現在ソフトバンクでは、購入した携帯電話が画面割れや水没などで故障してしまった時の補償サービスとして、
- iPhoneやiPadなら「あんしん保証パック with AppleCare Services」
- androidスマホやガラケーなら「あんしん保証パックプラス」
- みまもりケータイなど、その他の端末は「あんしん保証パックライト」
の3つのサービスを提供しています。
この記事では、
- 「あんしん保証パック」は必要か
- 「あんしん保証パック」の料金や維持費
- 実際に故障した場合の流れ
など、「あんしん保証パックプラス」と「あんしん保証パック with AppleCare Services」について詳しく解説していきます。
ソフトバンク「あんしん保証パック with AppleCare Services」の対象機種と料金
「あんしん保証パック with AppleCare Services」は、
- iPhone
- iPad
を対象にした端末保証サービスで、月額料金は購入する機種によって異なり、
対象機種 | 月額料金(税抜) |
その他のiPad | 650円 |
iPad Pro | 700円 |
その他のiPhone | 890円 |
iPhone X iPhone XS / XS Max iPhone 11 Pro/ Pro Max |
1,190円 |
となっています。
ただし、実際に携帯電話が故障して「あんしん保証パック with AppleCare Services」の保証を受ける際には 別途負担金がかかる ので注意して下さい。また、無料期間はないので、月途中で加入をした場合には日割り計算で請求されます。
ソフトバンク「あんしん保証パック with AppleCare Services」利用時の流れ
◆あんしん保証パック with AppleCare Servicesの保証内容
- 破損 / 故障 / 全損
- 水濡れ
- 盗難 / 紛失
ソフトバンクのiPhoneやiPadが故障してしまった場合には、多くの場合で、
- Apple正規サービスプロバイダに修理を依頼する
- iPhoneやiPadを交換してもらう
のどちらか好きなほうを選べるようになっています。
Apple正規サービスプロバイダに修理を依頼する場合は、実際に店舗に行ったり代替機を使用したりと手間と時間はかかるものの、修理代金と同じ金額の「PayPayボーナス」が付与される 事で実質無料になるので、安く済ませられるという特徴があります。
iPhoneやiPadを交換してもらう場合には、最大で11,800円(税込)がかかるものの、電話1本ですぐに同じ機種を届けてくれるので時間がかからないのが特徴ですね。
どちらにしようか悩んでしまった人は、まずは実質無料にできるApple正規サービスプロバイダに修理を依頼するのが確実だと思います。
不安な人は、ソフトバンクの公式サイトにある「手続きシミュレーション」を使って、最適な修理方法を確認しましょう。
ソフトバンク公式サイトで詳細をチェック
「手続きシミュレーション」でも不安な場合は、
カスタマーサポート
- ソフトバンク携帯電話から:157
- 一般電話から:0800-919-0157
に電話をして、オペレーターに相談する事もできます。
ソフトバンク「あんしん保証パック with AppleCare Services」保証内容と保証時の負担金
Apple正規サービスプロバイダで修理する場合
iPhoneやiPadをApple正規サービスプロバイダで修理する場合には、
のいずれかに直接修理するiPhoneやiPadを持って行く事になります。
iPhone / iPadを修理に出すと無料で代替機を貸してもらえるので、修理が終わるまでは代替機を使用して待ちましょう。
修理にかかる料金は故障内容によって異なり、
修理料金(税込) | iPhone | iPad |
自然故障 | 無料 | 無料 |
画面割れなどの外装交換 | 3,400円 | 4,400円 |
その他修理の場合 | 11,800円 | 3,400円 |
となっていますが、後日、My SoftBank から登録する事で支払った負担金と 同額の「PayPayボーナス」が後日ソフトバンクから付与 されます。
修理完了の10日前後を目安に届くメールから設定できるようになっているので、修理完了時に修理代金の記載された「請求書」または「修理(作業)完了報告書」等を必ず受け取り、保管しておきましょう。
