今回は、auから2016年夏モデルのスマホとして発表された「AQUOS U SHV35」をレビューしてみたいと思います。
「AQUOS U SHV35」は国内メーカーのSHARP(シャープ)が発売するスマホです。
auからは同じ2016年夏モデルとして、シャープからフラッグシップモデルの「AQUOS SERIE SHV34」が発売しているので、「AQUOS U SHV35」はスペックと価格を抑えた廉価版という位置づけになりそうですね。
ちなみに、2016年夏モデルとしてシャープから2種類のスマホを発売するのはauのみとなっています。
au AQUOS U SHV35のスペックとカラーバリエーション
「AQUOS U SHV35」のカラーバリエーションは3色でエレガントブラック、シルキーホワイト、ミントブルーです。
AQUOS U SHV35のスペック詳細
CPUは新しいクアルコムのSnapdragon 617搭載。
ディスプレイの解像度は、フラッグシップモデルから1段階落とされて「HD」。
RAMの容量は2016年夏モデルの中では最低の2GB。
外側カメラは1310万画素のカメラを採用。
インカメラはフラッグシップモデルと同じ500万画素ですね。
ここまでは廉価版って感じのスペックですが、電池容量が3010mAhという大容量バッテリーを採用。
これにより、連続待受時間が驚きの870時間とされています。
これは、現状の最高スペックとされている「HTC 10 HTV32」や「Galaxy S7 edge」の約2倍の電池持ちとなっています。
スペックが落とされている分、電池持ちが良くなるのは当たり前ですが、ここまで電池持ちが良いスマホは他にはありません。
このあたりは、さすがシャープといったところでしょうか。
AQUOS U SHV35の機能&サービス
機能面では防水、防塵、おサイフケータイは使えるものの、ワンセグ/フルセグが使用できません。
廉価版でも、ワンセグ/フルセグ以外は使えるあたりは、国内メーカーならではの使いやすさですね。
また、通信速度は「4G LTE(2GHz)& WiMAX 2+」のキャリアアグリゲーションには対応していないので、通信速度は最大225Mbpsとなっています。
AQUOS U SHV35とSHV34との比較
次に、今回同じ2016年夏モデルとして発表されたフラッグシップモデルの「SHV34」との比較です。
CPU、カメラ性能、RAM、ディスプレイの解像度など、電池容量以外の全ての部分で性能が落とされている事がわかります。
しかし、スペックが落とされているにもかかわらず、電池容量はほぼ同じ容量のものが搭載されている為、連続待受時間は大幅に向上しています。
とにかく電池持ちが良いスマホが良いって人にはピッタリの機種ですね。
au AQUOS U SHV35の価格
「AQUOS U SHV35」の本体価格は52,920円(税込)です。
この52,920円を一括で支払う人はあまりいないので、24回払いの分割にする人がほとんどですが、実際に支払う金額はここから「毎月割」という割引きを引いた金額となります。
「毎月割」の割引金額は契約種別で変わる事があるので、自分の契約だといくらの「毎月割」が適用されるのか確認して下さいね。
新規・機種変更・のりかえ(MNP)の実質負担金額
※↑の価格は2016年6月24日発売日時点のものです。
時期によって「毎月割」の割引金額は変動するので注意して下さい。
auの場合は「AQUOS U SHV35」の発売日時点では、契約種別やデータ容量の違いによる「毎月割」の変動はありません。
au AQUOS U SHV35の特徴
スマホにはスペックだけでなく各メーカーの特徴もあり、そのメーカーにしかない機能やこだわりなどもあったりします。
スペックや性能面にそこまでこだわりがない人は、こういった特徴で機種を選ぶのも良いかもしれませんね。
おすすめプラス
オートモードに自分流の表現をプラスできる「おすすめプラス」を搭載。
選択メニューから「ふんわり」「くっきり」など選んで手軽に表現力の高い写真が撮れるようになります。
動画を高画質な静止画にする「あとからキャプチャー」
4Kや2K、240fpsなどの動画から高画質な静止画をかんたんな操作で切り出しできる「あとからキャプチャー」搭載。
最適な瞬間を撮るのが難しいシーンでも動画で撮っておけば、あとからベストな1枚を選べます。
エモパー
シャープのスマホの大きな特徴となった「エモパー」。
エモパーは、シャープ製の家電製品に搭載されている人工知能「ココロエンジン」をベースに、スマホ向けに作られたもの。
いつも一緒にいる「スマホ」が、シーンに応じてタイミングよく、まるで友達のように、声や表示でメッセージを伝えてきてくれます。
スクロールオート
ブログやツイッターなど、縦に長いページをみる際に面倒なスクロールを自動化。
ゆっくりとスクロールし、表示されたボタンの上で指を離すとスクロールがスタートします。
「Clip Now」と「のぞき見ブロック」
画面の上のフチを横になぞるだけでスクリーンショットが撮れる「Clip Now」機能。
WebページならURLも一時保存されるし、画面のフチを真下になぞると、他のユーザーとのスクリーンショットの共有もできるようになります。
また、カラーフィルタ画像が、正面からの見やすさはそのままに、周囲からののぞき見をブロックする「のぞき見ブロック」機能も搭載。
まとめ
「AQUOS U SHV35」は、やや低スペックながら、その分他の高スペックスマホよりも価格を抑えたコスパ重視のスマホです。
なので、純粋に2016年夏モデルとして横並びで比較しないように注意しましょう。
価格も他のスマホと比べると半分くらいになっているはずです。
3Dゲームをガンガンするようなヘビーユーザーは上位機種の「AQUOS SERIE SHV34」のほうが良いと思いますが、普通に使う分にはスペックがそこまで低いわけでもなく、電池持ちはダントツに良いのでおすすめかもしれませんね。