税抜)がかかるので注意して下さい。
auの「故障紛失サポート」はかなり便利になっているので、加入しているなら画面割れのスマホを我慢して使ったりしないで、ドンドン特典を利用したほうがお得です!
au「故障紛失サポート with AppleCare Services」の料金と維持費
「故障紛失サポート with AppleCare Services」の月額料金は、購入した機種によって異なり、
対象機種 | 月額料金(税抜) |
iPad / iPad mini | 590円 |
iPhone SE | 707円 |
iPad Pro iPhone 6 iPhone 6s iPhone 7 iPhone 8 |
790円 |
iPhone 6 Plus iPhone 6s Plus iPhone 7 Plus iPhone 8 Plus iPhone XR iPhone 11 |
890円 |
iPhone X iPhone XS / XS Max iPhone 11 Pro / 11 Pro Max |
1,190円 |
となっています。
ただし、実際に携帯電話が故障して「故障紛失サポート with AppleCare Services」の補償を受ける際には別途負担金がかかるので注意して下さい。
au「故障紛失サポート with AppleCare Services」の補償内容と料金
「故障紛失サポート with AppleCare Services」の補償内容
- 無償電話サポート
- 破損 / 故障 / 全損
- 水濡れ
- 盗難 / 紛失
- バッテリー交換
iPhoneやiPadが故障してしまった時の流れ
auが提供している「故障紛失サポート with AppleCare Services」は、appleが提供している保証サービス「AppleCare Services」の保証期間を4年に伸ばし紛失盗難補償をプラスしたものなので、iPhoneやiPadが画面割れなどの、
- 破損や全損
- 水濡れ
- 故障
をしてしまった場合には、「Appleサポート」に問い合わせる事になります。
- Appleサポート:0120-27753-5
修理時に必要な負担金は、故障の内容によって異なり、
修理方法 | 負担金 |
画面割れや損傷修理 | 4,400円 |
交換になった場合 | 11,800円 |
となっていますが、「故障紛失サポート with AppleCare Services」に加入していれば4年以内の自然故障は無料で修理する事ができます。
また、修理方法は、
- Apple Storeに持ち込む
- 宅配で本体ごと交換
- 店頭修理可能なauショップで受付
- Appleの指定業者が自宅まで診断に来る
などがあり、故障内容によって変わる為、「Appleサポート」に都合の良い方法を相談しましょう。
盗難や紛失でiPhoneやiPadの本体がない場合
盗難や紛失でiPhoneやiPadの本体がない場合はauでの対応となり、「iPhone紛失盗難サポートセンター」に電話するだけで4年間で最大2回まで補償を受ける事ができます。
iPhone紛失盗難サポートセンター:0120-925-050
受付時間:9:00~20:00(年中無休)
補償されたiPhoneまたはiPadは負担金11,800円を支払う事で、最短で当日、遅くても翌日には指定場所に届きますが、盗難や紛失など、携帯電話が手元にない場合は警察への届出が必要になるので注意して下さい。
au「故障紛失サポート」の注意事項
交換電話機はリフレッシュ品(新品ではない)
「故障紛失サポート」や「故障紛失サポート with AppleCare Services」に申し込みをして、交換電話機として送られてくる携帯電話はリフレッシュ品といって新品ではありません。
リフレッシュ品は、下取りや「故障紛失サポート」でauがユーザーから回収した携帯電話を修理したあと、新品同様の状態に初期化した携帯電話になります。
SIMカードを再発行する場合は別途2,000円がかかる
紛失や盗難などによってSIMカードを再発行する場合は、負担金とは別に手数料の2,000円がかかるので注意して下さい。
交換電話機が購入した機種と異なる場合がある
交換電話機として送られてくる携帯電話は原則として同一機種、同一カラーになりますが、利用していた機種によっては用意できない場合があり、その場合は Xperia XZ2→Xperia XZ3 のように、より新しい機種になる事があります。
交換後の端末が新機種になったらラッキーですね!
旧機種をauに送らなかった場合には違約金が発生する
「故障紛失サポート」や「故障紛失サポート with AppleCare Services」に申し込みをして、交換電話機と壊れてしまった旧機種を交換する場合には、旧機種を14日以内にauに送る必要があります。
旧機種を送らなかった場合には、加入しているケータイ補償サービスによって、
- 故障紛失サポート:40,000円
- 故障紛失サポート with AppleCare Services:45,000円
の違約金が請求されるので注意して下さい。
2度と再加入はできない
「故障紛失サポート」と「故障紛失サポート with AppleCare Services」は、機種の購入時にのみ申し込みが可能で、途中で解約した場合にも再加入はできません。
また、加入してから数カ月後に解約した場合には、過去に支払った料金は返金されないので注意して下さい。
au「故障紛失サポート」は必要か
最近のスマホ価格の上昇に伴い「故障紛失サポート」も常に値上げされているので、月額料金を考慮すると「故障紛失サポートって本当に必要なの?」って思いますよね。
「故障紛失サポート」に加入する=安心を買う
という側面もあるので、全ての人に当てはまる答えはありませんが、個人的には「故障紛失サポート」はいらないと思います。
例えば、「iPhone XS」を購入して「故障紛失サポート」に加入する場合の2年間の料金は28,560円、さらに補償サービスを利用する際には最低でも別途4,400円がかかり、合計で32,960円(税抜)が最低でもかかる計算になります。
「Xperia 1」などのandroidスマホなら18,120円(税抜)ですね。
32,960円(18,120円)あれば、画面割れ程度の故障は補償サービスに加入していなくても修理できてしまいます。
※例外あり
また、携帯端末にはカバーを付け、画面にはガラスフィルムを貼る人が多く、さらに防水/防塵のスマホとなれば補償サービスを使った事がない人も多いはず・・・。
特に、これまで補償サービスを使った経験がないという人は、これからも補償サービスを使う可能性は低いので、高い月額料金を払ってまで加入するメリットは少ないと思います。
紛失や盗難については優秀
1度修理に出したり、リフレッシュ品に交換しただけではお得なのか正直微妙な「故障紛失サポート」ですが、紛失や盗難で新しく携帯端末を用意してもらう際には明らかにお得になります。
現在では、ハイエンドモデルともなれば10万円以上する機種ばかりですからね。
特に、appleが提供している「AppleCare Services」は 日本では盗難・紛失補償がない ので、心配な人は「故障紛失サポート with AppleCare Services」に加入するメリットはあると思います。
結局は明確な答えはない
結局は、「故障紛失サポート」に加入して1度も補償サービスを利用しなかったら「やっぱりいらなかった」と思うし、紛失や盗難にあってしまったら「加入していて良かった」と思うので、全てのユーザーに合う明確な正解はありません。
この記事を読んで「なんだ補償サービスいらないじゃん」と思った人は、性格的に「故障紛失サポート」には加入しないのがおすすめ。
もし、画面割れなどをしてしまったら、諦めて正規料金を支払って修理に出しましょう。
逆に、この記事を読んでも「でもやっぱり不安だなあ」と思う人は「故障紛失サポート」に加入しておくのがおすすめ。
月額料金分は安心を買っていると割り切って、故障に関して気兼ねなく使用したほうがストレスが少ないと思います。