韓国メーカーのSamsung(サムスン)が、米ニューヨークで「Galaxy Unpacked 2017」を開催し、Galaxy Noteの最新モデル「Galaxy Note 8」を発表しました。
前作の「Galaxy Note 7」は度重なる爆発事故とリコールにより、日本では発売さえされなかっただけに注目を集めていますね。
「Galaxy Note 8」は、Galaxyシリーズでは初となる「デュアルカメラ」を搭載し、フラッグシップらしい高スペックなモデルとなっています。
Galaxy Noteシリーズは最新モデル「Galaxy Note9」が発表されました。
Galaxy Note 8のカラーバリエーションとスペック詳細
「Galaxy Note 8」のカラーバリエーションは2色で、
- ミッドナイトブラック
- メープルゴールド
です。
ミッドナイトブラック
メープルゴールド
Galaxy Note 8のスペック詳細
| Galaxy Note 8のスペック詳細 | |
| CPU | Snapdragon 835 |
| 外側カメラ | 約1,220万画素＋約1,220万画素 |
| 内側カメラ | 約800万画素 |
| ディスプレイ | 約6.3インチ |
| WQHD(2,960×1,440) | |
| RAM | 6GB |
| ROM | 64GB |
| SDカード(最大) | 256GB |
| 電池容量 | 3,300mAh |
| 連続通話(LTE) | 約1,370分 |
| 連続待受(LTE) | 約310時間 |
| 高さ×幅×厚さ | 約163x75x8.6(mm) |
| 重量 | 約190g |
CPUは「Snapdragon 835」でRAMが6GBという事で、処理能力は2017年秋冬モデルのandroidスマホとしては最高レベル。
アウトカメラはGalaxyシリーズでは初めての「デュアルカメラ」となり、ディスプレイもWQHDの有機ELディスプレイという事で、かなり高スペックになっている事がわかりますね。
特に初搭載の「デュアルカメラ」は、カメラの評価サイト「DxOMark」で「iPhone 8 Plus」と並び世界2位の評価を受け、カメラ性能の優秀さを世界にアピールしています。
ただし、その高スペックゆえに、電池持ちは2017秋冬モデルの他機種と比べると若干悪くなっているので注意。
また、キャリアによってスペックに違いはないものの、使用する電波の違いにより、電池持ちに多少の違いがあります。
| ドコモ | au | |
| 連続通話 | 約1,370分 | 約1,830分 |
| 連続待受(LTE) | 約310時間 | 約330時間 |
| 通信速度(最大) | 788Mbps | 708Mbps |
Galaxy Note 8の機能＆サービス
機能面では、
- Bluetooth
- テザリング
- 防水/防塵
- おサイフケータイ
- フルセグ/ワンセグ
- 指紋認証センサー
- 虹彩認証センサー
- 顔認証センサー
が利用可能。
ほぼ全ての機能が使用できるので、機能面で困る事はないでしょう。
また、防水/防塵の保護等級も、防水（IPX5/8）、防塵（IP6X）となっていて、水没に対する保護機能では「連続的に水中に置いても有害な影響がない」という最高ランクの防水性能となっています。
Galaxy Note 8のベンチマークスコア
Source by Geekbench
このベンチマークスコアは「Galaxy Note 8 SC-01K」のGeekbenchでのベンチマークスコアですが、シングルスコア平均が「1,855」で、マルチスコア平均が「6,415」となっています。
処理能力はかなり高い事がわかりますね。
3Dゲームや処理が多いアプリなどを使う習慣がある人にとっても、快適に使えるスマホだと思います。
Galaxy S8とGalaxy Note 8との比較
| Galaxy S8 | Galaxy Note 8 | |
| CPU | Snapdragon 835 | Snapdragon 835 |
| 外側カメラ | 約1,220万画素 (デュアルピクセル) |
約1,220万画素＋約1,220万画素 (デュアルカメラ) |
| 内側カメラ | 約800万画素 | 約800万画素 |
| ディスプレイ | 約5.8インチ | 約6.3インチ |
| WQHD(2,960×1,440) | WQHD(2,960×1,440) | |
| RAM | 4GB | 6GB |
| ROM | 64GB | 64GB |
| SDカード(最大) | 256GB | 256GB |
| 電池容量 | 3,000mAh | 3,300mAh |
| 連続通話(LTE) | 約1,250分 | 約1,370分 |
| 連続待受(LTE) | 約340時間 | 約310時間 |
| 高さ×幅×厚さ | 148.9x68.1x8.0(mm) | 約163x75x8.6(mm) |
| 重量 | 約155g | 約190g |
これは、ドコモから発売された「Galaxy S8」と「Galaxy Note 8」とのスペックの比較。
カメラ機能が「デュアルカメラ」に進化しているところと、ノートサイズのスマホだけに全体的にサイズが大きくなっているところ以外は、スペック的にそこまでの違いはありません。
「Galaxy Note 8」は、「Galaxy S8」からカメラ機能が向上した「ノートサイズモデル」という印象ですね。
Galaxy Note 8の価格
ドコモ Galaxy Note 8 SC-01Kの実質負担価格
| 契約方法 | のりかえ（MNP） | 新規契約 | 機種変更 |
| 本体価格 | 126,360円 (5,265円×24) |
126,360円 (5,265円×24) |
126,360円 (5,265円×24) |
| 月々サポート | -99,792円 (-4,158円×24) |
-49,896円 (-2,079円×24) |
-49,896円 (-2,079円×24) |
