今回は、auから2016年夏モデルのスマホとして発表された「Qua phone PX LGV33」をレビューしてみたいと思います。
「Qua phone PX LGV33」は韓国メーカーのLG Electronics(エルジーエレクトロニクス)が発売するスマホ。
前回の「Qua phone」シリーズである「Qua phone KYV37」は京セラから発売しましたが、今回はLGという事で、作るメーカーは国内、国外こだわらず色々変わるようですね。
au Qua phone PX LGV33のスペックとカラーバリエーション
「Qua phone PX LGV33」のカラーバリエーションは3色でホワイト、ネイビー、ピンクです。
Qua phone PX LGV33のスペック詳細
CPUは2016年夏モデルでは最低のクアルコムのSnapdragon 430搭載。
ディスプレイの解像度は、平均的な「フルHD」。
RAMの容量は2016年夏モデルの中では最低の2GB。
外側カメラは1610万画素のカメラを採用。
インカメラは意外と高スペックで800万画素です。
ここまでは軒並み低スペックですが、電池容量は他のスマホに負けない3000mAh。
スペックを下げて電池容量を上げる事で「電池持ち」に特化したスマホのはずですが、そこまで連続待受時間が伸びているわけでもなく、同じ2016年夏モデルの「AQUOS U SHV35」に完全に食われている印象です。
Qua phone PX LGV33の機能&サービス
機能面では防水、防塵、おサイフケータイは使えるものの、ワンセグ/フルセグが使用できません。
また、通信速度は「4G LTE(2GHz)& WiMAX 2+」のキャリアアグリゲーションには対応していないので、通信速度は最大150Mbpsとなっています。
Qua phone PX LGV33とKYV37との比較
次に、前作の「Qua phone KYV37」との比較です。
処理性能系のCPU、RAM以外はそれなりにスペックアップしている事がわかります。
特に、インカメラの性能はかなり上がっているので、かなり好印象。
しかし、処理性能系がほぼ同スペックなのは残念なところですね。
au Qua phone PX LGV33の価格
「Qua phone PX LGV33」の本体価格は51,840円(税込)です。
この51,840円を一括で支払う人はあまりいないので、24回払いの分割にする人がほとんどですが、実際に支払う金額はここから「毎月割」という割引きを引いた金額となります。
新規・機種変更・のりかえ(MNP)の実質負担金額
新規・機種変更・のりかえ(MNP)の実質負担金額 | |
---|---|
本体価格 | 51,840円(2,160円×24) |
毎月割 | -18,864円(-786円×24) |
実質負担金額 | 32,976円(1,374円×24) |
※↑の価格は2016年8月現在のものです。
時期によって「毎月割」の割引金額は変動するので注意して下さい。
「Qua phone PX LGV33」は2016年8月時点では、契約種別やデータ容量の違いによる「毎月割」の変動はありません。
au Qua phone PX LGV33の特徴
スマホにはスペックだけでなく各メーカーの特徴もあり、そのメーカーにしかない機能やこだわりなどもあったりします。
スペックや性能面にそこまでこだわりがない人は、こういった特徴で機種を選ぶのも良いかもしれませんね。
おまかせでキレイに撮れるカメラ機能
苦手な人が多い逆光シーンも、暗い部分が黒く潰れないように自動補正。
また、うす暗い場所や夜の撮影もおまかせで自然な明るさに自動で調整されます。
約800万画素サブカメラ
約800万画素のサブカメラで自分撮りも高精細。
フロントカメラサブフラッシュと美肌調整機能で自撮り写真も美しく残せます。
まとめ
「Qua phone PX LGV33」は、低スペックながら、その分他の高スペックスマホよりも価格を抑えたコスパ重視のスマホです。
なので、純粋に2016年夏モデルとして横並びで比較しないように注意しましょう。
比較するなら、同じ廉価版タイプの「AQUOS U SHV35」でしょうか。
処理性能や通信速度は間違いなく2016年夏モデルの中では最低スペックなので、3Dゲームや動画を楽しむ習慣がある人は注意してくださいね。
まともに楽しめるか不安なレベルですよ。