auが2016年11月1日より、発行済みの割引クーポンの金額を一部の機種で強制的に減額すると発表しました。
これは、先日行われた総務省の行政指導によるものであり、auの公式発表でもそう明記されています。
すでに発行されていて、金額が明記されているものに対して金額の減額を行うのはかなり異例。
ただし、同じクーポンでも2016年10月31日までに使用されたものは、そのまま額面どおりのクーポンとし、減額は行わないとしています。
発行済みの割引クーポンの減額内容
auスマートバリュー提携事業者加入者向けクーポン
auを解約したユーザー向けクーポン
発行済みの割引クーポンで減額されるのは、主にiPhone系の機種。
特にひどいのは「auスマートバリュー提携事業者加入者向けクーポン」の「iPhone SE」で、減額というよりもクーポン自体がなかった事になっています。
ただし、公式発表には「iPhone SE」の一部のクーポン券は対象外とも書いてあり、実際にクーポン券を持っている人は「KDDIお客さまセンター」に確認したほうが良いでしょう。
総務省の行政指導の影響とはいえ、発行済みの割引クーポンの金額を減額するのであればクレームは免れず、販売店は対応に追われるかもしれません。
ドコモは、発行済みのクーポンの減額は行わないとしており、ソフトバンクも近いうちに何らかの発表があるかもしれませんね。