arrows Be3 F-02L 購入レビュー!スペックや評価・カメラ性能まとめ

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docomo(ドコモ) スマホ評価レビュー

arrows Be3 F-02L 購入レビュー!スペックや評価・カメラ性能まとめ

国内メーカーの富士通は、ドコモの2019年夏モデルとしてarrows Be3(アローズ ビー スリー)を発表しました。

「arrows Be3 F-02L」は、1年前に発売された「arrows Be F-04K」の後継機種で、割れにくい画面と本体価格の安さが特徴のスタンダードモデルとなっています。

この記事では、「arrows Be3 F-02L」を実際に購入してカメラの性能や使用感などを徹底レビューしています。

くろねこ
「arrows Be3 F-02L」の購入を検討している人はぜひ参考にしてみて下さいね!

arrows Be3 F-02L のカラーバリエーション

arrows Be3 F-02L のカラーバリエーション

「arrows Be3 F-02L」のカラーバリエーションは、

  • ホワイト
  • ブラック
  • ピンク

の3色です。

ホワイト
arrows Be3 F-02L のカラーホワイト

ブラック
arrows Be3 F-02L のカラーブラック

ピンク
arrows Be3 F-02L のカラーピンク

くろねこ
今回レビューするのは「ホワイト」になります

arrows Be3 F-02L のスペック詳細

arrows Be3 F-02Lのスペック
CPU Snapdragon 450
外側カメラ 約1,220万画素
内側カメラ 約810万画素
ディスプレイ 約5.6インチ(1,080x2,220)
FHD+ 有機ELディスプレイ
RAM / ROM 3GB / 32GB
SDカード microSDXC(最大400GB)
電池容量 2,780mAh
連続待受(LTE) 約610時間
高さ×幅×厚さ 約147x70x8.9(mm)
重量 約145g

「arrows Be3 F-02L」にはクアルコムのCPU「Snapdragon 450」が搭載され、RAMは3GB。

外側カメラには約1,220万画素F値1.9の明るいレンズが採用され、内側カメラには約810万画素のカメラが搭載されています。

ディスプレイには18:9の5.6インチ有機ELディスプレイが採用され、独自の便利機能Exlider(エクスライダー)を使用すれば、画面を拡大したりスクロールさせたりを指1本で行える設計になっています。

電池容量は2,780mAh。

本体重量はかなり軽めの145gながら画面が割れにくい堅牢設計になっているのが特徴で、ハンドソープで洗う事ができるので、常にスマホを清潔な状態にしておく事ができます。

arrows Be3 F-02L のカメラ性能レビュー

arrows Be3 F-02L のカメラスペック詳細
カメラ画素数 外側カメラ:約1,220万画素
内側カメラ:約810万画素
センサーサイズ / F値 外側カメラ:1/2.5インチ / 1.9
内側カメラ:1/4.0インチ / 2.0
ISO感度(最大) 静止画:ISO3,200
動画:ISO1,600
オートフォーカス 静止画:○
動画:○
ズーム(最大) 静止画:デジタル8倍
動画:デジタル8倍
手ブレ補正 外側カメラ 静止画:電子式
動画:電子式
内側カメラ 静止画:電子式
動画:電子式

「arrows Be3 F-02L」には約1,220万画素のアウトカメラが採用されていて、9種類のシーンを自動で認識して露出や彩度などを最適化してくれるAI機能が搭載されています。

arrows Be3 F-02L のAi機能

撮影モードは、

  • 静止画
  • 動画
  • ポートレート
  • ハイスピード動画
  • Live Aoto Zoom

の5種類。

その他の設定ではHDR撮影がありますが、HDRをONにするとシーン判別のAIや手ぶれ補正が強制的にオフになる仕様になっているので注意して下さい。

撮影スピードがワンテンポ遅い

arrows Be3で撮影している様子

実際に撮影している時に感じたんですが、「arrows Be3 F-02L」のカメラは撮影スピードがかなり遅いですね。

シャッターを押してから次の撮影ができるようになるまで1.5~2秒くらいでしょうか。

連続でシャッターを切る習慣がない人にとってはまったく問題ありませんが、私のようにパッパッパっとある程度の枚数をまとめて撮りたい場合にはちょっとストレスだと思います。

