台湾メーカーのASUS(エイスース)が2017年8月17日に製品発表会を開催し、日本国内向けにZenFoneシリーズの最新モデル、
- ZenFone 4
- ZenFone 4 Pro
- ZenFone 4 Selfie Pro
の3機種を発表しました。
「ZenFone 4」は、新しくデュアルカメラを搭載したミドルレンジモデルとなっていて、通常カメラと広角カメラを使い分ける高性能カメラが特徴となっています。
ZenFone 4のカラーバリエーションとスペック詳細
「ZenFone 4」のカラーバリエーションは2色で、
- ムーンライトホワイト
- ミッドナイトブラック
です。
ムーンライトホワイト
ミッドナイトブラック
ZenFone 4のスペック詳細
ZenFone 4のスペック詳細 | |
CPU | Snapdragon 660 |
外側カメラ | 約1,200万画素+800万画素 |
内側カメラ | 約800万画素 |
ディスプレイ | 約5.5インチ |
フルHD(1,920×1,080) | |
RAM | 6GB |
ROM | 64GB |
SDカード(最大) | 2TB |
SIMスロット | nanoSIM×2 |
通信方式 | FDD LTE:B1/2/3/5/7/8/18/19/28 TDD LTE:B38/39/40/41 LTE CA:2CA/3CA対応 W-CDMA:B1/2/3/5/6/8/19 |
電池容量 | 3,300mAh |
連続通話(LTE) | 約1,740分 |
連続待受(LTE) | 約531.7時間 |
高さ×幅×厚さ | 約155.4×75.2×7.5(mm) |
重量 | 約165g |
「ZenFone 4」は、デュアルカメラを搭載してカメラ機能が強化されたミドルスペックスマホ。
CPUには最新の「Snapdragon 660」を採用して、RAMは6GB、電池容量も大容量の3,300mAhとなっていて、ミドルスペックとしては十分なパフォーマンスと言えるでしょう。
ZenFone 4の機能&サービス
機能面では、
- Bluetooth 5.0
- テザリング
- 指紋センサー
- ジャイロセンサー
- USB Type C
- デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)
が利用可能ですが、
- フルセグ/ワンセグ
- おサイフケータイ
- 防水/防塵
などは使用できないので注意して下さい。
ZenFone 4のベンチマークスコア
Source by geekbench
これは、「ZenFone 4」のGeekbenchでのベンチマークスコアですが、シングルスコア平均が「858」で、マルチスコア平均が「4,138」となっています。
前作の「ZenFone 3」からほとんど変化はないものの、3Dゲームや処理が多いアプリなどを使う習慣がある人にとっても、これくらい動いてくれれば問題なく使用できるでしょう。
ZenFone 3とZenFone 4との比較
ZenFone 3 | ZenFone 4 | |
CPU | Snapdragon 625 | Snapdragon 660 |
外側カメラ | 約1,600万画素 | 約1,200万画素+800万画素 |
内側カメラ | 約800万画素 | 約800万画素 |
ディスプレイ | 約5.2インチ | 約5.5インチ |
フルHD(1,920×1,080) | フルHD(1,920×1,080) | |
RAM | 3GB | 6GB |
ROM | 32GB | 64GB |
SDカード(最大) | 128GB | 2TB |
SIMスロット | microSIM・nanoSIM | nanoSIM×2 |
電池容量 | 2,650mAh | 3,300mAh |
連続通話(LTE) | 約1,134分 | 約1,740分 |
連続待受(LTE) | 約493時間 | 約531.7時間 |
高さ×幅×厚さ | 約146.8×73.9×7.69(mm) | 約155.4×75.2×7.5(mm) |
重量 | 約144g | 約165g |
これは、前作の「ZenFone 3」と「ZenFone 4」とのスペックを比較したもの。
CPUやカメラ性能、電池容量など、ほぼ全ての項目でスペックアップしている事がわかりますね。
また、ディスプレイが5.2インチから5.5インチになった事による影響からか、端末サイズがひとまわり大きくなっている事がわかります。
ZenFone 4のカメラ性能
デュアルカメラ
「ZenFone 4」には、83°(25mm)視野の標準レンズカメラと、120°(12mm)視野の広角レンズカメラの2つのカメラを搭載。
標準カメラではF値1.8、約1,200万画素のカメラを採用し、薄暗い場所でもより明るく綺麗な撮影ができるように進化しています。
高速被写体追尾オートフォーカス
「ZenFone 4」の超高速位相検出オートフォーカスシステムは、2400万個の位相検出領域をセンサーに搭載し、低照度の条件下でもわずか0.03秒で焦点を合わせ、被写体の動きを追跡して常に焦点を合わせ続けます。
4軸光学式手ブレ補正
「ZenFone 4」では、4軸光学式手ブレ補正機能により、レンズを8方向に動かして手や動きの揺れを補正し、鮮明でぼやけのない撮影をする事ができます。
多彩なカメラモード
「ZenFone 4」では、
- オート
- プロ
- ポートレート
- スローモーション
- セルフパノラマ
など、12種類のカメラモードを選択する事ができ、場面によって自分好みのカスタマイズで撮影する事ができます。
美人エフェクト
「美人エフェクト」機能では、顔の特徴やバランスを自動的に調整し、肌を柔らかくし、より美しく撮影をする事が可能。
レベルは10段階で設定する事ができるので、自分好みの調整をする事ができます。
美人エフェクトLive
「美人エフェクトLive」機能を使用する事で、カメラで肌の色味を調整し、お肌のキメやトーンを整えながらリアルタイム配信をする事ができます。
ZenFone 4の特徴
薄くて軽いアルミニウムボディ
「ZenFone 4」のデザインには、細かいダイヤモンドカットのメタルエッジが特徴の薄くて軽いアルミニウムボディを採用。
表面のデッパリもなくなり、より滑らかで高級感のあるデザインに仕上がっています。
フルHDディスプレイ
フルHDのディスプレイには、5.5インチIPSディスプレイが採用され、太陽光の下などの屋外で見た場合でも自然で美しい映像を楽しめます。
デュアルスピーカー
「ZenFone 4」ではデュアルスピーカーが採用され、高音量でも歪みの少ないサウンドを実現。
また、マイク機能では、周囲の雑音を減らし、音声を的確に拾う2つの高感度MEMSマイクを内蔵しています。
指紋認証センサー
前面にある「指紋センサー」は、360°で指紋を認識し、0.3秒で画面ロックを解除、5つまで指紋を登録する事ができます。
デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)
「ZenFone 4」は、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応。
音声SIMとデータSIMの両方を挿入し、両方のSIMで同時に待受けをする事ができます。
ZenFone 4の評価と感想
「ZenFone 4」は、ややハイスペックよりのミドルレンジモデル。
CPUには最新の「Snapdragon 660」を搭載し、ZenFoneでは初となるデュアルカメラも採用、「高速オートフォーカス」や「手ぶれ補正」など、カメラ機能も充実していて、かなり高性能な仕上がりになっています。
ただし、海外メーカーのスマホなので「おサイフケータイ」、「防水/防塵」、「ワンセグ/フルセグ」などは使えないので注意。
また、性能が高い分、ミドルスペックとしては価格が高いほうなので、前作の「ZenFone 3」のように人気機種になるか注目ですね。
処理性能はかなり健闘しているので、3Dゲームや処理が多いアプリなどを使う習慣がある人でも問題なく使用できると思います。