今回は、auが2016~17年冬春モデルとして発表したスマホ「AQUOS U SHV37」のレビューです。
「AQUOS U SHV37」は、国内メーカーのシャープが発売するスマホ。
シャープはauの2016年夏モデルとしてフラッグシップモデル「AQUOS SERIE SHV34」を発売しているので、今回はスペックを落とした廉価版という位置づけの機種になりそうですね。
au AQUOS U SHV37のスペックとカラーバリエーション
「AQUOS U SHV37」のカラーバリエーションは4色で、
・ライム×ゴールド
・プラチナ×ホワイト
・ピンク×パウダー
・メタル×ブラック
となっています。
ライム×ゴールド
プラチナ×ホワイト
ピンク×パウダー
メタル×ブラック
AQUOS U SHV37のスペック詳細
AQUOS U SHV37のスペック詳細 | |
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CPU | Snapdragon 430 |
外側カメラ画素数 | 約1,310万画素 |
内側カメラ画素数 | 約500万画素 |
ディスプレイ | 約5.0インチ HD(1,280×720) |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
SDカード | microSDXC(最大256GB) |
電池容量 | 2,700mAh |
連続通話時間 | 約1,440分 |
連続待受時間(LTE) | 約950時間 |
通信速度(最大) | 150Mbps |
高さ×幅×厚さ | 143×71×8.3(mm) |
重量 | 約137g |
CPUはクアルコムの「Snapdragon 430」。
ディスプレイは約5.0インチで解像度はHD、RAMが2GB。
外側カメラは約1,310万画素という事で、かなりスペックが抑えられたスマホだという事がわかります。
AQUOS U SHV37の機能&サービス
「AQUOS U SHV37」は、
・おサイフケータイ
・防水/防塵
機能が使えますが、ワンセグ/フルセグが使用できないので、スマホでテレビを観る習慣がある人は注意して下さい。
また、防水/防塵の保護等級は、防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)となっていて、水没に対する保護機能では、連続的に水中に置いても有害な影響がないという最高ランクの防水性能となっています。
au AQUOS U SHV37のベンチマークスコア
Source by Geekbench
これは「AQUOS U SHV37」のGeekbenchでのベンチマークスコアですが、シングルスコア平均が「609」で、マルチスコアが「1,831」となっています。
「iPhone 7」の3分の1のスコアくらいしかないので、処理能力に期待するのはやめましょう。
au AQUOS U SHV37の価格
「AQUOS U SHV37」の本体価格は37,800円(税込)。
この37,800円を一括で支払う人はあまりいないので、24回払いの分割にする人がほとんどですが、実際に支払う金額はここから「毎月割」という割引きを引いた金額となります。
AQUOS U SHV37の実質負担金
のりかえ(MNP)・新規契約の実質負担金 | 新規・機種変更の実質負担金 | |
本体価格 | 37,800円(1,575円×24) | 37,800円(1,575円×24) |
毎月割 | -10,224円(-426円×24) | -7,776円(-324円×24) |
実質負担金額 | 27,576円(1,149円×24) | 30,024円(1,251円×24) |
※↑の価格は2017年1月現在のものです。
時期によって「毎月割」の金額と本体代金は変動するので注意して下さい。
au AQUOS U SHV37のカメラ性能
今ではスマホの重要な機能となった「カメラ」。
あまり使わないから処理性能はそこまで求めていないけど、カメラ性能はできるだけ良いほうがいいって人もけっこういますよね。
ここでは、そんなカメラの性能や特徴などをまとめたいと思います。
おすすめプラス
オートモードに自分流の表現をプラスできる「おすすめプラス」を搭載。
選択メニューから「ふんわり」「くっきり」など選んで手軽に表現力の高い写真が撮れるようになります。
動画を高画質な静止画にする「あとからキャプチャー」
Source by YouTube
動画から高画質な静止画をかんたんな操作で切り出しできる「あとからキャプチャー」搭載。
最適な瞬間を撮るのが難しいシーンでも動画で撮っておけば、あとからベストな1枚を選べます。
美肌補正
インカメラの「美肌補正」機能を使用すれば、人の顔を認識して毛穴などを自動で補正して肌をなめらかにし、鼻筋に自然なシャドウを加えて、はっきりした顔立ちに仕上げます。
au AQUOS U SHV37の特徴
スマホにはスペックだけでなく各メーカーの特徴もあり、そのメーカーにしかない機能やこだわりなどもあったりします。
スペックや性能面にそこまでこだわりがない人は、こういった特徴で機種を選ぶのも良いかもしれませんね。
IGZO液晶ディスプレイ
高精細で消費電力が少ない約5.0インチのIGZO液晶ディスプレイを搭載。
シャープ独自のバックライト & カラーフィルタ「S-PureLED」で色も鮮やかです。
ヒカリエモーション
ディスプレイ下部のLEDと画面で新しいヒカリを表現する「ヒカリエモーション」を搭載。
着信時は相手との関係で光り方が変化し、画面ロック解除や充電開始などもヒカリで演出。
着信時の動作は12パターン、カラーも9色から選べます。
持って見るだけでロック解除
本体を手に持って画面を見るだけで、画面が点灯しインカメラで目をスキャンしロック解除することができます。
タッチ式指紋センサー
画面がOFFの時でも、指紋センサーに触れるだけでロック解除でき、すぐに使い始めることができます。
ツイストマジック
本体を持ったまま手首をひねるだけで、ひとつ前のアプリに戻る「ツイストマジック」機能搭載。
面倒なアプリの切り替えが楽にできます。
スクロールオート
ブログやツイッターなど、縦に長いページをみる際に面倒なスクロールを自動化。
ゆっくりとスクロールし、表示されたボタンの上で指を離すとスクロールがスタートします。
Clip Now
画面の上のフチを横になぞるだけでスクリーンショットが撮れる「Clip Now」機能。
WebページならURLも一時保存されるし、画面のフチを真下になぞると、他のユーザーとのスクリーンショットの共有もできるようになります。
エモパー
Source by YouTube
シャープのスマホの大きな特徴となった「エモパー」。
エモパーは、シャープ製の家電製品に搭載されている人工知能「ココロエンジン」をベースに、スマホ向けに作られたもの。
いつも一緒にいる「スマホ」が、シーンに応じてタイミングよく、まるで友達のように、声や表示でメッセージを伝えてきてくれます。
リラックスオート&リラックスビュー
ユーザーの生活パターンを学習し、就寝時間が近づくと自動的にブルーライトを抑えた目に優しい画質へ移行。また、手動で目に優しい画質に切り替えられるリラックスビューも搭載しています。
au AQUOS U SHV37の評価と感想
「AQUOS U SHV37」は、auの2016~17年冬春モデルの中では「URBANO V03」と並び、1番の低スペックスマホとなります。
廉価版スマホという位置づけなんでしょうが、今時CPUが「Snapdragon 430」でRAMが2GBでは、今後2年間使うスマホとしてはかなり不安。
シャープ製品は楽しい機能が多いので、アプリやゲームをする習慣がなく、検索と電話機能くらいしか使わないよって人はいいかもしれません。
スマホでゲームアプリや高負荷な処理をする習慣がある人は、同じシャープが良いのであれば2016年夏モデルの「AQUOS SERIE SHV34」がフラッグシップモデルなので、そちらを選びましょう。