海外で有名なカメラの評価サイト「DxOMark」で「Galaxy S9+」がレビューされ、「iPhone Ⅹ」のスコアを抜き、現時点で発表されているスマートフォンの中では1番評価の高いカメラ性能である事がわかりました。
「Galaxy S9+」のスコアは99。
評価の高かった「Galaxy Note 8」からさらにスコアを上げ、フラッグシップモデルに相応しい超高性能カメラが搭載されているという事になりますね。
Galaxy S9+のカメラ性能の評価詳細
「Galaxy S9+」のカメラ性能の評価は、
- 静止画撮影:104
- 動画撮影:91
と、どちらもかなり高いスコアになっていますが、特に静止画撮影が大きく評価されている事がわかります。
静止画撮影、動画撮影ともに評価が高かったのは「ノイズの制御」と「正確な高速オートフォーカス」、「鮮やかなカラー」、「優れた解像度の4倍ズーム」といったところ。
逆に短所として挙げられているのが、動画撮影になった時に静止画撮影時と比べ、細部に小さな歪みや滲みがたまに確認された事と、光レベルが変化した際の露出収束時に時々不安定になるところ。
さらに、歩きながら撮影をした際の「手ぶれ補正」が完全ではない点が挙げられています。
ノイズの制御
これは、照度5ルクス(ロウソクの明かり程度の暗さ)で撮影された「Galaxy S9+」と「iPhone Ⅹ」の写真画像。
「Galaxy S9+」は撮影が難しい暗い環境下でも、低ノイズで撮影できる事がわかりますね。
HDR(ハイダイナミックレンジ)機能
「HDR(ハイダイナミックレンジ)」は、レンズの撮像素子に入ってくる光のうち、もっとも明るい部分と暗い部分の差の比率に加工を加える事で、肉眼で見たときの風景により近い写真を残せる画像合成機能の事。
「Galaxy S9+」は、HDR機能でも高い評価になっています。
4倍ズームと背景ぼかし機能
これは、「Galaxy S9+」に搭載された望遠レンズで4倍までズームした状況で撮影された写真と、デュアルカメラを用いた「背景ぼかし機能」を使って撮影された写真です。
ズームした状況でもノイズの少ないクリアな撮影ができている事がわかりますね。
また、「背景ぼかし機能」では、ぼかしの強さと自然な変わり目で被写体を強調できているとの事です。
様々な環境下での撮影
2018年夏モデルはカメラ性能なら「Galaxy S9+」か
「Galaxy S9+」は、
- 広角レンズ
- 望遠レンズ
の2つが搭載されたデュアルカメラ。
広角レンズではF値1.5とF値2.4の2つのレンズを搭載して、環境に合わせて自動的にレンズを切り替えて光の取り込みを調整するという新しい仕組みを採用していますが、今回の結果からカメラ性能の高さが認められた事になります。
ライバルになるであろう「Xperia XZ2」のカメラ性能は、スコア83の「Xperia XZ Premium」とほぼ同等のものを搭載する事から、カメラの性能を重視するなら2018年夏モデルでは「Galaxy S9+」一択といった状況になりそうです。