特にHDRが機能している時や夜景撮影ではさらに撮影スピードが伸びる傾向にあるので、もう少し短くなってくれると使いやすいなあと感じました。

くろねこ
撮影スピードが気になる人は YouTube で1:15から実際にシャッターを切っている様子が確認できます

昼間の撮影は高画質だけれど白飛びに注意

arrows Be3 F-02Lで撮影した東京駅

光量が多い昼間の撮影では、基本的には高画質な写真が撮影できました。

ただし、晴れた日の撮影だと空が白飛びしてしまう事が頻繁にあるので注意ですね。

arrows Be3

Xperia 1

※クリックで拡大できます

これは、同じ日に同じ木を撮り比べた写真ですが、「Xperia 1」はしっかりと青空を撮影できているのに対して、「arrows Be3 F-02L」は空が白飛びしてしまっているのが確認できると思います。

日差しが強い日などは頻繁に同じ現象が起こるので、撮影後はその都度仕上がりを確認するのがおすすめです。

arrows Be3 F-02Lで撮影した写真

くろねこ
「Xperia 1」はハイスペックモデルで「arrows Be3」よりも高画質に撮影できるのは当たり前なので、画質の比較ではなくて、実際の景色の参考にして下さい

夜の撮影は白飛びとザラつきが目立つ

arrows Be3 F-02Lで撮影した夜の東京駅

続いて夜の撮影ですが、夜の撮影は白飛びとザラつきが目立ってしまって高画質とは言えないですね。

特に白飛びはかなり発生するので、ライトの多い場所で撮影する際には注意して下さい。

arrows Be3 F-02Lで撮影した夜の東京駅

夜の撮影はハイエンドモデルでも差が出る難しい環境なので仕方がない部分ではありますけど、3万円台のスタンダードモデルだという事を加味しても、夜のカメラ性能は価格なりか、少し低いなと感じました。

夜にカメラ撮影を頻繁に行う人には不向きかもしれませんね。

ズームは最大8倍、綺麗に撮るなら2倍まで

arrows Be3 F-02Lで撮影した馬の銅像

通常撮影

2倍ズーム

8倍ズーム

※クリックで拡大できます

「arrows Be3 F-02L」は、8倍までのデジタルズーム撮影に対応しています。

試しに公園の馬の銅像を撮影してみましたが、2倍程度であればほとんど通常撮影と変わらない印象の写真に仕上がりますが、最大の8倍までいくとザラつきが目立つ感じですね。

くろねこ
綺麗に残すなら2倍ズームが限界かなという印象です

料理の写真は綺麗で美味しそうに撮れる

arrows Be3 F-02Lで撮影したオムライス

あまりカメラを使用しないという人でも、SNS用に料理の写真は頻繁に撮影するという人は多いですよね。

「arrows Be3 F-02L」のカメラは不自然な加工がないので、お店の雰囲気も含めて見た目のままの写真を撮る事ができます。

arrows Be3 F-02Lで撮影したピザ

上の2つの写真は、カメラを向けてAIが「料理」と認識してから撮影したものですが、美味しそうに撮れてますよね!

料理の撮影に関しては、かなり満足しています。

ポートレート撮影は精度がいまいち

arrows Be3 F-02Lで撮影したポートレート写真

「arrows Be3 F-02L」のアウトカメラには「ポートレートモード」という、背景をぼかして被写体を強調させた写真が撮れる撮影モードがあります。

実際に撮影してみましたが、背景ぼけが成功する精度が低いのと、手に持っている「物」までぼかしてしまう事が多く、あまり実用的なレベルではないなと感じました

arrows Be3 F-02Lで撮影したポートレート写真

上の2枚の写真は、どちらも手にとった植物を背景と一緒にぼかしてしまっているのと、被写体と背景の境目がぼかせていない部分があり、なんだか不自然な写真になってしまっていますよね。

ポートレートモードはハイエンドモデルでも失敗が多い難しい撮影なので本体価格を考えれば仕方がないですが、失敗が多すぎる為、思い出として残しておきたい写真を撮る場合には通常撮影で撮ったほうが確実だと思います。

くろねこ
ポートレートモードはおまけ程度に考えたほうが後悔が少ないと思います

インカメラの自撮り撮影は綺麗に撮れる

補正機能なし

美肌補正強め

※クリックで拡大できます

「arrows Be3 F-02L」には約810万画素のインカメラが搭載されていて、

  • 美肌補正
  • 背景ぼけ

の2つの機能を組み合わせて撮影する事ができます。

背景ぼけ撮影

バランス良く調整

※クリックで拡大できます

画質は全体的に明るく、綺麗に撮影する事ができました。

美肌補正はしっかりと機能してくれますが、背景ぼけはたまに不自然なぼかしになる事があるので注意ですね。

価格を考慮すれば十分な性能だと感じました。

arrows Be3 F-02L の特徴と使用レビュー

arrows Be3 F-02Lの便利機能
テザリング
おサイフケータイ
ワンセグ:フルセグ 〇:✕
赤外線通信
ワイヤレス充電
Bluetooth Bluetooth4.2
防水:防塵 IPX5 / IPX8:IP6X
耐衝撃
イヤホンジャック
ハイレゾ
スピーカー モノラルスピーカー
生体認証 指紋認証センサー

