ついに大手キャリアの2016年夏モデルのスマホが発表になりましたね。
まず先手を切ったのはauです。
ドコモが新商品発表会を5月11日に開催すると発表すれば、auはその1日前に小出しに2機種だけ発表してしまうという、いつもの流れで始まった2016年夏モデルスマホ。
新iPhoneの発表はまだまだ先なだけに、まずはAndroid(アンドロイド)スマホの覇権争いが始まりますよー!
XperiaはZからXへ 日本発売は「Performance」のみ
ソニーは今年の2月にスペイン・バルセロナで開催された世界最大規模の携帯通信関連・国際展示会「Mobile World Congress 2016」にて、Xperia Zシリーズの終焉と新たなフラッグシップ「Xperia X」の始まりを発表しました。
また、この発表でソニーは世界に向けて
・Xperia X
・Xperia XA
・Xperia X Performance
の3機種を紹介されましたが、日本で発売されるのは1番高性能な「Xperia X Performance」のみ。
その他の機種の販売は予定はないようです。
ソフトバンク Xperia X Performance 502SOのスペックとカラーバリエーション
「Xperia X Performance 502SO」のカラーバリエーションは4色でホワイト、ライムゴールド、ローズゴールド、グラファイトブラックです。
Xperia X Performance 502SOのスペック詳細
CPUは新しいクアルコムのSnapdragon 820搭載。
ディスプレイの解像度は、ソニーのフラッグシップモデルとしては物足りない「フルHD」。
RAMの容量は2016年夏モデルとしては平均的な3GB。
外側カメラはXperia Z5と同じ2300万画素のカメラを搭載。
カメラのベンチマークサイト「DxOMark」では87点という事で、2016年夏モデルの中でもトップレベルのカメラとなっています。
そして、今回唯一他機種と比べてダントツに高性能な1320万画素のインカメラ。
ここまで性能が良いインカメラはauが2015年に発売した「HTC J butterfly HTV31」以来でしょうか。
Xperia X Performance 502SOのベンチマークスコア
これは、「Xperia X Performance 502SO」に搭載されているCPU「Snapdragon 820」自体のAntutuのベンチマークスコアです。
一般的にベンチマークスコアというと、このCPU性能の他にGPUやRAMなどの総合的なパフォーマンスの事を指しますが、CPU自体のベンチマークスコアからかけ離れる事はほぼありません。
ちなみに、まだAntutuの正式なデータはまだありませんが、「Xperia X Performance 502SO」のベンチマーク結果は120,000前後が多いです。
最高レベルの処理性能とはいかないものの、2016年夏モデルの中では2番目に高い処理性能。
3Dゲームや処理が多いアプリなどを使う習慣がある人にとっても、快適に使えるスマホとなりそうですね。
Xperia X Performance 502SOの機能&サービス
機能面では防水、防塵、おサイフケータイ、ワンセグ/フルセグなど、赤外線以外の全ての機能が使えるいわゆる「全部いり」機種です。
Xperia X Performance 502SOの弱点は電池容量か
「Xperia X Performance」のスペック表を見て最初に気になったのが電池容量の少なさです。
「Xperia X」発表の時のスペック表では2700mAh、この時点でも少ないなあと感じたのに、日本で発売されるモデルはさらに少ない2570mAhになっていました。
これは、同じく2016年夏モデルのサムスンのGalaxy S7 よりも1000mAhも少なく、同じ日本メーカーでほぼ同スペックのシャープ製AQUOS ZETAよりも500mAh少ないという事。
スペックが控えめとはいえ、ストレスなく使えるのか不安な感じはあります。
今現在、同じくらいの電池容量のスマホを使っていて「電池持ちが悪いなあ」と思っている人は、「Xperia X Performance」にするとCPUが高性能になっただけさらに電池持ちが悪くなるので注意しましょう。
Xperia X PerformanceとXperia Z5との比較
次に、前作の「Xperia Z5 501SO」との比較です。
「Xperia X Performance」は、ディスプレイが少しだけコンパクトになり、電池容量が少なくなりました。
連続通話時間がかなり改善されていますが、正直に受け取らないほうが無難。
CPUを最新のものにして電池容量もこれだけ減らしているのに、電池持ちが変わらないとは考えにくいです。
処理能力とインカメラ、通信速度は「Xperia X Performance」になってかなり向上しましたが、これらにそこまで興味がない人は「Xperia X Performance」が発売して安くなったタイミングで「Xperia Z5 501SO」を購入してもいいかも。
ソフトバンク Xperia X Performance 502SOの価格
「Xperia X Performance 502SO」の本体価格は93,120円(税込)です。
この93,120円を一括で支払う人はあまりいないので、24回払いの分割にする人がほとんどですが、実際に支払う金額はここから「月月割」という割引きを引いた金額となります。
「月月割」の割引金額は契約種別で変わる事があるので、自分の契約だといくらの「月月割」が適用されるのか確認して下さいね。
新規・機種変更・のりかえ(MNP)の実質負担金額
※↑の価格は2016年6月24日発売日時点のものです。
時期によって「月月割」の割引金額は変動するので注意して下さい。
ソフトバンクの場合は「Xperia X Performance 502SO」の発売日時点では、データ容量の違いによる「月月割」の変動はありません。