ただし、3年目以降の修理料金に関しては価格が上記の金額よりも高くなる事があるので注意。その場合も同額の「PayPayボーナス」が後日ソフトバンクから付与されます。
ここがポイント
- 少しでも修理代金を安くしたい人におすすめ
- 修理完了まで時間がかかる
- 自然故障は無料修理
- 支払った負担金と同額の「PayPayボーナス」が貰える
iPhoneやiPadの配送交換を依頼する場合
ソフトバンクに配送交換を依頼する場合には、最寄りのソフトバンクショップに故障したiPhone / iPadを持って行き申し込みをする事になります。
配送交換時の負担金は、
- iPhone:12,744円(税込)
- iPad:4,400円(税込)
申し込みが完了すると1~2日以内で、使用していたスマホと同一機種、同一カラーの交換電話機(新品同様のリフレッシュ品)が指定した住所に届くので、負担金を支払って受け取ります。
ただし、盗難や紛失など、携帯電話が手元にない場合は 警察への届出が必要になる ので注意して下さい。
交換電話機が届いたら「返送キット」が同梱されているので、データ移行を済ませて14日以内に旧機種を「返送キット」に入れてソフトバンクへ送りましょう。
ここがポイント
- 料金が高くてもすぐに修理したい人におすすめ
- 修理完了まで2日程度と早い
- 携帯電話が手元にない場合は警察への届出が必要になる
ソフトバンク「あんしん保証パックプラス」の対象機種と料金
「あんしん保証パックプラス」は、
- androidスマホ
- 通常ケータイ(ガラケー)
- androidタブレット
- あんしんファミリーケータイ
- アシストスマホ
- モバイルデータ通信
- モバイルシアター
を対象にした端末保証サービスで、全機種で 月額料金は650円(税抜) に統一されています。
ただし、実際に携帯電話が故障して「あんしん保証パックプラス」の保証を受ける際には 別途負担金がかかる ので注意して下さい。また、無料期間はないので、月途中で加入をした場合には日割り計算で請求されます。
ソフトバンク「あんしん保証パックプラス」利用時の流れ
◆あんしん保証パックプラス の保証内容
- 破損 / 故障 / 全損
- 水濡れ
- 盗難 / 紛失
- バッテリー交換
- 電池パック無料サービス
ソフトバンクの携帯電話が故障してしまった場合には、多くの場合で、
- ソフトバンクショップに修理を依頼する
- 携帯電話を交換してもらう
のどちらか好きなほうを選べるようになっています。
ソフトバンクショップに修理を依頼する場合は、ソフトバンクショップに行ったり代替機を使用したりと手間と時間はかかるものの、修理代金が最大でも1,500円(税抜)なので、安く済ませられるという特徴があります。
携帯電話を交換してもらう場合には、最大で7,500円(税抜)がかかるものの、電話1本ですぐに同じ機種を届けてくれるので時間がかからないのが特徴ですね。
どちらにしようか悩んでしまった人は、メーカー保障の範囲内であれば無料 で修理をする事もできるので、ソフトバンクショップに修理を依頼するのが確実だと思います。
まずはソフトバンクの公式サイトにある「手続きシミュレーション」を使って、最適な修理方法を把握しましょう。
ソフトバンク公式サイトで詳細をチェック
「手続きシミュレーション」でも不安な場合は、
カスタマーサポート
- ソフトバンク携帯電話から:157
- 一般電話から:0800-919-0157
に電話をして、オペレーターに相談する事もできます。
ソフトバンク「あんしん保証パックプラス」保証内容と保証時の負担金
ソフトバンクに修理を依頼する場合
ソフトバンクに修理を依頼する場合には、
- ソフトバンクショップに行く
- オンライン申し込みをする
の2つの方法から選べますが、オンラインでの申し込みだと 修理代金が20%割引 になるという特典があるので、こだわりがない場合はオンライン申し込みがおすすめ。
オンラインで修理の申込みをする場合には、最短で翌日には代替機を届けてくれて、指定した場所まで修理を依頼する携帯電話を引き取りに来てくれます。24時間受付可能で送料もかからない ので、ぜひ活用してみて下さい。
ソフトバンク公式サイトで詳細をチェック
修理にかかる料金は故障内容によって異なり、
◆修理にかかる料金
- 自然故障:無料
- 画面割れなどの外装交換:1,500円(税抜)
- 水濡れや全損:5,000円(税抜)