arrows Be3 F-02L のデザインとボタン配置

arrows Be3 F-02L の背面デザイン

「arrows Be3 F-02L」の素材には、高剛性の樹脂材(ガラスフィラー)が採用されていて、背面には上部に「脈波センサー」と「アウトカメラ」が並び、その下に、

  • フラッシュ/ライト
  • 指紋センサー
  • おサイフケータイ

が並んでいます。

arrows Be3 F-02L のディスプレイ

ディスプレイ面には画面上部に左から、

  • お知らせLED
  • 近接・照度センサー
  • 受話口
  • インカメラ

という配置ですね。

arrows Be3 F-02L の右側面

右側面には上から

  • 電源キー
  • 音量キー

が並んでいます。

arrows Be3 F-02L の左側面

左側面には「ストラップホール」のみ。

arrows Be3 F-02L の本体上部

本体上部には左から、

  • ワンセグアンテナ
  • セカンドマイク
  • SIMカードトレイ

ですね。

arrows Be3 F-02L の本体下部

本体下部には左から、

  • イヤホンジャック
  • 送話口/マイク
  • USB Type-C接続端子
  • スピーカー

が並んでいます。

特徴は、ワンセグアンテナが本体に内蔵されているので、アンテナケーブルを挿さなくてもテレビが観れるところと、目には見えませんが開発から製造までを国内工場で行っている「Made in Japan仕様」なところですね。

画面が割れにくい堅牢設計

「arrows Be3 F-02L」には衝撃を吸収する構造と強度の高い液晶ガラスが使用されていて、約1.5mの高さから落としても画面が割れにくい堅牢設計になっています。

また、米国国防総省が定めた、

  • 落下
  • 耐衝撃
  • 塩水耐久
  • 防湿

など、「MIL規格23項目」に準拠した高耐久性能もあり、かなり頑丈な設計になっていますね。

arrows Be3 F-02Lの耐衝撃機能

さすがに実際にスマホを落としてみるわけにはいきませんが、外でたくさん汗をかく仕事の人や、登山やキャンプなど、アウトドアの趣味がある人でも安心して持ち運べるスマホだと思います。

arrows Be3 F-02L は軽くて持ちやすい

arrows Be3 F-02L を持っている様子

「arrows Be3 F-02L」はコンパクトな本体デザインになっているので、かなり持ちやすいと感じました。

重量も145gしかないので、片手で操作したい人や、手の小さな女性におすすめですね。

男性であれば、ほとんどの人が片手でも親指が画面の一番上まで届くサイズになっているので使いやすいと思います。

電池持ちがすごく良い

arrows Be3 F-02L を充電している様子

「arrows Be3 F-02L」の電池容量は2,780mAhで、最新のスマホとしてはそこまで大きなバッテリーというわけではありませんが、実際に使用している感想としては電池持ちはかなり良い印象ですね。

朝100%にした充電は、適度に動画やゲームをしても家に帰ってくる夜7時ごろに確認して40%以上ある事が多いので、かなり快適に使用できています。

※体感なので、電池持ちの印象には個人差があります

くろねこ
できるだけ電池持ちが良いスマホがほしいという人に最適ですね

発熱はほとんど感じられない

arrows Be3 F-02Lでゲームをしている様子

「arrows Be3 F-02L」はスタンダードモデルで処理能力が控えめなCPUを搭載しているので当然ですが、使用していて発熱はほとんど感じません。

ネット検索や動画視聴時もたまに温かいと感じる程度でしょうか。

ゲームをプレイすればさすがに温かい程度の発熱はありますが、「熱い」と感じるほどの発熱はありませんでした

RAMの3GBは長期間使用する事を考えるとちょっと不安

arrows Be3 F-02L のRAM容量

「arrows Be3 F-02L」には、3GBのRAMが搭載されていますが、購入直後でシステムで2.2GBが使用されており、空き容量が800MBしかないのは今後使用していく上でちょっと不安に思いました。

RAMというのは、一時的に情報を記憶しておくメモリーの事で、RAMの空き容量が多いほど一度にたくさんのアプリを起動したり、ネットを開いた際の情報を多く記憶しておく事ができます。

