ドコモ「スマホおかえしプログラム」は、36回払いで購入した対象機種を返却した際に、最大で12カ月分の本体代金の支払いが不要になる端末補助プログラムです。
2019年6月1日からdocomo with(ドコモ ウィズ)や「月々サポート」が廃止になった事に伴い、新たに提供が開始されたドコモの端末割引サービスですね。
この記事では、「スマホおかえしプログラム」の割引内容やデメリットや注意点、
- ドコモのスマホ購入の仕組み
- 一括と分割でどちらがお得か
などを詳しく解説していきます。
ドコモで新たに携帯電話を購入しようと思っている人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
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スマホおかえしプログラムの割引内容
ドコモ「スマホおかえしプログラム」は、36回払いで購入した対象機種を返却した際に、最大で12カ月分の本体代金の支払いが不要になる 端末補助プログラムです。
月額料金は無料。
最大の12カ月分の割引を受ける為には対象機種を36回払いで購入後 1カ月目~24カ月目の間 にドコモに返却する必要があり、24カ月目以降は1カ月ごとに支払いが不要になる端末代金が目減りしていきます。
スマホおかえしプログラムの加入条件
ドコモ「スマホおかえしプログラム」の加入条件は、
- 対象機種を36回払いで購入する
- 対象機種購入時に「スマホおかえしプログラム」に申し込むこと
の2つのみ。
申し込む料金プランは自由に選べるので旧料金プランのままでも申し込む事が可能です。
スマホおかえしプログラムの対象機種
ドコモ「スマホおかえしプログラム」の対象機種は、
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone XS(64GBを除く)
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone 8(256GB)
- Xperia 5 SO-01M
- Galaxy Note10+ SC-01M
- AQUOS zero2 SH-01M
- Xperia 1 SO-03L
- Galaxy S10 SC-03L
- Galaxy S10+ SC-04L
- Galaxy S10+ (Olympic Games Edition) SC-05L
- AQUOS R3 SH-04L
- HUAWEI P30 Pro HW-02L
- Xperia XZ3 SO-01L
- Galaxy Note9 SC-01L
- HUAWEI P20 Pro HW-01K
です。基本的に価格の高いハイエンドモデル限定の割引オプションになっていて、スタンダードモデルは対象外なので注意ですね。
※2019年12月現在の情報です
実際に購入する場合には、価格変更で対象機種から外れている場合もあるので、必ずドコモの公式サイトで確認して下さいね!
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スマホおかえしプログラムの利用条件
ドコモ「スマホおかえしプログラム」の利用条件は、
- 対象機種を購入後1カ月目~35カ月目の間にドコモに返却する
- ドコモの返却条件を満たしてること
です。
条件を満たしていれば対象機種の 回線契約を解約した場合でも適用可能 ですが、返却機種が壊れてしまっていて査定基準を満たしていない場合には 20,000円(税抜)の故障時利用料 を支払う必要があるので注意して下さい。
※ケータイ補償サービス に加入済みの人は2,000円
ただし、「スマホおかえしプログラム」を利用しない場合には20,000円を支払う必要はありません。
<返却条件と査定基準>
- 対象機種がドコモ正規店で購入されたものであり、不備や不正がないこと
- 返却時に対象機種の分割支払金の未払いや料金の未払いがないこと
- 対象機種に記録されているメモリ・データが消去できること
- 改造していないこと
- 加入者が対象機種の所有権を有していること
- 故障、水濡れ、著しい外観破損および画面割れがないこと
スマホおかえしプログラムの申し込み可能店舗
ドコモ「スマホおかえしプログラム」は全国のドコモショップのほか、
- ドコモスマホの取り扱いがある家電量販店
- ドコモオンラインショップ
で申し込みが可能です。
ドコモオンラインショップで申し込む場合には、申込時に「スマホおかえしプログラムを申込む」という欄があるので、忘れずにチェックを入れて下さいね!