| 実質負担金額 | 26,568円 (1,107円×24) |
76,464円 (3,186円×24) |
76,464円 (3,186円×24) |
※上記の価格は2017年10月現在の金額です。時期によって本体価格と割引額は変動するので注意して下さい。
au Galaxy Note 8 SCV37の実質負担価格
| 契約方法 | のりかえ（MNP） | 新規契約 | 機種変更 |
| 本体価格 | 118,800円 (4,950円×24) |
118,800円 (4,950円×24) |
118,800円 (4,950円×24) |
| 毎月割 | -51,624円 (-2,151円×24) |
-51,624円 (-2,151円×24) |
-51,624円 (-2,151円×24) |
| 実質負担金額 | 67,176円 (2,799円×24) |
67,176円 (2,799円×24) |
67,176円 (2,799円×24) |
※上記の価格は2017年10月現在の金額です。時期によって本体価格と「毎月割」の割引金額は変動するので注意して下さい。
Galaxy Note 8のカメラ性能
デュアルカメラ
「Galaxy Note 8」では、Galaxyシリーズでは初となる「デュアルカメラ」を採用。
約1,200万画素の広角カメラのほかに、約1,200万画素で光学2倍ズームが可能な望遠カメラを搭載し、「Galaxy S8」で評判の良かったカメラ性能がさらに向上しています。
高速オートフォーカス
「Galaxy Note 8」では、全ピクセルでピント合わせを行う「デュアルピクセル技術」によって高速オートフォーカスを実現。
さらに、1.4µmピクセル、F値1.7の広角レンズにより、暗い所でも明るく鮮明な写真撮影が行えます。
ライブフォーカス
「ライブフォーカス」機能では、背景のボケ具合を確認しながらスライダーで調整が可能。
これにより、シャッターを押す前にフォーカスを確認する事ができ、被写体を際立たせるようにピンボケ補正を調整する事ができるようになります。
光学手ブレ補正
「Galaxy Note 8」では、2つのカメラの両方に「光学手ブレ補正」機能を搭載し、カメラに揺れがある状況でもブレのない美しい写真を撮影する事が可能です。
デュアルキャプチャー
「デュアルキャプチャー」機能により、アップで撮った写真でも、その外側の背景も自動的に保存しておく事が可能です。
多彩な撮影モード
「Galaxy Note 8」には、
- フードモード
- プロモード
- パノラマ
- スローモーション
など、多彩な撮影モードを搭載。
シーンに合わせて最適なカメラモードで撮影する事ができます。
約800万画素のインカメラ
約800万画素のインカメラでは、F値1.7の明るいレンズにオートフォーカス機能も搭載し、ピントが合った鮮明な自撮り写真が撮影できます。
Galaxy Note 8の特徴
WQHD有機ELディスプレイ
「Galaxy Note 8」では、WQHDの高解像度有機ELディスプレイ「Infinity Display」を採用。
画面の表示領域も拡大され、画面に引き込まれるような迫力のある映像が楽しめます。
Sペン
「Galaxy Note 8」の最大の特徴である「Sペン」では、約0.7mmのペン先と4096段階の筆圧を感知する事で、より自然なペン使いが可能になっています。
画面オフメモ
「Galaxy Note 8」では、画面オフの状態でも「Sペン」を使ってメモを取る事ができ、書いたメモはすぐに表示させるようにできるほか、本体に保存する事もできます。
ライブメッセージ
「ライブメッセージ」を使えば、自分だけの絵文字を書いたり、GIFアニメを作成したり、写真に手書きのメッセージを書いたりする事ができます。
ワイヤレス充電
「Galaxy Note 8」は、ワイヤレス充電と急速充電に対応。
ワイヤレスチャージャー（別売）を使用すればケーブルに接続する事なく充電する事ができます。
生体認証
「Galaxy Note 8」には、
- 虹彩認証
- 指紋認証
- 顔認証
の3つの生体認証を搭載。
ユーザーは、好みの認証方法を選択して使用する事が可能です。
Galaxy Note 8の不具合報告と評判
Galaxy Note 8のカメラ性能は評価サイトで高得点
カメラの評価サイト「DxOMark」でスコアが更新され、最高得点であった「iPhone 8 Plus」と並び、同スコアで「Galaxy Note 8」が1位になった事がわかりました。
「Galaxy Note 8」のスコアは94。
厳密に言えば、その直後にスコアが再更新され、「Google Pixel 2」が98スコアで単独1位となったわけですが、「Google Pixel 2」は日本国内での販売が絶望的な為、国内モデルとしては「iPhone 8 Plus」と並び最高レベルのカメラ性能を搭載したスマホと言って間違いないでしょう。
Galaxy Note 8の「顔認証」は写真でも解除が可能
「Galaxy Note 8」の生体認証のひとつ「顔認証」で、写真だけでもロックが解除できてしまう動画が公開されて話題になっています。
動画では、スマホに表示されている写真をかざしただけで「Galaxy Note 8」のロックが簡単に解除されてしまう様子が撮影されていて、少なくとも現段階では「生体認証」としての精度は高くないようです。
Galaxy Note 8の評価と感想
「Galaxy Note 8」は、超高スペックなノート型スマートフォン。
処理能力やカメラ性能、ディスプレイの綺麗さなど、全てのスペックが高性能なので、性能に不満を持つ人はほとんどいないでしょう。
特に、Galaxyシリーズでは初となる「デュアルカメラ」の評判が良く、カメラの画質にこだわる人におすすめです。
ただし、性能に比例して価格も高くなっているので、多少高くても高性能なスマホを購入したい人向けといったところでしょうか。
価格が高くても問題ないのであれば、ノートタイプのandroidスマホは「Galaxy Note 8」を購入しておけば間違いないでしょう。