2017年3月29日におこなわれた「Unpacked 2017」において韓国メーカーのサムスンは、
・Galaxy S8(ギャラクシーエイト)
・Galaxy S8+(ギャラクシーエイトプラス)
を発表。
日本では、2017年夏モデルとしてドコモとauから発売が決定しています。
Galaxy S8&Galaxy S8+のカラーバリエーションとスペック
「Galaxy S8」のカラーバリエーション3色で、
・ミッドナイトブラック
・オーキッドグレー
・コーラルブルー
「Galaxy S8+」のカラーバリエーション2色で、
・ミッドナイトブラック
・アークティックシルバー
となっていて、ドコモとauで共通となっています。
ミッドナイトブラック
オーキッドグレー
コーラルブルー
アークティックシルバー
Galaxy S8&Galaxy S8+のスペック詳細
Galaxy S8 | Galaxy S8+ | |
CPU | Snapdragon 835 | Snapdragon 835 |
外側カメラ | 約1,200万画素(デュアルピクセル) | 約1,200万画素(デュアルピクセル) |
内側カメラ | 約800万画素 | 約800万画素 |
ディスプレイ | 約5.8インチ | 約6.2インチ |
QHD(2,960×1,440) | QHD(2,960×1,440) | |
RAM | 4GB | 4GB |
ROM | 64GB | 64GB |
SDカード(最大) | 256GB | 256GB |
電池容量 | 3,000mAh | 3,500mAh |
連続通話 | 約1,250分 | 約1,430分 |
連続待受(LTE) | 約340時間 | 約390時間 |
通信速度(最大) | 500Mbps | 788Mbps |
高さ×幅×厚さ | 約148.9x68.1x8.0(mm) | 約159.5x73.4x8.1(mm) |
重量 | 約155g | 約173g |
CPUはクアルコムの「Snapdragon 835」を搭載し、RAMは4GB。
ディスプレイはQHDということで、かなりのハイスペックスマホだということがわかりますね。
カメラもF値1.7の明るいレンズにオートフォーカスや様々なモードを搭載し、世界でトップレベルの画質を楽しむことができます。
また、「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」とでは、
・サイズ
・電池容量
ドコモの場合だけ通信速度が違うだけで、処理能力やスペックに違いはありません。
また、キャリアによってスペックに違いはないものの、使用する電波の違いにより、電池持ちに多少の違いがあるので注意して下さい。
ドコモ | au | |||
機種名 | Galaxy S8 | Galaxy S8+ | Galaxy S8 | Galaxy S8+ |
連続通話 | 約1,250分 | 約1,430分 | 約1,420分 | 約1,680分 |
連続待受(LTE) | 約340時間 | 約390時間 | 約370時間 | 約440時間 |
通信速度(最大) | 500Mbps | 788Mbps | 590Mbps | 590Mbps |
Galaxy S8/Galaxy S8+の機能&サービス
機能面では、
・USB Type C
・テザリング
・防水/防塵
・指紋センサー
・虹彩認証
・顔認証
・Bluetooth5.0
・おサイフケータイ
・フルセグ/ワンセグ
が利用可能。
ほぼ全ての機能が使用できるので、機能面で困る事はないでしょう。
また、防水/防塵の保護等級も、防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)となっていて、水没に対する保護機能では、連続的に水中に置いても有害な影響がないという最高ランクの防水性能となっています。
Galaxy S8&Galaxy S8+のベンチマークスコア
Source by Geekbench
このベンチマークスコアは、ドコモ版「Galaxy S8 SC-02J」のベンチマークスコアですが、シングルスコア平均が「1,841」で、マルチスコア平均が「6,305」となっています。
マルチスコアは、全機種の中でも最高レベルの処理能力といって良いでしょう。
3Dゲームや処理が多いアプリなどを使う習慣がある人にとっても、快適に使えるスマホだと思います。
Galaxy S7 edgeとGalaxy S8との比較
Galaxy S7 edge | Galaxy S8 | |
CPU | Snapdragon 820 | Snapdragon 835 |
外側カメラ | 約1,220万画素(デュアルピクセル) | 約1,200万画素(デュアルピクセル) |
内側カメラ | 約500万画素 | 約800万画素 |
ディスプレイ | 約5.5インチ | 約5.8インチ |
QHD(2,960×1,440) | QHD(2,960×1,440) | |
RAM | 4GB | 4GB |