ソフトバンク Xperia X Performance 502SOの特徴
スマホにはスペックだけでなく各メーカーの特徴もあり、そのメーカーにしかない機能やこだわりなどもあったりします。
スペックや性能面にそこまでこだわりがない人は、こういった特徴で機種を選ぶのも良いかもしれませんね。
Xperiaシリーズではじめてバックパネルにメタルを採用
Xperiaシリーズではじめてバックパネルにメタルを採用。
Xperiaシリーズらしくデザインにこだわりがみられます。
国内販売モデルには「Mobile World Congress 2016」ではみられなかったプラスチック素材のラインが背面下部にあります。
アンテナ関係でつけなければならなかったのか、「Mobile World Congress 2016」では一体感のあるシンプルな背面が人気だっただけにちょっと残念。
それでもカッコイイと思いますけどね。
メタルの質感を際立たせる加工としてホワイト、グラファイトブラックにはヘアライン加工を、ライムゴールド、ローズゴールドにはサンドブラスト加工が施してあります。
カラーによって多少質感が違うので、購入する場合は1度手にとって確認してみるといいかもしれません。
トリルミナスディスプレイ for mobile
液晶テレビ「ブラビア」 の映像技術と画作りのノウハウにより、幅広い色域で豊かな自然の色合いや繊細な色の違いが再現可能。
様々な色が混ざったカラフルなシーンも、それぞれの色合いを引き立てます。
X-Reality for mobile
液晶テレビ「ブラビア」 の超解像技術をモバイル向けに最適化した「X-Reality for mobile」を搭載。
リアルタイムで映像を解析し、インターネットで配信されている画質の低い映像なども、くっきり鮮やかに再生します。
世界最高峰カメラ機能
photo by dxomark.com
カメラのベンチマークサイト「DxOMark」では、「Galaxy S7 edge」の最高得点88点に次ぐ87点をマーク。
2016年夏モデルの中でもトップレベルのカメラとなっています。
約2300万画素のメインカメラに0.03秒のオートフォーカス
高繊細な約2300万画素のメインカメラは、カメラキーの長押し起動からオートフォーカス、撮影まで最速約0.6秒で立ち上がります。
また、タッチした被写体の動作を予測してフォーカスを合わせ続ける「先読みオートフォーカス」や、「0.03秒オートフォーカス」で、動き回る子どもや動物もクリアに撮る事が可能。
インテリジェントアクティブモード
走りながら撮ってもブレない「インテリジェントアクティブモード」搭載。
サイバーショットやハンディカムの動画手ブレ補正技術を応用し、手持ちで走りながら被写体を追いかけても、なめらかで自然な動画を記録できます。
約1320万画素のフロントカメラ
2016年夏モデルのスマホではダントツに高性能なフロントカメラ。
広角レンズ&大型高感度センサーで、背景を入れたグループショットや夕暮れ時の撮影などにも強く、他機種のメインカメラ並みの画質で撮影する事ができます。
ウォークマンのオーディオ技術を結集した高音質
ウォークマンで培われたハイレゾ音源の再生、CDやMP3などの圧縮音源をハイレゾ音源相当に変換するDSEE HX、デジタルノイズキャンセリングなどの高音質機能を搭載。
スマートフォンとは思えない豊かなサウンドを楽しめます。
バイノーラル録音
臨場感にあふれた3D録音を楽しめる「バイノーラル録音」機能搭載。
デジタルノイズキャンセリング機能付きヘッドセットを使えば、耳で聞こえているように周囲の音を立体的に録音できる「バイノーラル録音」が可能に。
ヘッドセット部分のマイクが前後左右の音を認識して録音するため、再生時はまるでその場所にいるかのような臨場感を味わえます。
指紋認証とバスルームでも使える防水性能
Xperia Z5に続き、電源ボタンに指紋認証センサーを搭載。
本体を握るという自然な動作でロック解除ができるような設計になっています。
指紋認証は最大5パターンまで登録可能です。
また、バスルームでも使える防水性能が搭載されているので、画面に水滴がついたままでも誤動作しづらく、快適に操作が可能。
お風呂に入りながら動画を観たり、音楽を聴いたりする事ができて便利ですね。
Xperia X Performance 502SOのフィルムやカバーなどの関連商品は豊富
「Xperia」は、国内Androidスマホの中ではダントツの人気になっていて、関連商品も豊富で欲しい物が手に入らないという事はほぼありません。
など、お洒落なケースやフィルムが自由に選べて、自分好みのスマホにカスタマイズできるというのも「Xperia」の魅力の一つとなっています。
まとめ
常に最新モデルの中では輝き続けてきたXperiaシリーズですが、今回の2016年夏モデルでは期待ハズレ的な感想を持っている人も多いんじゃないでしょうか。
今までのXperiaシリーズであればカメラ機能やディスプレイのキレイさ、RAMの容量などで常にトップレベルのスペックだったのに対し、今回のXperia X Performanceでは、2016年夏モデルの他機種に対しトップな性能はインカメラだけ。
けしてスペックが悪いわけではないんですけどね。
Xperiaのフラッグシップモデルに対する市場の期待が高いだけ。
ただし、各性能でトップはとれなかったものの、平均値は高く、処理性能やカメラスペックなど、一般の人が目に見えてわかるほどの違いはありません。
デザインの良さや「Xperia」というブランド力から、Androidスマホでは圧倒的な人気があるので、フィルムやカバーなどの関連商品も豊富。
Androidスマホを買い替えるのは決まっているけど、どれにしたらいいかわからないよ!って人は「Xperia X Performance」にしておけば後悔する事はないでしょう。