サムスンは、アメリカのニューヨークで「SAMSUNG Galaxy Note Unpacked 2016」を開催し、「Galaxy Note(ギャラクシー ノート) 7」を正式に発表しました。
一時はRAMが6GBになるなど、超ハイスペックな機種という噂もありましたが、正式発表されてみればフラッグシップモデルの「Galaxy S7」と同等のスペックという事になりましたね。
まあ、それでも現時点で世界最高峰のスマホですけどね。
サムスン Galaxy Note 7のスペックとカラーバリエーション
「GALAXY Note 7」のカラーバリエーションは4色でブラックオニキス、チタンシルバー、プラチナゴールド、コーラルブルーです。
Galaxy Note 7のスペック詳細
Galaxy Note 7のスペック詳細 | |
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CPU(国によって変更) | Snapdragon 820 |
Samsung Exynos 8890 | |
外側カメラ画素数 | 約1,220万画素(デュアルピクセル) |
内側カメラ画素数 | 約500万画素 |
ディスプレイ | 約5.7インチ WQHD(2,560×1,440) |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
SDカード | microSDXC(最大256GB) |
電池容量 | 3,500mAh |
高さ×幅×厚さ | 153.5×73.9×7.9(mm) |
重量 | 約166g |
CPUは「Snapdragon 820」と「Samsung Exynos 8890」のどちらかが搭載され、市場によって分けて販売するようですが、現状では「Snapdragon 820」が世界一、「Samsung Exynos 8890」が世界三位の処理能力となっているので、どちらが搭載されようと高い処理能力だという事に違いはありません。
ディスプレイの解像度は、2016年夏モデルの中でも最高の「クアッドHD」。
RAMの容量も2016年夏モデルの中では最高の4GB。
外側カメラは、「Galaxy S7 edge」と同じものを搭載。
一眼レフカメラにしか採用されていないような「デュアルピクセルセンサー」を搭載し、カメラのベンチマークサイト「DxOMark」では「HTC 10 HTV32」と並び世界最高得点を記録したカメラですね。
電池容量は3,500mAh。
高スペックスマホでも、これだけあれば安心でしょ?って感じの容量になています。
また、「Galaxy S7 edge」と同じくSDカードにも対応していて、最大で256GBまでROMを増やす事が可能です。
サムスン Galaxy Note 7のベンチマークスコア
これは、ベンチマークスコアではおなじみの「antutu」が発表した、CPUのベンチマークテストの結果です。
「Galaxy Note 7」に搭載される予定の「Snapdragon 820」が138,026、「Samsung Exynos 8890」が129,865となっていて、どちらが搭載されてもトップレベルの処理能力だという事がわかります。
Galaxy S7 edgeとGalaxy Note 7との比較
Galaxy S7 edgeのスペック詳細 | GALAXY Note 7のスペック詳細 | |
---|---|---|
CPU(国によって変更) | Snapdragon 820 | Snapdragon 820 |
Samsung Exynos 8890 | ||
外側カメラ画素数 | 約1,220万画素(デュアルピクセル) | 約1,220万画素(デュアルピクセル) |
内側カメラ画素数 | 約500万画素 | 約500万画素 |
ディスプレイ | 約5.5インチ WQHD(2,560×1,440) | 約5.7インチ WQHD(2,560×1,440) |
RAM | 4GB | 4GB |
ROM | 32GB | 64GB |
SDカード | microSDXC(最大200GB) | microSDXC(最大256GB) |
電池容量 | 3,600mAh | 3,500mAh |
高さ×幅×厚さ | 151×73×7.7(mm) | 153.5×73.9×7.9(mm) |
重量 | 約158g | 約166g |
さすが「Galaxy 7」シリーズって感じで、「Galaxy S7 edge」とほぼ同スペックとなっています。
性能にはほとんど違いがなさそうなので、単純に「Galaxy S7 edge」のノートバージョンという考え方で問題ないでしょう。
サムスン Galaxy Note 7の発売日と爆発問題
「Galaxy Note 7」は2016年8月19日に発売されましたが、たび重なる「爆発事故」により、ついには販売停止となってしまいました。
日本での販売は、2016年秋冬モデルとしてドコモが行う予定でしたが、発売されない可能性のほうが高くなったと言って良いでしょう。
サムスン Galaxy Note 7の特徴
デュアルカーブスクリーン
「GALAXY Note 7」は、Galaxy Note史上初の「デュアルカーブスクリーン」を採用。
また、Sペンを走らせるエリアを極限まで広げるように、エッジぎりぎりのガラスの湾曲加工を実現しました。
エッジスクリーン
「Galaxy S7 edge」に続き、「Galaxy Note7」にもエッジスクリーンを採用。
必要なものには指先のフリック一つでたどり着け、一目でより多くの情報を確認でき、「Task edge」にはさらに多くのアイテムを登録できるようになりました。
「Sペン」がさらに進化
「Sペン」がさらに進化し、ペン先は0.7mmに、筆圧感知レベルは4,096になりました。
Always On Display
「Galaxy Note7」では、本体のロックを解除せずにメモを書き留める事ができる「Always On Display」を搭載。
また、付箋紙のようなノートが必要な場合には、ディスプレイにピン止めするだけで「Screen-off Memo」になります。
GIFファイルの作成
撮影した映像を切り取り、簡単にGIFファイルを作成する事が可能。
作成したGIFファイルは、すぐにSNSなどで共有が可能です。
スクロールキャプチャー
大きな画像や長い文章であっても、「Scroll Capture」を使うことで全体を1ファイルとして保存する事が可能です。
水中でも描画可能
今回の「Galaxy Note7」から防水にも対応した為、雨の日やプールにいる時など、水に濡れてしまう環境でも使用する事ができます。
モバイル HDRに対応
モバイル HDRというのは、新しい超高画質の技術。
白はより白く、黒はより深く、驚くほど精密に現実世界がそのまま映し出されます。
虹彩認証
指紋認証に加え、Galaxyシリーズでは初となる「虹彩認証」を搭載。
登録しておけば、見るだけでロック画面を解除する事ができるようになります。
「デュアルピクセル技術」搭載の世界最高峰カメラ機能
photo by dxomark.com
スマホでは世界初となる「デュアルピクセルセンサー」を搭載したカメラで、カメラのベンチマークサイト「DxOMark」では「HTC 10 HTV32」と並び世界最高得点を記録しました。
デュアルピクセル技術の位相差センサーにより、オートフォーカスも超高速に。
また、F値1.7の明るいレンズを搭載し、ピクセルサイズを大型化することで受光面積を拡大。
うす暗い場所でも明るくノイズの少ない写真が撮影できます。
最後に
「Galaxy Note7」は、「Galaxy S7 edge」を超える超高性能マシンになるって噂がちょっとだけあっただけに、スペックを見てガッカリした人も多少いるかもしれませんね。
それでも、現状では「Galaxy S7 edge」が性能面ではトップ機種である事に変わりはないので、Galaxy Noteシリーズの新作を待っていた人にとっては「買い」の機種になるんじゃないでしょうか。
日本での発売があるとすれば、ドコモとauですかね。