スマホおかえしプログラムはお得?一括とどっちが良いか
ドコモ「スマホおかえしプログラム」は、端末購入時にしか加入できない為、「損はしないのか」や「デメリットはないのか」など、心配になる人も多いと思いますが、2019年6月1日以降は他の端末割引が廃止された為、加入しておいて損はありません。
36回払いになるので、24回払いや一括購入に慣れている人は違和感があると思いますが、
- 唯一の端末割引サービス
- 月額料金は無料
- 2年後に返却したくない場合はそのまま使い続ける事もできる
ので、ユーザーにデメリットはまったくありません。
逆に、24回払いや一括で購入したい人にとっては割引が適用されない為、割高 になってしまいました。
よくわからいという人もスマホを分割で購入するなら、とりあえず端末代金を36回払いにして「スマホおかえしプログラム」に加入しておきましょう。
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「スマホおかえしプログラム」と「下取りプログラム」との違い
「スマホおかえしプログラム」と同じく、使用中の携帯電話をドコモが買い取るサービスに「下取りプログラム」がありますが、「スマホおかえしプログラム」と「下取りプログラム」との違いは、
- 「スマホおかえしプログラム」は機種購入直後から下取り価格が保証されている
- 「下取りプログラム」はポイント還元なのに対し「スマホおかえしプログラム」は直接値引き
という点です。
「スマホおかえしプログラム」だと申し込み時から割引価格が保証されていますが、下取り価格は毎月変動する為にその時になってみないと価格がわかりませんよね。
ただし、「スマホおかえしプログラム」に加入したとしても、機種変更時に下取り価格のほうが高かった場合には 「下取りプログラム」を選ぶ事もできる ので、分割で購入するならとりあえず36回払いにして「スマホおかえしプログラム」に加入しておきましょう。
スマホおかえしプログラムのデメリットと注意点
購入したスマホを返却しないと割引されない
ドコモ「スマホおかえしプログラム」の最大のデメリットは、購入したスマホを返却しないと割引されない事です。
ただし、「スマホおかえしプログラム」に加入後でも購入したスマホを返却しないという選択もできるので、分割で購入するならとりあえず「スマホおかえしプログラム」には加入しておくのがおすすめです。
返却時期は24カ月目が最もお得!
「スマホおかえしプログラム」が最もお得に利用できる時期は、スマホ端末を購入した翌月を1カ月目として24カ月目です。
また、購入してから24カ月目以降は返却する時期が遅れると1カ月単位で割引額が目減りしていくという点に注意して下さい。
※24か月以内ならいつ返却しても割引額は同じです
解約や乗り換えをしても利用できる
ドコモの「スマホおかえしプログラム」の利用条件は、
- 対象機種を購入後1カ月目~24カ月目の間にドコモに返却する
- ドコモの返却条件を満たしてること
のみなので、他社に乗り換えをしたり解約してしまった人であっても利用する事ができます。
auやソフトバンクの場合は、次回に機種変更をした際にしか割引が利用できませんから、ドコモの利用条件はかなり緩和されている印象ですね!
故障してしまった場合には20,000円支払う必要がある
購入したスマホが故障してしまっている状態で「スマホおかえしプログラム」を利用する場合は、故障時利用料がかかります。
故障時利用料は「ケータイ補償サービス」に加入しているかによって料金が異なり、
- ケータイ補償サービス加入者:2,000円
- ケータイ補償サービス未加入:20,000円
です。
「ケータイ補償サービス」に加入していない人の場合、故障してしまうと「スマホおかえしプログラム」を利用する為には20,000円(税抜)を支払う必要があるので注意して下さい。
低価格機種(スタンダードモデル)は加入できない
ドコモ「スマホおかえしプログラム」は、本体価格の高いハイエンドモデル専用の割引プログラムです。
本体価格の安いスタンダードモデル、
- Xperia Ace SO-02L
- AQUOS sense3
- Galaxy A20
などは「スマホおかえしプログラム」に加入する事ができないので注意して下さい。
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