RAMが容量不足になると頻繁にアプリが落ちてしまったり、ネット検索中に強制終了したりするので、せめて4GBほしかったところですよね。

くろねこ
その分価格はかなり安いので仕方がない部分だとは思いますが・・・

Exlider(エクスライダー)が便利で使いやすい

arrows Be3 F-02Lの指紋認証

Exlider(エクスライダー)は、指紋センサーをなぞるだけで画面をスライドできる便利機能で、「arrows Be3 F-02L」からは上下だけでなく左右に動かしたり、最大で5倍まで文字を拡大できるようになりました。

これ、基本的に片手で操作する私にとってはかなり快適な機能で、特に縦に長いページを閲覧するのに便利です。
このページとか・・・。

arrows Be3 F-02L を持っている様子

前作は電源ボタンにExlider(エクスライダー)がありましたが、背面の指紋センサーに移動した事で、かなり使いやすくなっていると感じました。

くろねこ
設定 → 便利機能 → Exlider からいつでもオンオフの切り替えはできるので、ぜひ1度は使ってみて下さいね!

ハンドソープで洗えるので常にキレイ

arrows Be3 F-02L を洗っている様子

「arrows Be3 F-02L」は、防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP6X)仕様になっていて、家庭にあるハンドソープや液体せっけんなどで洗う事ができます。

実際に洗ってみましたが、ツルツルしていて水を弾くので洗いやすく、手を洗う感覚でスマホも洗えるのがいいですね。

常にスマホを清潔な状態に保てるので、小さいお子さんがいる家庭でも安心してスマホをいじらせておけると思います。

くろねこ
洗剤は国内メーカー製品に限定されていて、固形石鹸や粉末石鹸などは使用できないので注意して下さいね!

操作中の反応はかなり遅い

arrows Be3 F-02L を操作している様子

「arrows Be3 F-02L」は廉価モデルなので、やっぱりアプリの起動やネット検索などの動作はハイエンドモデルと比べるとかなり遅い印象です。

スタンダードモデルの全ての機種に言える事ですが、サクサク操作できるって感じではないので注意ですね。

普段はスマホをあまり使用しないという人向けの機種だと思います。

arrows Be3 F-02L のベンチマークスコア

  • arrows Be3 F-02L のベンチマークスコアAntutu

    Antutu 7.2.2

  • arrows Be3 F-02L のベンチマークスコアGeekbench

    Geekbench 4.3.4

  • arrows Be3 F-02L のベンチマークスコアGeekbench

    Geekbench 4.3.4

これは、実際に計測した「arrows Be3 F-02L」のベンチマークスコアですが、

  • Antutu 7.2.2:71,762
  • Geekbench 4.3.4:シングル 773 / マルチ 3,878
  • Geekbench Compute:3,298

となりました。

廉価モデルのスマホだけに処理能力はかなり低めですね。

できないというわけではありませんが、ゲームをプレイする場合には読み込みが遅かったり、動作が重くなる場合があると思うので注意して下さい。

くろねこ
ベンチマークスコアはスマホの処理能力を数値化した点数です

arrows Be3 F-02L の付属品

arrows Be3 F-02L の付属品

「arrows Be3 F-02L」に同梱されている付属品は「クイックスタートガイド」のみ。

本体を充電するのに必要な「USB Type-C ACアダプタ」は同梱されていないので、持っていない場合にはあらかじめ購入しておく必要があります。

くろねこ
パソコンにつないで写真などを管理したい場合には、「USB Type C ケーブル」と「アダプタ」が切り離せるタイプを購入すると便利ですよ

arrows Be3 F-02L の発売日と本体価格

arrows Be3 F-02L の発売日と本体価格

「arrows Be3 F-02L」の発売日は2019年6月7日で、本体価格は33,048円(税込)

36回払いにした場合の毎月の請求額は918 円ですが、「スマホおかえしプログラム」には加入できない機種になっているので注意して下さい。

arrows Be3 F-02L の評価と感想まとめ

ココがおすすめ

  • 軽くて持ちやすい
  • 電池持ちがすごく良い
  • 自撮り写真が綺麗に撮れる
  • 画面が割れにくい堅牢設計
  • ハンドソープで本体を洗える

ココがいまいち

  • RAM容量が3GB
  • カメラは白飛びしやすい
  • 操作中の反応がかなり遅い
  • スピーカーの最大音量が小さい
  • 手ぶれ補正がほとんど機能していない

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