ROM | 32GB | 64GB |
SDカード(最大) | 256GB | 256GB |
電池容量 | 3,600mAh | 3,000mAh |
連続通話 | 約1,260分 | 約1,250分 |
連続待受(LTE) | 約420時間 | 約340時間 |
通信速度(最大) | 375Mbps | 500Mbps |
高さ×幅×厚さ | 150.9x73x7.7(mm) | 148.9x68.1x8.0(mm) |
重量 | 約158g | 約155g |
これは2016年に発売された「Galaxy S7 edge」と「Galaxy S8」の比較。
・処理能力
・インカメラ
の性能が向上。
ただし、電池容量が減っている分だけ連続待受が減っている点は気になりますね。
1番意外だったのはサイズで、ディスプレイが5.5インチから5.8インチに大きくなったのにもかかわらず、横幅は73mmから68.1mmと狭くなったこと。
これは、できる限りベゼル部分を削ったデザインによるもので、ディスプレイが大きくなっても持ちやすさに変わりがないことがわかりますね。
ドコモ「Galaxy S8&Galaxy S8+」の価格
ドコモでの「Galaxy S8&Galaxy S8+」の本体価格は、
・Galaxy S8 93,960円(税込)
・Galaxy S8+ 118,584円(税込)
となっています。
実際に購入する場合は、本体価格から「月々サポート」を引いた金額がユーザーの実質的な支払い金額となり、分割購入にした場合の金利はないので、一括で購入しても分割で購入しても、2年間使用する事で支払う金額に変わりはありません。
ドコモ Galaxy S8 SC-02Jの実質負担価格
契約方法 | のりかえ(MNP) | 新規契約 | 機種変更/契約変更 |
本体価格 | 93,960円 (3,915円×24) |
93,960円 (3,915円×24) |
93,960円 (3,915円×24) |
月々サポート | -78,408円 (-3,267円×24) |
-38,880円 (-1,620円×24) |
-38,880円 (-1,620円×24) |
実質負担金額 | 15,552円 | 55,080円 | 55,080円 |
ドコモ Galaxy S8+ SC-03Jの実質負担価格
契約方法 | のりかえ(MNP) | 新規契約 | 機種変更/契約変更 |
本体価格 | 118,584円 (4,941円×24) |
118,584円 (4,941円×24) |
118,584円 (4,941円×24) |
月々サポート | -103,032円 (-4,293円×24) |
-53,784円 (-2,241円×24) |
-53,784円 (-2,241円×24) |
実質負担金額 | 15,552円 | 64,800円 | 64,800円 |
※上記の価格は2017年6月現在のものです。時期によって本体価格と割引金額は変動するので注意して下さい。
au「Galaxy S8&Galaxy S8+」の価格
auでの「Galaxy S8&Galaxy S8+」の本体価格は、
・Galaxy S8 90,720円(税込)
・Galaxy S8+ 99,360円(税込)
となっています。
実際に購入する場合は、本体価格から「毎月割」を引いた金額がユーザーの実質的な支払い金額となり、分割購入にした場合の金利はないので、一括で購入しても分割で購入しても、2年間使用する事で支払う金額に変わりはありません。
au Galaxy S8 SCV36の実質負担価格
契約方法 | のりかえ(MNP) | 新規契約 | 機種変更 |
本体価格 | 90,720円 (3,780円×24) |
90,720円 (3,780円×24) |
90,720円 (3,780円×24) |
毎月割 (スマートパス加入時) |
-41,040円 (-1,710円×24) |
-41,040円 (-1,710円×24) |
-41,040円 (-1,710円×24) |
実質負担金額 | 49,680円 | 49,680円 | 49,680円 |
au Galaxy S8+ SCV35の実質負担価格
契約方法 | のりかえ(MNP) | 新規契約 | 機種変更 |
本体価格 | 99,360円 (4,140円×24) |
99,360円 (4,140円×24) |
99,360円 (4,140円×24) |
毎月割 (スマートパス加入時) |
-39,960円 (-1,665円×24) |
-39,960円 (-1,665円×24) |
-39,960円 (-1,665円×24) |
実質負担金額 | 59,400円 | 59,400円 | 59,400円 |
※↑の価格は2017年6月現在のものです。時期によって本体価格と割引金額は変動するので注意して下さい。
Galaxy S8&Galaxy S8+のカメラ性能
約1,200万画素のアウトカメラ
約1,200万画素のアウトカメラはF値1.7の明るいレンズを搭載し、ピクセルサイズを大型化することでより多くの光を取り込みます。
