「AQUOS R2」は2017年に発売された「AQUOS R」の後継モデルとなっていて、
- ドコモ版:SH-03K
- au版:SHV42
- ソフトバンク版:706SH
として、2018年6月8日に発売されたシャープのフラッグシップモデルです。
この記事では、「AQUOS R2」を実際に購入して、カメラの性能や特徴などを徹底レビューしているので、購入を検討している人はぜひ参考にしてみて下さい。
「AQUOS R2」のカラーバリエーション
「AQUOS R2」のカラーバリエーションは、
- プレミアムブラック
- プラチナホワイト
- コーラルピンク(ドコモ限定)
- アクアマリン(au限定)
- ローズレッド(ソフトバンク限定)
- ピンクゴールド(ソフトバンク限定)
- ブルーシルバー(ソフトバンク限定)
の7色。
2018年11月9日にソフトバンクから新たに「ピンクゴールド」と「ブルーシルバー」が追加されました。
「AQUOS R2」のスペックの評価
AQUOS R2のスペック詳細 | |
CPU | Snapdragon 845 |
外側カメラ | 約2,260万画素+約1,630万画素 |
内側カメラ | 約1,630万画素 |
ディスプレイ | 約6.0インチ |
WQHD+(3,040×1,440) | |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
SDカード(最大) | microSDXC(最大400GB) |
電池容量 | 3,130mAh |
連続通話(LTE) | 約1,490分 |
連続待受(LTE) | 約530時間 |
高さ×幅×厚さ | 約156×74×9(mm) |
重量 | 約181g |
CPUはQualcommの「Snapdragon 845」でRAMが4GBという事で、処理能力は現在発売されているandroidスマホの中では最高レベル。
アウトカメラは、静止画用の約2,260万画素のカメラに加え、動画用の約1,630万画素のカメラを搭載していて、世界初となる動画と静止画を同時に撮影できるデュアルカメラ仕様となっています。
また、「AQUOS R compact」で採用されていた狭額縁デザイン「EDGEST fit」が「AQUOS R2」でも採用され、6インチに大画面化しながらも前作「AQUOS R」とほぼ同サイズなのは好印象ですね。
さらに、スマートフォンとしては初めてとなる「ドルビービジョン」と「ドルビーアトモス」の両方に対応するなど、フラッグシップモデルらしい高性能な1台になっています。
ドコモ au ソフトバンクでのスペックの違い
ドコモ | au | ソフトバンク | |
連続通話(LTE) | 約1,490分 | 約2,110分 | 約1,830分 |
連続待受(LTE) | 約530時間 | 約630時間 | 約585時間 |
通信速度(最大) | 988Mbps | 958Mbps | 774Mbps |
「AQUOS R2」はドコモ、au、ソフトバンクから発売されますが、スペックに違いはないものの、使用する電波の違いにより、電池持ちと通信速度に違いがあります。
特にドコモは、2018年の新商品発表会にて2018年夏に988Mbps、2019年春には国内最速の1Gbpsの通信速度を実現すると発表していましたが、その影響の為か他社に比べると電池持ちの悪さが目立つ結果となっていますね。
AQUOS R2の機能&サービス
テザリング | 〇 |
おサイフケータイ | 〇 |
ワンセグ:フルセグ | 〇:〇 |
赤外線通信 | × |
ハイレゾ | 〇 |
ワイヤレス充電 | × |
イヤホンジャック | 〇 |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
防水:防塵 | IPX5/IPX8:IP6X |
生体認証 | 指紋認証センサー |
機能面では、赤外線通信を除いたほぼ全ての機能が使用できる「全部入り」となっていますが、ワイヤレス充電のみ非搭載となっているので注意して下さい。
「AQUOS R2」のカメラ性能レビュー
AQUOS R2のカメラスペック詳細 | ||
カメラ画素数 | 静止画用外側カメラ:約2,260万画素 動画用外側カメラ:約1,630万画素 内側カメラ:約1,630万画素 |
|
F値 | 静止画用カメラ:1.9 動画用外側カメラ:2.4 内側カメラ:2.0 |
|
オートフォーカス機能 | 静止画:○ 動画:なし |
|
ズーム(最大) ※外側カメラのみ |
静止画:デジタル8倍 動画:デジタル8倍 |
|
