2018年夏モデルとしてドコモ、au、ソフトバンクから発売された「Xperia XZ2」のベンチマークを、
- Antutu
- Geekbench
の2つのベンチマークアプリで計測してみました。
「Xperia XZ2」はQualcomm(クアルコム)のCPU「Snapdragon 845」を搭載した機種となっていて、発売後に実機で計測しているので、「Xperia XZ2」のベンチマークスコアが気になる人は参考にしてみて下さい。
「Xperia XZ2」のAntutuベンチマークスコア詳細
Antutuベンチマークスコアの見方 | |
CPU | スマホの処理能力。基本的にこの数値が高いほどサクサク動きます。 |
GPU | ゲームや動画、グラフィックなどの画像描写の性能。CPUスコアが高くてもこの数値が低いと画面がカクカクしやすいです。 |
UX | UX(ユーザーエクスペリエンス)は、データのセキュリティや画像処理など、操作性の高さを表すスコア。 |
MEM | RAMやROMなど、情報を書き込んだり記録されている情報を読み出したりする性能。 |
「Xperia XZ2」の Antutu 7.0.8 でのベンチマークスコアは260,031。
かなり高い処理能力ですね。特にGPUのスコアが高く、ゲームに向いている機種だという事がわかります。
他メーカーの「Snapdragon 845」搭載機種と比べてもほとんどスコアが変わらない事から、端末のほうでパフォーマンスを抑える事もなく、しっかりと「Snapdragon 845」の性能を引き出せていると思います。
また、ベンチマーク後のバッテリー温度は41度まで上昇しました。
CPUパフォーマンスとバッテリー温度
※クリックで拡大できます
これは、「Xperia XZ2」に大きな負荷をかけ続けてパフォーマンスの安定性を計測する「ストレステスト」を行った際のCPUパフォーマンスとバッテリー温度をグラフ化したもの。
CPUパフォーマンスはバッテリー温度が低い最初のほうは100%になる事もありましたが、温度が上がるに連れ40~70%の間で推移するという結果になりました。これは発熱を抑える為だと思われ、他の「Snapdragon 845」搭載機種も同じような計測結果になっています。
15分間の温度測定では、計測開始から徐々に温度が上昇していき、6分30秒くらいで40度に到達。その後は43度程度まで上がったものの、それ以上は温度が上昇する気配を見せず終了となりました。
普段使用している分にはそこまで温度が上がる事もありませんが、3Dゲームや最新の負荷の多いゲームを長時間プレイする場合には43度くらいまでバッテリー温度が上昇するので注意ですね。
「Xperia XZ2」のGeek benchベンチマークスコア詳細
「Xperia XZ2」の Geekbench 4.2.3 でのベンチマークスコアは、
- シングル 2,339/マルチ 8,312
となっていて、こちらも他メーカーの「Snapdragon 845」搭載機種と比べてもほとんど変わりはありませんでした。
PUBGモバイルで動作テスト
最後に最新3Dゲームで有名な「PUBGモバイル」の最高画質設定でプレイしてみましたが、たま~に一瞬カクつく事がありますが、基本的にはサクサク快適にプレイする事ができます。
グラフィック設定は、
- クオリティ:HDR
- フレーム設定:ウルトラ
- アンチエイリアス:有効
- グラフィックの自動調整:無効
です。
さすがに、最新3Dゲームの最高画質設定になるとバッテリー温度は40度前後になりますが、止まったりする事もなくプレイし続ける事ができました。処理能力はかなり優秀ですね。