auが2017年冬~2018年春モデルとして「BASIO3(ベイシオスリー)KYV43」を発表しました。
「BASIO3」は国内メーカーの京セラが製造するスマホで、シニア層が使用する事を想定して作られた「かんたん携帯」のスマホバージョンとなっています。
au「BASIO3」のカラーバリエーションとスペック詳細
「BASIO3」のカラーバリエーションは3色で、
- ゴールド
- ブルー
- レッド
です。
ゴールド
ブルー
レッド
BASIO3のスペック詳細
BASIO3のスペック詳細 | |
CPU | Snapdragon 430 |
外側カメラ | 約1,300万画素 |
内側カメラ | 約500万画素 |
ディスプレイ | 約5.0インチ |
フルHD(1,920×1,080) | |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
SDカード | microSDXC(最大256GB) |
電池容量 | 2,940mAh |
連続通話(LTE) | 約1,260分 |
連続待受(LTE) | 約580時間 |
高さ×幅×厚さ | 約144×71×9.9(mm) |
重量 | 約150g |
CPUが「Snapdragon 430」でRAMが3GBという事で、処理能力はかなり低め。
ただし、ゲームアプリを使用する予定の人でもない限りは「かんたん携帯」に処理能力はそこまで必要ないので問題ないでしょう。
カメラ性能はやや低めなものの、ディスプレイにはフルHDを採用し、大容量バッテリー搭載で電池持ちはかなり良くなっています。
「BASIO3」から搭載された新機能としては、カードにかざしてスマホのトラブルを解決する「スマホの健康診断」や、スマホの使用方法を動画でいつでも確認できる「使いこなし動画」などが加わり、スマホをはじめて利用する人でも操作しやすい設計になっていますね。
BASIO3の機能&サービス
機能面では、
- Bluetooth
- テザリング
- 防水/防塵
- 赤外線通信
- ワンセグ
が利用可能ですが、
- フルセグ
- おサイフケータイ
- 指紋認証センサー
などは使用できないので注意して下さい。
また、防水/防塵の保護等級は、防水(IPX5/8)、防塵(IP5X)となっていて、水没に対する保護機能では連続的に水中に置いても有害な影響がないという最高ランクの防水性能となっています。
BASIO3のベンチマークスコア
これは「BASIO3」と同じCPUを搭載した「Qua phone QX」のgeekbenchでのベンチマークスコアですが、シングルスコア平均が「666」で、マルチスコア平均が「2,353」となっています。
処理能力はかなり低いので、ゲームや処理の多いアプリを使用する習慣がある人には向かないでしょう。
動画を観たり、ネット検索やLINEなど、一般的な操作しかしない人向けの機種だと思います。
BASIO2とBASIO3の比較
BASIO2 | BASIO3 | |
CPU | Snapdragon 617 | Snapdragon 430 |
外側カメラ | 約1,310万画素 | 約1,300万画素 |
内側カメラ | 約500万画素 | 約500万画素 |
ディスプレイ | 約5.0インチ | 約5.0インチ |
HD(1,280×720) | フルHD(1,920×1,080) | |
RAM | 2GB | 3GB |
ROM | 16GB | 32GB |
SDカード(最大) | 200GB | 256GB |
電池容量 | 2,810mAh | 2,940mAh |
連続通話(LTE) | 約1,170分 | 約1,260分 |
連続待受(LTE) | 約820時間 | 約580時間 |
高さ×幅×厚さ | 約143×71×9.3(mm) | 約144×71×9.9(mm) |
重量 | 約150g | 約150g |
これは2016年夏モデルとして発表された前作「BASIO2」と「BASIO3」の比較です。
前作の「BASIO2」はシャープ製でしたが、「BASIO3」になってディスプレイの解像度が上がった事以外は、そこまでの変化はありません。
「BASIO2」のほうが電池持ちが良く、便利機能にも違いがあるので、在庫のあるうちは好みで「BASIO2」のほうを購入してもいいかもしれませんね。
au「BASIO3」の発売日と価格
「BASIO3」の発売日は2018年1月19日で、本体価格は49,680円(税込)。
実際に支払う金額は、ここから「毎月割」という割引を引いた金額となっていて、新料金プラン「ピタットプラン/フラットプラン」で申し込む場合は「毎月割」が発生しないかわりに、「アップグレードプログラムEX」に加入する事で最大半額の24,840円(税込)となります。
BASIO3の実質負担価格
契約方法 | のりかえ(MNP) | 新規契約 | 機種変更 |
本体価格 | 49,680円 (1,380円×36) |
49,680円 (1,380円×36) |
49,680円 (1,380円×36) |
毎月割 | -17,064円 (-474円×36) |
-17,064円 (-474円×36) |
-17,064円 (-474円×36) |
実質負担金額 | 32,616円 (906円×36) |
32,616円 (906円×36) |
32,616円 (906円×36) |
※上記の価格は2018年1月現在の金額です。時期によって本体価格と割引金額は変動するので注意して下さい。
au「BASIO3」のカメラ性能
かんたんカメラ
「BASIO3」のアウトカメラは、スライドカバーを開くだけですぐにカメラが起動。
汚れや傷からレンズを保護するだけでなく、手ブレ補正やオートフォーカス機能もあるので、ピント合わせも速く綺麗な写真が撮影できます。
テレビde写真
別売りの「テレビde写真受信機」を使用すれば、スマホで撮った写真をテレビ画面に映して楽しむ事ができます。
au「BASIO3」の特徴
スマホの健康診断
操作がわからなくなった場合には専用カードに「BASIO3」をかざす事で「スマホの健康診断」が起動。
- インターネットがつながらない
- 着信音が鳴らない
- スマホ画面上部のアイコンが消えない
など、操作で解消できる事は、その場ですぐに解決する事ができます。
使いこなし動画
「BASIO3」には、あらかじめ操作方法を解説する「使いこなし動画」がインストールされており、通信料を気にせずに何度でも確認する事が可能です。
使い方練習
「BASIO3」では、専用アプリでスマホの基本操作、
- タップ&クリック
- ズームアウト
- 電話のかけかた
などを楽しく練習する事ができます。
ダイレクトボタン
「BASIO3」の画面下には「ダイレクトボタン」が配置されていて、よく使う連絡先を3件まで登録できます。
スマートソニックレシーバー
通話機能では、音と振動で相手の声を伝える京セラの独自機能「スマートソニックレシーバー」によって周りの音を遮蔽でき、
- 高音域をおさえ、甲高い音を軽減する「やわらかく」
- 高音域を強調し、こもった音を明瞭にする「はっきりと」
- 大きい音だけ音量をおさえる「おさえめに」
など、自分が聞きやすい音質に調整することができます。
歩数計
歩数計機能では、目標に対する達成率をわかりやすく確認する事ができ、家族などに、前日の歩数を通知する事もできます。
au「BASIO3」の評価と感想
「BASIO3」は、シニア層が使用する事を想定して作られた「かんたん携帯」のスマホバージョン。
京セラならではの通話機能「スマートソニックレシーバー」に加え、スマホを初めて使用する人に配慮された設計になっているので、初心者でもかなり使いやすいと思います。
スライドカバーを開くだけですぐにカメラが起動したり、画面下に「ダイレクトボタン」が配置されていたりなど、感覚で操作できるのも良いですね。
ただし、処理能力がかなり低くゲームには向かない事と、「おサイフケータイ」が使用できない点には注意して下さい。
ゲームと「おサイフケータイ」を使用しないのであれば、年配の人やスマホを初めて使用する人には最適な機種だと思います。