ISO感度(最大) | 静止画:ISO3,200 動画:ISO3,200 |
|
手ブレ補正機能 | 外側カメラ | 静止画:光学式/電子式 動画:光学式 |
内側カメラ | 静止画:なし 動画:電子式 |
動画用と静止画用のデュアルカメラ仕様
「AQUOS R2」は、動画用カメラと静止画用カメラを搭載したデュアルカメラ仕様です。
静止画用カメラには約2,260万画素・F値1.9のレンズに新画質エンジンを搭載して、写真の撮影モードは、
- AIオート
- オート
- マニュアル
- 背景ぼかし
の4種類を搭載。
基本的には、「料理」や「背景」など、最大9パターンの中から自動的に最適な設定を選んでくれる「AIオート」で撮影しますが、「マニュアルモード」にすればホワイトバランスやISO感度、シャッタースピードなどを細かく設定する事もできます。
明るい場所での撮影
昼間の撮影では、構図の傾きを補正してくれる「インテリジェントフレーミング」や、シーンに応じて切り替える「オートHDR」機能によってかなり綺麗に撮影できます。
実際に撮影していて気になったのは「撮影スピード」で、「AQUOS R2」はシャッターを切ってから写真の処理が終わり次のシャッターを切れるようになるまでの時間が長いですね。特にHDR機能をオンにしていると1枚撮影するのに3秒くらいかかる・・・。
私は同じ場面でもパパっと2、3枚撮影して、後から良い写真を選ぶタイプなので、この撮影速度だと使いにくいなと感じました。
暗い場所での撮影
※クリックで拡大できます
夜間での撮影では、かなり滲みやザラつきが目立つ結果となりました。
光量が多くなるに連れ画質も向上していきますが、2018年夏モデルのフラッグシップとしては暗い場所での撮影に弱い印象ですね。
「Xperia XZ2」や「Galaxy S9/S9+」と比べると、明らかに夜間撮影での画質は粗くなります。
ズーム撮影
※クリックで拡大できます。
「AQUOS R2」のアウトカメラでは、最大で8倍までのデジタルズーム撮影が行えます。
画質はかなり良くて8倍ズームでもそこまで粗くならないのがいいですね。また、手ぶれ補正もしっかり機能していて8倍ズーム時でも安定して撮影する事ができます。
ただし、ズーム時に倍率の確認ができないのがちょっと不便でした。
背景ぼかし撮影
アウトカメラには被写体を強調して背景をぼかす「背景ぼかし機能」があり、撮影後にボケの強さを10段階で調整する事もできます。
私は「背景ぼかし撮影」が好きで、何枚も撮影しているんですが「AQUOS R2」の背景ぼかし機能の精度はかなり低い印象。何枚も撮影して粘れば上の写真のように綺麗に撮れる事もありますが、基本的には下の写真のように合成っぽい写真が出来上がります。
綺麗に撮影するにはかなり粘らないといけないので、「背景ぼかし撮影」が好きな人は「AQUOS R2」は向いていないと思います。
料理の撮影
これは「AIオート」で撮影した料理の写真。
撮影回数が多くなりがちな料理の撮影ですが、「AQUOS R2」の場合は全体を明るく鮮やかにしながらも肉眼に近いカラーバランスで撮影できるのが特徴ですね。
※クリックで拡大できます
この写真は、薄暗い店内で撮影したパンケーキの写真ですが、店内の薄暗い雰囲気のまま撮れている「Xperia XZ2」に比べて、「AQUOS R2」のほうは明るく鮮やかで美味しそうに撮れている事が確認できると思います。
かなり高画質な写真が撮れるので、インスタグラムやツイッターにアップしたりなど、料理を頻繁に撮影する人におすすめです。
ドラマティックワイドカメラ
外側に搭載された動画用の約2260万画素・F値2.4のカメラは「ドラマティックワイドカメラ」と名付けられ、最大で135°の超広角撮影ができます。
ただし、最大の135°の超広角撮影にすると画面の両端がかなり歪むので注意ですね。上のスクリーンショットは135°の超広角撮影にした場合の撮影画面ですが、ぐわっと歪んでいるのが確認できると思います。
シャープが公開している「ドラマティックワイドカメラ」の紹介動画 でも同じくらい歪んでいるので、超広角撮影はこういうものなのかもしれませんが、どちらにしろ超広角撮影モードでは手ぶれ補正がオンにできないので、使用する事はほとんどなさそう。
これは手ぶれ補正をオンにした場合の撮影画面ですが、超広角撮影に比べると画角は狭くなるものの、歪みもかなり抑えられていますよね。
現実的には、この設定で撮影する事が多いと思います。
動画撮影と手ぶれ補正
「AQUOS R2」は、
- 4K/30fps
- フルHD/30fps
- HD/30fps