- メモリーデータの復旧:無料
となっています。
ここがポイント
- 少しでも修理代金を安くしたい人におすすめ
- 修理完了まで時間がかかる
- 1年以内の自然故障は無料修理
- オンライン申し込みの場合には修理代金が20%割引
配送交換を依頼する場合
ソフトバンクに配送交換を依頼する場合には、
- My SoftBank で手続きする
- 電話で申し込みする
ソフトバンクの携帯電話から:113(無料)
一般電話から:0800-919-0113(無料)
の2つの方法から選べます。
配送交換時の 負担金は7,500円(税抜)。
ただし、配送交換サービスは 2016年4月以降発売のスマートフォンに限定 されているので注意して下さい。
申し込みが完了すると1~2日以内で、使用していたスマホと同一機種、同一カラーの交換電話機(新品同様のリフレッシュ品)が指定した住所に届くので、負担金を支払って受け取ります。
交換電話機が届いたら「返送キット」が同梱されているので、データ移行を済ませて14日以内に旧機種を「返送キット」に入れてソフトバンクへ送りましょう。
ここがポイント
- 料金が高くてもすぐに修理したい人におすすめ
- 修理完了まで2日程度と早い
- 2016年4月以降発売のスマートフォン限定
ソフトバンク「あんしん保証パックライト」の対象機種と料金
「あんしん保証パックライト」は、
- みまもりケータイ
- キッズフォン
- フォトビジョン
- みまもりGPS
- スマート体組成計
- みまもりホームセキュリティ
を対象にした端末保証サービスで、全機種で 月額料金は300円(税抜) に統一されています。
ただし、実際に携帯電話が故障して「あんしん保証パックライト」の保証を受ける際には 別途負担金がかかる ので注意して下さい。また、無料期間はないので、月途中で加入をした場合には日割り計算で請求されます。
ソフトバンク「あんしん保証パックライト」利用時の流れと保証時の負担金
◆あんしん保証パックライト の保証内容
- 破損 / 故障 / 全損
- 水濡れ
- 盗難 / 紛失
- バッテリー交換
- 電池パック無料サービス
「あんしん保証パックライト」の対象機種が故障してしまった場合には、ソフトバンクショップに修理を依頼する必要があります。
故障した端末をソフトバンクショップに持っていき、修理期間中は代替機を使い、修理完了後に自分の端末を受け取るという流れですね。
修理にかかる料金は故障内容によって異なり、
修理にかかる料金
- 自然故障:無料
- 画面割れなどの外装交換:2,000円~3,000円(税抜)
- 水濡れや全損:5,000円(税抜)
となっています。
ただし、水濡れや全損の場合は、故障の程度により別途で外装交換の負担金3,000円(税抜)がかかる場合があるので注意して下さい。
ソフトバンク「あんしん保証パック」の注意事項
androidスマホやガラケーの盗難・紛失の対応は評判が良くない
「あんしん保証パックプラス」と「あんしん保証パックライト」で、携帯電話を紛失したり、盗難されてしまった場合の保証対応は、ソフトバンクショップでの 機種変更のみ となっていて評判はあまり良くありません。
補償内容は、同一機種・ソフトバンク指定機種を会員価格で機種変更できるとしていますが、ソフトバンクは会員価格を一切公表しておらず、実際には定価価格から 5,000円~10,000円しか割引されない事がほとんど なので、盗難や紛失の場合は「保証が受けられない」と思っていたほうが確実です。
ドコモ や au では、盗難や紛失時でも負担額を明記して保証しているのに比べると、ソフトバンクの対応は不誠実な印象ですね。
会員価格の判断はソフトバンクショップの判断に委ねられている為、実際に機種変更してみるまでは会員価格はわかりません。
交換電話機はリフレッシュ品(新品ではない)
「あんしん保証パックプラス」や「あんしん保証パック with AppleCare Services」に申し込みをして、交換電話機として送られてくる携帯電話はリフレッシュ品といって新品ではありません。
リフレッシュ品は、下取りや「あんしん保証パック」でソフトバンクがユーザーから回収した携帯電話を修理したあと、新品同様の状態に初期化した携帯電話になります。
SIMカードを再発行する場合は別途3,000円がかかる
紛失や盗難などによってSIMカードを再発行する場合は、負担金とは別に手数料の3,000円(税別)がかかります。