これにより、うす暗い場所でも明るくノイズの少ない写真が撮影できます。
デュアルピクセルイメージセンサー
レンズからの光を別々に2つのイメージセンサーに送り焦点を調整する「デュアルピクセルイメージセンサー」を搭載。
瞬時にオートフォーカスすることで、ブレずに鮮やかな写真を撮ることができます。
プロモード
プロモードでは、
・ISO
・シャッタースピード
・露出
・色調
・マニュアルフォーカス
・ホワイトバランス
の6つの設定を調整するオプションがあり、好みに合わせた写真撮影がおこなえます。
選択フォーカス
「Galaxy S8/Galaxy S8+」では、撮影した後にフォーカス位置を選択することができ、
・表面
・背景
・両方
など、好みで調整することができます。
食事モード
「食事モード」で撮影することにより、色鮮やかでおいしさを表現する写真を撮影することができます。
約800万画素のインカメラ
約800万画素のインカメラにも、
・スマートオートフォーカス
・マルチフレーム画像処理
を搭載し、ピントが合った鮮明な自撮り写真が撮影できます。
Galaxy S8&Galaxy S8+の特徴
Galaxy S8&Galaxy S8+のデザイン
「Galaxy S8/Galaxy S8+」のデザインは、極力ベゼル部分を削った大画面ディスプレイ。
ホームボタンは画面の下に埋め込まれ、全体的なサイズはやや小さくしながらディスプレイを大型化しています。
パソコンで見ている人は上の画像がそのまま「Galaxy S8/Galaxy S8+」の実物大のサイズになっているので参考にして下さい。
QHD有機ELディスプレイ
QHD有機ELディスプレイで作られたディスプレイは「Infinity Display」と名付けられ、高精細で大迫力の画面が楽しめます。
ワイヤレス充電
ワイヤレス充電と急速充電に対応し、簡単で便利に充電できます。
虹彩認証
画面上の二つの円に目を合わせることで「Galaxy S8/Galaxy S8+」が虹彩を認証し、ロックを解除できます。
顔認証
「Galaxy S8/Galaxy S8+」を起動し、自撮り撮影をすることで「顔認証」がおこなわれ、ロックを解除することができます。
Galaxy S8&Galaxy S8+の不具合報告と評判
Galaxy S8のディスプレイが赤くなる
「Galaxy S8/Galaxy S8+」は先行発売していた海外で、個体によってはディスプレイが赤くなるという不具合が報告されていましたが、サムスンのソフトウェアアップデートにより解消されました。
突然再起動する
「Galaxy S8/Galaxy S8+」で、突然再起動してしまう不具合が多数報告されています。
これについて、サムスンはまだ公式に発表はしていません。
指紋センサーの位置が使いづらい
「Galaxy S8/Galaxy S8+」の指紋センサーの位置が、アウトカメラのすぐ横にあり使いづらいという報告があります。
指紋認証を使用する予定がない人や、あまり気にならない人も多そうですが、サムスンも指紋センサーの位置の不便さは把握しているとみられ、海外版の「Galaxy S8/Galaxy S8+」では、カメラを起動するとメッセージが現れます。
カメラ性能で「Xperia XZ Premium」を圧倒
「Galaxy S8&Galaxy S8+」のカメラ性能は、
・Xperia XZ Premium
・LG G6
と比較して、1番優れているというテスト結果が発表されています。
「Xperia XZ Premium」と「Galaxy S8」の処理速度と動画の画質比較
「Xperia XZ Premium」と「Galaxy S8+」の処理速度を比較したテストが公開され、ほぼ全てのテストで「Xperia XZ Premium」のほうが処理速度が速いという結果になっています。
また、動画の画質比較では明らかな違いはなく、どちらの機種も高画質な動画撮影が行われています。
「HTC U11」と「Galaxy S8+」カメラ性能比較
カメラの評価サイト「DxOMark」で世界最高得点を出した「HTC U11」と「Galaxy S8+」のカメラ性能比較が行われました。
Galaxy S8&Galaxy S8+の評価と感想
「Galaxy S8/Galaxy S8+」は、処理能力やカメラ性能、ディスプレイの綺麗さなど、全てのスペックが高性能なスマホ。
かなりの高スペックになっているので、処理能力やカメラの性能に不満を持つ人はほとんどいないでしょう。
特徴としては、今回から採用された「ワイヤレス充電」や生体認証があり、特に生体認証では現時点で考えられる全ての認証方法が使えるスマホとなっています。
デザインが個性的なのと、過去に「Galaxy Note 7」でバッテリーの爆発事故を起こしているので好みが分かれそうですが、スペックや性能面では最高レベル。
「Galaxy S8/Galaxy S8+」は、世界のトップを争う高性能なスマホがほしい人におすすめです。