ソニーは、2017年9月1日にドイツのベルリンで行われた「IFA 2017」に合わせて、8月31日にプレス向けの発表会をおこない、新機種として
- Xperia XZ1
- Xperia XZ1 Compact
- Xperia XZ1 Plus
の3機種を発表しました。
日本では「Xperia XZ1」がドコモ、au、ソフトバンクから、「Xperia XZ1 Compact」はドコモから発売が決定しており、「Xperia XZ1 Plus」は海外専用の廉価モデルとなっていて、日本での発売は予定されていません。
Xperia XZ1のカラーバリエーションとスペック詳細
「Xperia XZ1」のカラーバリエーションは4色で、
- ブラック
- ウォームシルバー
- ムーンリットブルー
- ヴィーナスピンク
です。
ブラック
ウォームシルバー
ムーンリットブルー
ヴィーナスピンク
Xperia XZ1のスペック詳細
Xperia XZ1のスペック詳細 | |
CPU | Snapdragon 835 |
外側カメラ | 約1,920万画素 |
内側カメラ | 約1,320万画素 |
ディスプレイ | 約5.2インチ |
フルHD(1,920×1,080) | |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
SDカード(最大) | 256GB |
電池容量 | 2,700mAh |
連続通話 | 約1,170分 |
連続待受(LTE) | 約420時間 |
高さ×幅×厚さ | 約148×73×7.4(mm) |
重量 | 約156g |
「Xperia XZ1」は、現時点のソニーの技術を盛り込んだフラッグシップモデルとなっていますが、前モデルの「Xperia XZs」に比べ、CPUが最新の「Snapdragon 835」になり処理能力が向上した以外は、それほどの進化は見られません。
人の顔や物などを3Dで撮影できる「3Dクリエーター」というカメラの新機能が加わった以外は、処理能力の上がった「Xperia XZs」といった印象ですね。
また、キャリアによってスペックに違いはないものの、使用する電波の違いにより、電池持ちに多少の違いがあります。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
連続通話 | 約1,170分 | 約1,420分 | 約1,460分 |
連続待受(LTE) | 約420時間 | 約420時間 | 約430時間 |
通信速度(最大) | 788Mbps | 708Mbps | 612Mbps |
Xperia XZ1の機能&サービス
機能面では、
- Bluetooth
- テザリング
- 防水/防塵
- 指紋センサー
- おサイフケータイ
- フルセグ/ワンセグ
- PS4リモートプレイ
が利用可能。
国内モデルらしく、ほぼ全ての機能が使用できるので、機能面で困る事はないでしょう。
また、防水/防塵の保護等級も、防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)となっていて、水没に対する保護機能では「連続的に水中に置いても有害な影響がない」という最高ランクの防水性能となっています。
Xperia XZ1のベンチマークスコア
Source by geekbench
このベンチマークスコアはドコモから発売された「Xperia XZ1 SO-01K」のベンチマークスコアですが、シングルスコア平均が「1,875」で、マルチスコア平均が「6,381」となっています。
処理能力はかなり高い事がわかりますね。
3Dゲームや処理が多いアプリなどを使う習慣がある人にとっても、快適に使えるスマホだと思います。
Xperia XZsとXperia XZ1の比較
Xperia XZs | Xperia XZ1 | |
CPU | Snapdragon 820 | Snapdragon 835 |
外側カメラ | 約1,920万画素 | 約1,920万画素 |
内側カメラ | 約1,320万画素 | 約1,320万画素 |
ディスプレイ | 約5.2インチ | 約5.2インチ |
フルHD(1,920×1,080) | フルHD(1,920×1,080) | |
RAM | 4GB | 4GB |
ROM | 32GB | 64GB |
SDカード | 最大256GB | 最大256GB |
電池容量 | 2,900mAh | 2,700mAh |
連続通話 | 約1,220分 | 約1,170分 |
連続待受(LTE) | 約590時間 | 約420時間 |
高さ×幅×厚さ | 146×72×8.1(mm) | 約148×73×7.4(mm) |
重量 | 約161g | 約156g |
これは、2017年夏モデルとして発売されたドコモの「Xperia XZs SO-03J」と「Xperia XZ1 SO-01K」を比較したもの。
CPUが最新の「Snapdragon 835」になり、ROMの容量が増えている事がわかります。
カメラ機能と画面解像度は前作からの大きな変化はなし。
また、スペックが上がって電池容量が200mAh減っているので、電池持ちは「Xperia XZs」と比べると若干悪くなっています。
Xperia XZ1の発売日と価格
ドコモ Xperia XZ1 SO-01Kの発売日と価格
乗り換え / 新規契約 / 機種変更 / 契約変更 | |
本体価格 | 86,184円 (3,591円×24) |
端末購入サポート | -75,816円 (-3,159円×24) |
実質負担金 | 10,368円 (432円×24) |
au Xperia XZ1 SOV36の発売日と価格
2017年11月10日発売 | |||
契約方法 | のりかえ(MNP) | 新規契約 | 機種変更 |
本体価格 | 90,720円 (3,780円×24) |
90,720円 (3,780円×24) |
90,720円 (3,780円×24) |
毎月割 | -37,584円 (-1,566円×24) |
-37,584円 (-1,566円×24) |
-37,584円 (-1,566円×24) |
実質負担金額 | 53,136円 (2,214円×24) |
53,136円 (2,214円×24) |
