カメラの評価サイト「DxOMark」でスコアが更新され、スコア97で「iPhone Ⅹ」が2位になった事がわかりました。
これで2017年に発表された全てのiPhoneが「DxOMark」で評価された事になり、
- 2位:iPhone Ⅹ
- 4位:iPhone 8 Plus
- 6位:iPhone 8
で、Apple製品が上位に食い込む結果となっています。
iPhone Ⅹのカメラ性能の評価詳細
HDR(ハイダイナミックレンジ)機能
「iPhone 8 Plus」でも高評価だった「HDR機能」。
「HDR(ハイダイナミックレンジ)」は、レンズの撮像素子に入ってくる光のうち、もっとも明るい部分と暗い部分の差の比率に加工を加える事で、肉眼で見たときの風景により近い写真を残せる画像合成機能の事ですが、非常に優秀に処理できているとのこと。
カラーレンダリングとホワイトバランス
カラーレンダリングとホワイトバランスでは、全ての照明条件で正確に表現できていると高評価です。
低レベルのノイズ
ほとんどの照明状況下においてノイズが抑えられ、細部までしっかりと保存できているという事でノイズの評価も高いですね。
iPhone ⅩとiPhone 8 Plusのかカメラ性能の違い
同じAppleの製品でありながら「iPhone 8 Plus」のスコアを大きく上回っているのは、
- アーティファクト処理
- ズーム機能
の2つ。
他のスコアがほぼ「iPhone Ⅹ」と「iPhone 8 Plus」で変わりがない事から、総合的なスコアで5ポイントの差がついた部分はこの2つと見て良いでしょう。
アーティファクト処理
「iPhone Ⅹ」では、画像処理の過程で発生する歪みや滲みがよく抑えられ、アーティファクト処理が優秀であると評価されています。
ズーム機能
「iPhone Ⅹ」には約1,200万画素・f値2.4の望遠カメラが採用され、「iPhone 8 Plus」にはない「光学式手ぶれ補正」が搭載されていますが、その影響からか、ズーム機能の評価が「iPhone 8 Plus」を大きく上回り、さらに細かいディテールの保存が可能になっています。
iPhone Ⅹは期待どおりのカメラ性能
「iPhone Ⅹ」は、iPhone発売から10周年を記念したスペシャルモデルとなっていて、超ハイスペックながら、それに比例して価格も高いモデルとなっていますが、実際の評価が伴う期待どおりのカメラ性能となっているのではないでしょうか。