現在ドコモでは、購入した携帯電話が画面割れや水没などで故障してしまった時の補償サービスとして「ケータイ補償サービス」提供しています。
スマホを購入する直前になって「契約時にしか申し込みをする事ができません」と接客を受けてどうしようか焦る人も多いと思いますが、しっかりと考える時間がない人はとりあえず加入しておくのがおすすめ。
ドコモの「ケータイ補償サービス」は申し込み日から31日間は無料となっているので、その期間内でじっくりと考えて結論を出しましょう。
この記事では、
- 「ケータイ補償サービス」は必要か
- 「ケータイ補償サービス」の料金や維持費
- 実際に故障した場合の流れ
について詳しく解説していきます。
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ドコモ「ケータイ補償サービス」の対象機種と料金
「ケータイ補償サービス」は、
- androidスマートフォン
- iPhone
- 通常ケータイ(ガラケー)
を対象にした端末保証サービスで、月額料金は購入した機種によって異なり、
月額コース(税抜) | 330円 (2年間で7,920円) |
500円 (2年間で12,000円) |
|
750円 (2年間で18,000円) |
|
1,000円 (2年間で24,000円) |
となっていて、全てのプランで初回申し込み時に31日間の無料期間がついています。
月額コースは、購入する携帯電話の機種によって異なるので、事前にドコモの公式HPで確認をしておきましょう。
ドコモ「ケータイ補償サービス」使用時の流れ
◆ケータイ補償サービスの保証内容
- 破損 / 故障 / 全損
- 水濡れ
- 盗難 / 紛失
- バッテリー交換
ドコモの携帯電話が故障してしまった場合には、多くの場合で、
- ドコモショップに修理を依頼する
- 携帯電話を交換してもらう
のどちらか好きなほうを選べるようになっています。
ドコモショップに修理を依頼する場合は、ドコモショップに行ったり代替機を使用したりと手間と時間はかかるものの、修理代金が最大でも3,000円なので、安く済ませられるという特徴があります。
携帯電話を交換してもらう場合には、最大で11,000円かかるものの、電話1本ですぐに同じ機種を届けてくれるので時間がかからないのが特徴ですね。
どちらにしようか悩んでしまった人は、メーカー保障の範囲内であれば無料で修理をする事もできるので、まずはドコモショップに修理を依頼するのが確実だと思います。
いきなり携帯電話の交換を依頼する事もできますが、その場合メーカー保障の範囲内だったとしても最大で11,000円の利用料金がかかるので注意して下さいね!
ドコモ「ケータイ補償サービス」の補償内容と補償時の負担金
スマホが故障してドコモで修理する場合
月額料金 | 保証対象内の故障 | 保証対象外の故障(税抜) |
330円契約者 | 無料 | 上限3,000円 |
500円契約者 | ||
750円契約者 | ||
1,000円契約者 |
「ドコモで修理する場合」は比較的に軽微な故障によるものが多く、故障時にかかる料金も無料から最大でも3,000円となり、費用を安く抑えられるという特徴があります。
自分の携帯電話の故障がメーカー補償対象内なのかは実際に確認してみないとわからない為、携帯電話の調子がおかしいなと感じたら、まずはドコモショップで詳しく調べてもらいましょう。
申し込みは、
- ドコモオンライン手続き
- ドコモの携帯から「151」に電話する
- ドコモショップに持っていく
の3つの方法がありますが、軽微な故障の場合はどの方法で申し込みをしても結局は1度最寄りのドコモショップへ携帯電話を持っていく必要があるので、近くのドコモショップで来店予約をするのがおすすめ。
修理が必要と診断された場合は、現在使用している携帯電話をドコモショップに預けて、修理の期間は代替機を使用する事になります。
ここがポイント
- 負担金は最大でも3,000円
- 修理完了まで時間がかかる
- メーカー保障対象内の故障は無料修理
- 少しでも修理代金を安くしたい人におすすめ
携帯電話の交換を申し込む場合
「携帯電話の交換を申し込む場合」は、
- 水濡れ
- 紛失や盗難
- 破損や全損
- 故障
など、基本的に電源が入らなくなるような致命的な故障をしてしまった場合に便利ですが、保障時にかかる料金も5,000円からと高額です。
月額料金 | 利用時にかかる負担金(税抜) | サービス利用回数 |
330円契約者 | 5,000円 | 1年間に2回まで |
500円契約者 | 7,500円 | |
750円契約者 | 11,000円 | |
1,000円契約者 | 11,000円 |
携帯電話の交換を申し込む場合は、上記の故障時にかかる料金を確認の上、
- My docomo からの申込み
- ドコモショップで申込み
- 「ケータイ補償 お届けサービスセンター」に連絡
のいずれかから交換電話機の申し込みを行いましょう。
※My docomo からの申込みのみ、サービス利用時の負担金が10%割引されます。
ケータイ補償 お届けサービスセンター
ドコモの携帯から「15111」または「0120-210-360」
交換電話機の申し込みをする事で当日~2日以内に使用していた機種と同じもの(リフレッシュ品)が手元に届きます。
エクスプレス配送
届け先が東京都23区か大阪府大阪市の場合は、午前9時~午後4時の間に補償の申込手続きを完了させる事で4時間以内で交換電話機が届く「エクスプレス配送」が利用できます。
ただし、「エクスプレス配送」の送料は負担金とは別に3,000円(税抜)がかかるので注意して下さい。
交換電話機が届いたら「返送キット」が同梱されているので、データ移行を済ませて10日以内に旧機種を「返送キット」に入れてドコモへ送りましょう。
ここがポイント
- 負担金は最大で11,000円
- 修理完了まで2日程度と早い
- 料金が高くてもすぐに修理したい人におすすめ
- 携帯電話が手元にない場合は警察への届出が必要
ケータイデータ復旧サービス