53,136円 (2,214円×24) |
※上記の価格は2017年10月現在の金額です。時期によって本体価格と割引金額は変動するので注意して下さい。
ソフトバンク Xperia XZ1 701SOの発売日と価格
2017年11月10日発売 | |||
契約方法 | のりかえ(MNP) | 新規契約 | 機種変更 |
本体価格 | 93,120円 (3,880円×24) |
93,120円 (3,880円×24) |
93,120円 (3,880円×24) |
月月割 | -76,800円 (-3,200円×24) |
-48,000円 (-2,000円×24) |
-48,000円 (-2,000円×24) |
実質負担金額 | 16,320円 (680円×24) |
45,120円 (1,880円×24) |
45,120円 (1,880円×24) |
※上記の価格は2017年10月現在の金額です。時期によって本体価格と割引金額は変動するので注意して下さい。
これは、24回支払いで端末を購入した場合の価格ですが、「半額サポート for Android」を使用して購入する場合でも、本体価格と月月割が48回支払いになるだけで、総額に違いはありません。
Xperia XZ1のカメラ性能
Motion Eyeカメラシステム
アウトカメラには、ソニーが誇る最先端のテクノロジー「Motion Eyeカメラ」を搭載。
進化を続ける画像処理エンジンと、F2.0、広角25mmの高性能レンズで、世界でもトップレベルの高画質な写真撮影が行えます。
最先端の3つのセンサー
「Xperia XZ1」では、役割の違う3つのセンサー、
- CMOSイメージセンサー
- レーザーAFセンサー
- RGBC-IRセンサー
を搭載する事で、暗いシーンや光の色の影響を受けやすいシーンでも、自然な色合いで高繊細な写真撮影を行う事が可能です。
5軸手ブレ補正
「Xperia XZ1」には、サイバーショットやハンディカムの動画手ブレ補正技術を応用した5軸手ブレ補正「インテリジェントアクティブモード」を搭載。
手で持って走りながらでも、なめらかな撮影が行えます。
スーパースローモーション
「Xperia XZ1」では、最大960fpsのスーパースローモーション撮影が可能。
水を弾く瞬間の映像もキレイに記録することができます。
先読み撮影
カメラ機能の「先読み撮影」を使用すれば、シャッターを押した瞬間の前後最大4枚の写真を記録し、ベストショットを選んで残す事が可能です。
3Dクリエーター
Source by YouTube
カメラ機能では、「Xperia XZ1」からの新機能として「3Dクリエーター」を搭載。
「3Dクリエーター」は、「Xperia XZ1」のカメラで顔をスキャンする事でアバターを作り、「AR」に登場させたり、SNS用のスタンプとして活用する事ができます。
約1,300万画素のインカメラ
約1,300万画素のインカメラは、広角レンズ&大型高感度センサーで、背景を入れたグループショットや夕暮れ時の撮影などにも強く、高画質な写真撮影が行えます。
Xperia XZ1の特徴
継ぎ目のないメタルデザイン
「Xperia XZ1」では、背面から側面にかけて継ぎ目のないメタルボディデザインを採用。
ガラス面にはCorningの「Gorilla Glass 5」を使用し、「Xperia XZs」と比べて1.5倍以上の強度を実現しています。
HDRディスプレイ
約5.2インチのフルHDディスプレイは「HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)」に対応。
大迫力のHDR対応動画コンテンツを楽しむ事ができます。
トリルミナスディスプレイ
「Xperia XZ1」では、液晶テレビ「ブラビア」 の映像技術と画作りのノウハウにより、幅広い色域で豊かで自然な色合いや繊細な色の違いを再現。
様々な色が混ざったカラフルなシーンでも、それぞれの色合いを引き立てます。
X-Reality for mobile
「Xperia XZ1」では、液晶テレビ「ブラビア」 の超解像技術をモバイル向けに最適化した「X-Reality for mobile」技術により、リアルタイムで映像を解析し、インターネットで配信されている画質の低い映像などもくっきり鮮やかに再生します。
ウォークマンのオーディオ技術を結集した高音質
オーディオ面では、ウォークマンで培われたハイレゾ音源の再生、CDやMP3などの圧縮音源をハイレゾ音源相当に変換するDSEE HX、デジタルノイズキャンセリングなどの高音質機能を搭載。
スマートフォンとは思えない豊かなサウンドを楽しめます。
スマートクリーナー
「Xperia XZ1」では、アプリの使用頻度に応じてメモリを最適化する「スマートクリーナー」機能によって、使用しないアプリケーションを自動的に無効にし、キャッシュを消去する事で快適な操作環境を維持しています。
充電の最適化技術「いたわり充電」
ユーザーの生活リズムを認識して、就寝時に充電を開始した場合でも起床したタイミングで充電が完了するように、途中で充電速度を遅らせる「いたわり充電」。
これにより、スマホのバッテリーが満充電のまま放置される事で寿命が短くなってしまう事から、バッテリーの劣化を抑え、従来のバッテリーよりも長持ちさせる事ができます。
Xperia XZ1の不具合報告と評判
Xperiaのカメラ画像に「歪み」がある問題
2017年の夏モデルとして発表された、
では、撮影した写真に「歪み」があるという問題がありましたが、2017年10月に行われたアップデートで改善しました。
「Xperia XZ1」でも同等のカメラが搭載されていますが、「歪み問題」は改善されています。
Xperia XZ1の評価と感想
「Xperia XZ1」は、前作から処理能力を向上させ、カメラの新機能を搭載したソニーのフラッグシップモデルスマホ。
特に処理能力は高く、androidスマホとしては最高レベルで、高画質のゲームや処理の多いアプリを操作する機種としては最適だと思います。
「Xperia XZs」から騒がれていたカメラの「歪み問題」も改善された事で、不安要素なく安心して購入できるのも嬉しいですよね。
処理能力やカメラ性能、機能面など、androidスマホとしては最高レベルの機種であり、1番人気のあるandroidスマホです。