2018年夏モデルでは docomo with対象機種 として、
の2機種が発売されました。
この記事では、実際に使用した感想や両機種の違い、性能の比較を紹介しているので、どちらの機種にしようか迷っている人は参考にしてみて下さい。
「arrows Be F-04K」vs「LG style L-03K」のスペック比較
arrows Be F-04K | LG style L-03K | |
CPU | Snapdragon 450 | Snapdragon 450 |
外側カメラ | 約1,220万画素 | 約1,620万画素 |
内側カメラ | 約500万画素 | 約800万画素 |
ディスプレイ | 約5.0インチ | 約5.5インチ |
HD(1,280×720) | フルHD+(2,160×1,080) | |
RAM/ROM | 3GB/32GB | 4GB/64GB |
SDカード | microSDXC(最大400GB) | microSDXC(最大400GB) |
電池容量 | 2,580mAh | 2,890mAh |
連続待受(LTE) | 約530時間 | 約310時間 |
高さ×幅×厚さ | 約144x72x8.3(mm) | 約144x69x8.7(mm) |
重量 | 約146g | 約146g |
これは、「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」のスペックの比較表です。
スペックだけで比較すると、電池持ち以外のほぼ全てのスペックで「LG style L-03K」のほうが高性能な事が確認できますよね。
特に、カメラの画素数が高い事とRAMの容量が4GBな事が評価されて、発売前の評判はかなり高かった記憶があります。
ただし、実際の売り上げでは「arrows Be F-04K」が国内メーカーの富士通なのに対して、「LG style L-03K」は日本では不人気の韓国メーカーという事もあり、ブランド力の差から圧倒的に「arrows Be F-04K」のほうが人気ですね。
「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」の機能比較
arrows Be F-04K | LG style L-03K | |
テザリング | 〇 | 〇 |
おサイフケータイ | 〇 | 〇 |
ワンセグ:フルセグ | 〇:× | 〇:× |
赤外線通信 | × | × |
ハイレゾ | 〇 | 〇 |
ワイヤレス充電 | × | × |
イヤホンジャック | 〇 | 〇 |
Bluetooth | Bluetooth4.2 | Bluetooth4.2 |
防水:防塵 | IPX5/IPX8:IP6X | IPX5/IPX8:IP6X |
スピーカー | モノラルスピーカ- | モノラルスピーカ- |
生体認証 | 指紋認証センサー | 指紋認証センサー 顔認証センサー |
機能面では、生体認証で「LG style L-03K」が顔認証を搭載している以外はほぼ同じ。
どちらの機種も防水・防塵やおサイフケータイなど、主要な機能はしっかりと搭載されています。
「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」の処理能力比較
「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」とでは、同じCPUを搭載しているものの、「LG style L-03K」側で発熱対策などを施して性能を抑えている可能性があり、「arrows Be F-04K」のほうが処理能力が高くなっています。
ベンチマークスコアを見る限り「LG style L-03K」のほうが20%くらい処理能力が低くなっているので、少しでも良い環境でゲームをプレイしたい人は「arrows Be F-04K」のほうがおすすめ。
ただし、ゲーム以外で処理能力の違いを実感する事はほぼないと思うので、ゲームはほとんどしないという人はあまり気にする必要はないかもしれません。
両機種ともに、高スペック機のように温度が上がるような機種ではないので、「LG style L-03K」のこの仕様はちょっと謎ですね。
「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」のデザインの比較
本体のデザインでは、両機種ともに軽くて持ちやすいので、どちらを選んだとしても使いやすいと思います。
「arrows Be F-04K」はワンセグアンテナが本体に内蔵され、ストラップホールが付いているのが特徴で、「LG style L-03K」は流行りの18:9の縦長デザインになっているのが特徴ですね。
また、どちらの機種も耐衝撃設計になっていますが、「arrows Be F-04K」のほうが米国国防総省が定めた「MIL規格」に準拠する項目が多かったり、ハンドソープで洗えたりなど、より頑丈な設計になっています。
「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」の画面解像度&電池もち
「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」とでは、画面解像度と電池持ちが異なり、
- arrows Be F-04K:HDディスプレイ/連続待受 約530時間
- LG style L-03K:フルHDディスプレイ/連続待受 約310時間
となっています。
