ソフトバンクの2015年冬春モデルですが、シャープからは大きめサイズのAQUOS Xx2 502SHとコンパクトサイズのAQUOS Xx2 mini 503SHが発表されました。
今回は、そんな2機種のうちの大きめサイズのほう、5.3インチディスプレイのAQUOS Xx2 502SHをレビューしてみたいと思います。
ソフトバンク AQUOS(アクオス) Xx2 502SHのスペックとカラーバリエーション
AQUOS(アクオス) Xx2 502SHのカラーバリエーションは3色でブラック、ホワイト、パープルです。
スペックはほぼ同じでも、ドコモから発売されたAQUOS ZETA SH-01Hはブラック、マゼンダ、ブルーの3色なので、ソフトバンクでの発売にあたりカラーバリエーションを変えてきた事がわかります。
AQUOS(アクオス) Xx2 502SHのスペック
スペックは、ドコモで発売しているAQUOS(アクオス)ZETA SH-01Hとまったく同じになっています。
スペックをみて最初に驚いたのはCPUですよね。
オクタコア(8個のコア)からヘキサコア(6個のコア)へのグレードダウンのような印象を受けます。
しかし、シャープはそもそもAQUOS Xx 304SHの時もSnapdragon 810の発熱の問題から、かなりスペックを落として搭載していました。
今回も発熱対策でどの道Snapdragon 810の性能を抑えるのであれば、いっそSnapdragon 808で確実にいこうという判断なんでしょうね。
そして、この機種のスペック面で1番目立つのはインカメラでしょう。
外側カメラは平均的ですが、インカメラの800万画素というのは2016年春モデルの他機種と比べてもトップレベル。
少し前のスマホの外側カメラ並みの性能ですので、自撮り写真が好きな人にとっては嬉しいグレードアップとなりそうです。
その他のRAMやROM、通信速度、画面のキレイさなどは平均レベルなものの、今後2年間使用する前提でもストレスを感じる事はないでしょう。
AQUOS(アクオス) Xx2 502SHのベンチマークスコア
次に、スマホの全体的な処理能力を数値化するベンチマークテストの結果です。
AQUOS Xx2 502SHのAntutuのベンチマークテストの結果は37,000前後となっています。
※ベンチマークスコアは様々な要因で上下するものなので参考程度にして下さい。
Antutuのベンチマークテスト結果の37,000前後というのは、2016年春モデルのスマホで比較するなら、平均よりやや下くらいの処理能力です。
普通に使っている分にはストレスなく使用できると思いますが、3Dゲームなどをするとなると、ちょっと物足りないレベル。
負荷の多い使用方法を検討している場合は、カクつく事もあるかもしれません。
ソフトバンク AQUOS(アクオス) Xx2 502SHの特徴
スマホにはスペックだけでなく各メーカーの特徴もあり、そのメーカーにしかない機能やこだわりなどもあったりします。
AQUOS(アクオス) Xx2 502SHの特徴は大きく分けて3つ。
なめらかな描画を実現させる倍速120Hz駆動のディスプレイ
なめらかな描写を再現させるため、従来の60Hz駆動から倍速の120Hz駆動になりました。
つまり1秒間に120回も表示を更新できるという事なんですね。
これにより、動きの激しい動画や画面スクロール時の文字もくっきり見やすくなります。
800万画素広角インカメラ
インカメラに約800万画素CMOSセンサーを採用し、高精細画質での撮影が可能になりました。
また、約100度の広角レンズにより、写せる範囲が広くなっているのも魅力ですよね。
インカメラの画質については、間違いなく2016年春モデルの中で最高と言えそうです。
あなたを理解し、話しかける「エモパー」
エモパーとは、AQUOSに宿るエモーショナルパートナーの事。
シーンに応じてタイミングよく、感情豊かに、まるで家族のように声や表示で話しかけてきます。
また、スマホのさまざまなセンサーを使って、日常の生活パターンを学習したり状況を推測して話題を選んでくれるので、かなり面白いです。
上の動画がわかりやすいですが、「こんな事も言うんだ!」って事まで話しかけてくれるので、ハマる人にはハマるようですよ。
まとめ
安定のシャープなんて言われていますが、今回のAQUOS Xx2 502SHは2016年の最新モデルとしてはちょっと弱い印象を受けます。
処理能力やスペックで選ぶのではなく、国内メーカーらしい防水やテレビ、おサイフケータイなどの機能面。
また、800万画素広角インカメラや120Hz駆動のディスプレイ、エモパーなどのシャープならでは機能もたくさんありますので、そのあたりに魅力を感じる人が購入を検討する感じですかね。