交換電話機が購入した機種と異なる場合がある
交換電話機として送られてくる携帯電話は原則として同一機種、同一カラーになりますが、利用していた機種によっては用意できない場合があり、その場合は Xperia XZ3 → Xperia 1 のように、より新しい機種になる事があります。
ソフトバンクでは、機種のグレードが上がった場合「交換後の機種に応じた金額とさせていただく場合があります」としていますが、実際には新しい機種になっても月額料金が上がる事はほとんどありません。
旧機種をソフトバンクに送らなかった場合には違約金が発生する
「あんしん保証パックプラス」や「あんしん保証パック with AppleCare Services」に申し込みをして、交換電話機と壊れてしまった旧機種を交換する場合には、旧機種を14日以内にソフトバンクに送る 必要があります。
旧機種を送らなかった場合には、加入しているケータイ補償サービスによって、
- あんしん保証パックプラス:40,000円
- あんしん保証パック with AppleCare Services:機種によって異なる
の 違約金が請求される ので注意して下さい。
2度と再加入はできない
「あんしん保証パック」は 機種の購入時にのみ申し込みが可能 で、途中で解約した場合にも再加入はできません。
また、加入してから数カ月後に解約した場合には、過去に支払った料金は返金されないので注意して下さい。
ソフトバンク「あんしん保証パック」は必要か
最近のスマホ価格の上昇に伴い「あんしん保証パック」も常に値上げされているので、月額料金を考慮すると「本当に必要なの?」って思いますよね。
「あんしん保証パック」に加入する=安心を買う
という側面もあるので、全ての人に当てはまる答えはありませんが、個人的には「あんしん保証パック」はいらない と思います。
例えば、「iPhone XS」を購入して「あんしん保証パック with AppleCare Services」に加入する場合の2年間の料金は28,560円、画面が割れてしまったとして補償サービスを利用する際には別途3,400円がかかり、合計で31,960円(税込)が最低でもかかる計算になりますね!
保証サービスに入っていなかった場合の「iPhone XS」の画面割れの修理代金が31,800円(税抜)なので、2年間で画面割れを1度修理する程度であれば「あんしん保証パック with AppleCare Services」に加入していなくても負担額は同じ という事になります。
また、携帯端末にはカバーを付け、画面にはガラスフィルムを貼る人が多いので、最近は画面割れしているスマホを見る機会も少なくなりましたよね。
さらに、防水 / 防塵のスマホとなれば保証サービスを使った事がない人も多いはず。
特に、これまで保証サービスを使った経験がないという人は、これからも保証サービスを使う可能性は低いので、高い月額料金を払ってまで加入するメリットは少ないと思います。
iPhone / iPadの紛失や盗難については優秀
1度修理に出したり、リフレッシュ品に交換しただけではお得なのか正直微妙な「あんしん保証パック」ですが、紛失や盗難で新しく携帯端末を用意してもらう際には明らかにお得になります。
現在では、ハイエンドモデルともなれば10万円以上する機種ばかりですからね。
ただし、紛失や盗難が保証されているのは実質iPhoneとiPadのみ なので注意。
androidスマホやガラケーは、新しい端末に機種変更する際に5,000円~10,000円の割引が受けられるだけなので、なおさら「あんしん保証パック」に加入するメリットは少ないと思います。
結局は明確な答えはない
結局は、「あんしん保証パック」に加入して1度も保証サービスを利用しなかったら「やっぱりいらなかった」と思うし、紛失や盗難にあってしまったら「加入していて良かった」と思うので、全てのユーザーに合う明確な正解はありません。
この記事を読んで「なんだ保証サービスいらないじゃん」と思った人は、性格的に「あんしん保証パック」には加入しないのがおすすめ。
もし、画面割れなどをしてしまったら、諦めて正規料金を支払って修理に出しましょう。
逆に、この記事を読んでも「でもやっぱり不安だなあ」と思う人は「あんしん保証パック」に加入しておくのがおすすめ。
月額料金分は安心を買っていると割り切って、故障に関して気兼ねなく使用したほうがストレスが少ないと思います。