画面は明らかに「LG style L-03K」のほうが綺麗ですね。特に、スマホの画面で写真や動画をよく見る人は、画面解像度が上がるだけで見栄えがかなり違うので、画面が高画質な機種がほしい場合は「LG style L-03K」のほうがおすすめです。
ただし、画面解像度が高い分だけ電池消耗が激しい為か、「LG style L-03K」の電池持ちは 2018年夏モデル の中では最下位となっているので注意。
逆に「arrows Be F-04K」は、2018年夏モデルの中でもトップレベルの電池持ちになっていて、「LG style L-03K」よりも連続待受時間で約220時間も多く電池を持たせる事ができます。
「電池持ち」にこだわるか「画面の綺麗さ」にこだわるかで好みが分かれそうですね。
「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」のカメラ性能比較
※クリックで拡大できます
昼間の撮影や料理の撮影ではカラーバランスは若干違いますが、どちらも低価格スマホとは思えないくらい高画質な写真を撮る事ができました。
ズーム撮影は「LG style L-03K」が最大で4倍ズームまでしか対応していないので4倍ズームでの比較となりますが、両機種ともに同じように画質が落ちています。
ただし、「arrows Be F-04K」は最大で8倍ズームまで可能なので、ズーム性能では「arrows Be F-04K」でしょうか。
※クリックで拡大できます
夜の撮影では「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」で特徴が分かれる結果となりました。
「arrows Be F-04K」は暗い場所での撮影に強く、少しの光でも被写体を捉える事ができますが、白飛びが多いのが残念な部分ですね。
「LG style L-03K」は白飛びは抑えられているものの、黒つぶれが多く、暗い場所での撮影が苦手なのが写真でしっかりと確認できます。
写真を比較しても、実際に撮影してみても、夜の撮影では「arrows Be F-04K」のほうが優秀だと感じました。
動画撮影
動画撮影では両機種ともに、
- フルHD/30fps
- HD/30fps
の2つの撮影サイズを選ぶ事ができ、電子式手ぶれ補正にも対応しています。
実際に撮影してみた感じだと、「arrows Be F-04K」のほうがカクつきや手ぶれ補正の精度が低く、「LG style L-03K」のほうが高画質が動画な撮影できました。
ただし「LG style L-03K」のほうも、全体的に肉眼で見ている景色よりも薄く、安っぽい印象の動画になってしまうのが気になる部分でしょうか。
両機種ともに、動画の画質は良いとは言えないので、動画の画質を重視する人は注意して下さいね。
「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」のスピーカー性能比較
スピーカーは両機種ともにモノラルスピーカーとなっていますが、「LG style L-03K」のほうが音量が大きく音に厚みがある印象です。
イヤホンで音楽を聴いてもこの特徴は同じなので、大音量で音楽を聴きたい人は「arrows Be F-04K」ではちょっと物足りないかもしれません。
音質に関しては素人ではわからないレベルの違いなので、最大音量の違いにだけ注意して下さい。
「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」の本体価格比較
契約方法 | 新規/機種変更/のりかえ(MNP) | |
arrows Be F-04K | LG style L-03K | |
本体価格 | 33,696円 (1,404円×24) |
40,176円 (1,674円×24) |
docomo with | -38,880円 (-1,620円×24) |
-38,880円 (-1,620円×24) |
実質負担金額 | -5,184円 (-216円×24) |
1,296円 (54円×24) |
※上記の価格は2018年7月現在のものです。時期によって本体価格と割引金額は変動するので注意して下さい。
「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」とでは本体価格が違い、「LG style L-03K」のほうが6,480円高くなっています。
ただし、分割購入した場合の月額としては270円の差なので、価格の違いに関してはそこまで気にしなくても良いかもしれませんね。
「arrows Be F-04K」vs「LG style L-03K」どっちがおすすめ?
「arrows Be F-04K」と「LG style L-03K」ではお互いに長所と短所があるので、確実にどっちがおすすめと断言する事はできないんですが、個人的には処理能力が高くて電池持ちも優秀な「arrows Be F-04K」のほうが使いやすかったです。
「LG style L-03K」はスペックを見る限りはほぼ全ての性能で「arrows Be F-04K」よりも優秀なはずですが、実際はカメラ性能で劣っている部分があったり処理能力が低かったりと残念な部分あり、がっかりした人も多いのではないでしょうか。
それでも、
- 画面の綺麗さ
- スピーカー性能
- 動画の画質
では明らかに「LG style L-03K」のほうが優秀なので好みが分かれそうですね。
どちらにしようか迷っている人は、自分がどの機能を重視しているかで判断すると決めやすいと思いますよ!