台湾メーカーのASUS(エイスース)が日本向けに新機種「ZenFone 4 Max ZC520KL」を発表しました。
「ZenFone 4 Max」は、スペックと価格を抑えた低価格スマホとなっていて、大容量バッテリーが搭載され、モバイルバッテリーとしても利用する事ができるという特徴があります。
ASUS「ZenFone 4 Max」のカラーバリエーションとスペック詳細
「ZenFone 4 Max」のカラーバリエーションは3色で、
- ネイビーブラック
- サンライトゴールド
- ローズピンク
です。
ネイビーブラック
サンライトゴールド
ローズピンク
ZenFone 4 Maxのスペック詳細
ZenFone 4 Maxのスペック詳細 | |
CPU | Snapdragon 430 |
外側カメラ | 約1,300万画素+500万画素 |
内側カメラ | 約800万画素 |
ディスプレイ | 約5.2インチ |
HD(1,280×720) | |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
SDカード(最大) | microSDXC(最大256GB) |
SIMスロット | nanoSIM×2 |
通信方式 | FDD LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28 TDD LTE:B38/41 W-CDMA:B1/2/5/6/8/19 |
電池容量 | 4,100mAh |
連続通話(3G) | 約1,920分 |
連続待受(3G) | 約744時間 |
高さ×幅×厚さ | 約150.5×73.3×8.7(mm) |
重量 | 約156g |
CPUが「Snapdragon 430」でRAMが3GBという事で処理能力はかなり低め。
ディスプレイの解像度もHDに抑えられていますが、デュアルカメラと4,100mAhのバッテリー搭載で、カメラ性能と電池持ちに優れた機種になっている事がわかりますね。
特に電池持ちはモバイルバッテリーの機能を備えているだけあって、他機種を圧倒するほどの性能となっています。
ZenFone 4 Maxの機能&サービス
機能面では、
- Bluetooth
- テザリング
- 指紋センサー
- ジャイロセンサー
- デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)
が利用可能ですが、
- フルセグ/ワンセグ
- おサイフケータイ
- 防水/防塵
- USB Type C
などは使用できないので注意して下さい。
ASUS「ZenFone 4 Max」のベンチマークスコア
Source by geekbench
これは「ZenFone 4 Max」のGeekbenchでのベンチマークスコアですが、シングルスコア平均が「675」で、マルチスコア平均が「1,974」となっています。
処理能力はかなり低いので、最新のゲームや処理の多いアプリを起動させる習慣のある人にとっては快適とは言えないでしょう。
ZenFone 3 MaxとZenFone 4 Maxとの比較
ZenFone 3 Max | ZenFone 4 Max | |
CPU | Snapdragon 430 | Snapdragon 430 |
外側カメラ | 約1,600万画素 | 約1,300万画素+500万画素 |
内側カメラ | 約800万画素 | 約800万画素 |
ディスプレイ | 約5.5インチ | 約5.2インチ |
フルHD(1,920×1,080) | HD(1,280×720) | |
RAM | 3GB | 3GB |
ROM | 32GB | 32GB |
SDカード(最大) | 128GB | 256GB |
SIMスロット | microSIM・nanoSIM | nanoSIM×2 |
電池容量 | 4,100mAh | 4,100mAh |
連続通話(LTE) | 約1,566分 | 約1,920分 |
連続待受(LTE) | 約909時間 | 約744時間 |
高さ×幅×厚さ | 約151.4×76.2×8.3(mm) | 約150.5×73.3×8.7(mm) |
重量 | 約175g | 約156g |
これは、前作の「ZenFone 3 Max」と「ZenFone 4 Max」とのスペックを比較したもの。
処理能力は同じで、画面解像度はダウングレードしているものの、デュアルカメラになった事でカメラ性能が大幅にアップしている事がわかりますね。
また、ディスプレイサイズが5.2インチなった事で、本体サイズが少しだけ小さくなり、19g軽量化されています。
ASUS「ZenFone 4 Max」のカメラ性能
デュアルカメラ
「ZenFone 4 Max」では、標準レンズと広角レンズの2つのカメラを搭載。
標準レンズと広角レンズはスイッチひとつで切り替える事ができ、通常の撮影から背景を取り入れたワイドな撮影まで、場面によって好みの撮影が行えます。
高速オートフォーカス
「ZenFone 4 Max」に搭載された像面位相差オートフォーカスシステムでは、わずか0.03秒で焦点を合わせる事が可能です。
電子式手ブレ補正
「ZenFone 4 Max」では、電子式手ブレ補正機能により、手や動きの揺れを補正し、鮮明でぼやけのない撮影をする事ができます。
多彩なカメラモード
「ZenFone 4 Max」では、
- オート
- プロ
- GIFアニメーション
- セルフパノラマ
など、8種類のカメラモードを選択する事ができ、場面によって自分好みのカスタマイズで撮影する事ができます。
Softlight LEDフラッシュ
インカメラには「Softlight LEDフラッシュ」を搭載し、肌のテクスチャーを柔らかくした美しい写真撮影が行えます。
美人エフェクト
自撮り撮影の際に「ビューティモード」を使用すれば、エフェクトの効果を確認しながら撮影をする事が可能。
肌のキメやトーンを調整したり、目力をアップさせたりなど、好みのエフェクトに調整して撮影する事ができます。
ASUS「ZenFone 4 Max」の特徴
大容量バッテリー
「ZenFone 4 Max」ではバッテリーの効率化が計られ、電池残量が残り10%の状態から最大約88時間も電池を持たせる事ができます。
リバースチャージ機能
「ZenFone 4 Max」は、本体に充電されている電池容量を他のスマホやタブレットに充電する「リバースチャージ機能」が搭載され、モバイルバッテリーのように使用する事ができます。
指紋認証センサー
前面にある「指紋センサー」は、360°で指紋を認識し、0.3秒で画面ロックを解除、5つまで指紋を登録する事ができます。
デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)
「ZenFone 4 Max」は、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応。
音声SIMとデータSIMの両方を挿入し、両方のSIMで同時に待受けをする事ができます。
ASUS「ZenFone 4 Max」の評価と感想
「ZenFone 4 Max」は、スペックと価格を抑えた低価格スマホ。
処理能力はかなり低いのでゲームや処理の多いアプリを使用する人にはおすすめできませんが、大容量バッテリーが搭載され、モバイルバッテリーとしても利用できるという利便性は魅力的ですね。
また、デュアルカメラになってカメラ機能も大きく向上しているので、ゲームやアプリを使用しない人にとっては使いやすいと思います。
本体価格もかなり抑えられているので、コストパフォーマンスはかなり優秀でしょう。
「ZenFone 4 Max」は、電池持ちが良くて価格の安いスマホを探している人におすすめ。
モバイルバッテリー兼スマホとして、2台目用に購入するのも良いかもしれませんね。