「ケータイ補償サービス」には、水濡れや破損などでデータが取り出せなくなってしまった携帯電話から、電話帳などのデータを復旧する「ケータイデータ復旧サービス」の料金を割引するサービスが含まれています。
月額料金 | 故障時にかかる料金(税抜) |
330円契約者 | 通常8,000円→1,000円 |
500円契約者 | |
750円契約者 | |
1,000円契約者 |
故障によって携帯電話をリフレッシュ品と交換する事になった場合には「ケータイデータ復旧サービス」を活用しましょう。
ドコモ「ケータイ補償サービス」の申込み方法
「ケータイ補償サービス」は全国のドコモショップのほか、
- ドコモスマホの取り扱いがある家電量販店
- ドコモオンラインショップ
- ドコモ インフォメーションセンター
で申し込みが可能です。
ドコモショップや家電量販店で接客を受けると「契約時にしか申し込みをする事ができません」と言われるので勘違いをしている人も多いですが、正確には、
- 店頭の場合:機種購入の当日のみ
- それ以外の場合:購入から14日以内
であれば「ケータイ補償サービス」の加入申し込みをする事ができます。
もし、補償サービスに加入し忘れたり、やっぱり気が変わって加入したい場合には、機種購入の当日を含めて14日以内に、
ドコモ インフォメーションセンター
ドコモの携帯から「151」または「0120-800-000」
受付時間:午前9時〜午後8時
に電話をしましょう。
ドコモ「ケータイ補償サービス」の注意事項
交換電話機はリフレッシュ品(新品ではない)
「ケータイ補償サービス」の利用時に交換電話機として送られてくる携帯電話はリフレッシュ品といって新品ではありません。
リフレッシュ品は、下取りや「ケータイ補償サービス」でドコモがユーザーから回収した携帯電話を修理したあと、新品同様の状態に初期化した携帯電話になります。
旧機種をドコモに送らなかった場合には違約金が発生する
「ケータイ補償サービス」に申し込みをして、交換電話機と壊れてしまった旧機種を交換する場合には、旧機種を10日以内にドコモに送る必要があります。
旧機種を送らなかった場合には、最大で80,000円程度の違約金が発生するので注意して下さい。
交換電話機が購入した機種と異なる場合がある
交換電話機として送られてくる携帯電話は原則として同一機種、同一カラーになりますが、利用していた機種によっては用意できない場合があり、その場合は Xperia XZ3 → Xperia 1 のように、より新しい機種になる事があります。
ドコモでは、機種のグレードが上がった場合「交換後の機種に応じた金額とさせていただく場合があります」としていますが、実際には新しい機種になっても月額料金が上がる事はほとんどありません。
SIMカードを再発行する場合は別途2,000円がかかる
紛失や盗難などによってSIMカードを再発行する場合は、負担金とは別に手数料の2,000円(税抜)がかかります。
解約すると2度と再加入はできない
「ケータイ補償サービス」は、機種の購入から15日以上経過してしまったり、途中で解約した場合には、次に端末を購入する時まで加入する事ができません。
また、加入してから数カ月後に解約したとしても、過去に支払った料金は返金されないので注意して下さい。
ドコモ「ケータイ補償サービス」は必要か
最近のスマホ価格の上昇に伴い「ケータイ補償サービス」も常に値上げされているので、月額料金を考慮すると「ケータイ補償サービスって本当に必要なの?」って思いますよね。
「ケータイ補償サービス」に加入する=安心を買う
という側面もあるので、全ての人に当てはまる答えはありませんが、個人的には「ケータイ補償サービス」はいらないと思います。
例えば、「iPhone XS」を購入して「ケータイ補償サービス」に加入する場合の2年間の料金は24,000円、さらに補償サービスを利用する際には最低でも別途3,000円がかかり、合計で27,000円(税抜)が最低でもかかる計算になります。
「Xperia 1」などのandroidスマホなら15,000円(税抜)ですね。
27,000円(15,000円)あれば、画面割れ程度の故障は補償サービスに加入していなくても修理できてしまいます。
※例外あり
また、携帯端末にはカバーを付け、画面にはガラスフィルムを貼る人が多く、さらに防水/防塵のスマホとなれば補償サービスを使った事がない人も多いはず・・・。
特に、これまで補償サービスを使った経験がないという人は、これからも補償サービスを使う可能性は低いので、高い月額料金を払ってまで加入するメリットは少ないと思います。
紛失や盗難については優秀
1度修理に出したり、リフレッシュ品に交換しただけではお得なのか正直微妙な「ケータイ補償サービス」ですが、紛失や盗難で新しく携帯端末を用意してもらう際には明らかにお得になります。
現在では、ハイエンドモデルともなれば10万円以上する機種ばかりですからね。
特に、appleが提供している「AppleCare Services」は日本では盗難・紛失補償がないので、心配な人は「ケータイ補償サービス」に加入するメリットは十分にあると思います。
基本的にはいらないが加入するメリットもあり
結局は、「ケータイ補償サービス」に加入して1度も補償サービスを利用しなかったら「やっぱりいらなかった」と思うし、紛失や盗難にあってしまったら「加入していて良かった」と思うので、明確な正解はありません。
この記事を読んで「なんだ補償サービスいらないじゃん」と思った人は、性格的に「ケータイ補償サービス」には加入しないのがおすすめ。もし、画面割れなどをしてしまったら諦めてドコモショップで正規料金を支払って修理に出しましょう。
逆に、この記事を読んでも「でもやっぱり不安だなあ」と思う人は「ケータイ補償サービス」に加入しておくのがおすすめ。
月額料金分は安心を買っていると割り切って、故障に関して気兼ねなく使用したほうがストレスが少ないと思います。
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