の動画サイズに対応していて、超広角撮影以外の全ての動画サイズで手ぶれ補正をオンにする事ができます。
上の動画は手持ち撮影で「Xperia XZ2」と撮り比べたものですが、4K動画ではたまにガクッとなる「Xperia XZ2」に対して、「AQUOS R2」はかなりなめらかに撮影できていますよね。
フルHD/30fpsになると一気に「Xperia XZ2」が本気を出してくるので押され気味になってしまいますが、4K動画ではかなり優秀な画質と手振れ補正だと感じました。
ただし、白飛びが目立つのと、特徴でもある超広角撮影で手振れ補正が機能しないのはマイナスポイントですね。
AIライブシャッター
「AIライブシャッター」は、動画専用カメラで動画を撮影しながら、標準カメラでAIが写真を自動撮影してくれる新機能。
使ってみた印象としては、当たり前ですがAIによる自動撮影は自分が撮影したい場面とは違うので、あとで削除する事が多かったです。
録画中は赤い停止ボタンの下にシャッターボタンがあり、いつでも自分のタイミングで写真撮影ができる事を考えると、「AIライブシャッター」機能っているのかな?っていうのが正直な感想ですね。
スロービデオ撮影
「AQUOS R2」では、フルHD/120fpsのスローモーション動画が撮影できます。
実際に撮影してみましたが、画質はフルHD固定ながらスローにする場面を後から自由に変更できるのが便利でした。
ただし、120fpsでもかなり物足りないスピードなのに、さらにスロー動画の最初と最後が自動的に60fpsになってしまう仕様は謎ですね。
スローモーションはフッとスピードが変わる瞬間が楽しいんですけど、設定の変更はできませんでした。
約1,630万画素のインカメラ
※クリックで拡大できます
「AQUOS R2」では、インカメラにも約1,630万画素の高性能カメラを搭載。
広角レンズで広々とした撮影ができ、「小顔補正」と「美肌調整」が3段階で調整できます。
撮影した印象だと画質はかなり良く、小顔補正も自然に補正してくれるので使いやすいと感じました。
※クリックで拡大できます
美肌調整は、肌の調整というよりは全体的に肌を白くしてぼかす感じですね。
好みによると思いますが、自撮りする場合は初期設定のまま、小顔補正「弱」、美肌調整「弱」がおすすめです。
「AQUOS R2」の特徴と使用レビュー
狭額縁デザイン「EDGEST fit」
「AQUOS R2」では、「AQUOS R compact」で評判の良かった狭額縁デザイン「EDGEST fit」が採用され、背面には動画用と静止画用のデュアルカメラが縦に並び、モバイルライトが隣に配置されています。
ディスプレイ面は上部に左から、
- 受話口
- インカメラ
- 充電/着信ランプ
- 近接・明るさセンサー
が並び、下部に指紋認証センサーという配置ですね。
※クリックで拡大できます
本体上部はマイクとイヤホンジャックが配置され、下部には左から、
- 送話口一体型マイク
- USB Type C ポート
- スピーカー
側面は右側に上から音量ボタンと電源ボタン、左側はSIMカードトレイのみとなっています。
ドルビービジョン&ドルビーアトモス
「AQUOS R2」は、より鮮明なHDR(ハイダイナミックレンジ)映像を楽しめる「ドルビービジョン」と、臨場感があり映画館でも採用される音響技術「ドルビーアトモス」の両方に対応した世界初のスマートフォンです。
ただし、「ドルビーアトモス」はイヤホン(別売)を使用した状態でないと体験できないので注意。
また、「AQUOS R2」はモノラルスピーカーの為、評判の良い「ドルビーアトモス」をスピーカーで楽しめないのは残念な部分でした。
ハイスピードIGZO液晶ディスプレイ
WQHD+の高画質液晶ディスプレイには、IGZOのテクノロジーと最適なチューニングが施され、前作「AQUOS R」から応答速度が25%向上しています。
操作していると明らかに他の機種よりもなめらかでヌルヌルな動きを実感できるので、ディスプレイの動きのなめらかさは「AQUOS R2」の大きな特徴ですね。
電池持ちが良い
「AQUOS R2」は省エネ設計に優れたIGZO液晶ディスプレイを搭載して電池効率に優れているせいか、他のハイスペック機に比べて電池持ちがかなり良いです。
キャリアが発表しているスペック値でもわかりますが、体感でも実感できるレベルなので、電池持ちに優れたハイスペック機が欲しい人におすすめですね。
スクロールオート&Clip Now
「AQUOS R2」には、画面を動かした時に表示される青い矢印に指を合わせる事で自動で画面をスクロールしてくれる「スクロールオート」と、画面の右上をなぞるだけですぐにスクリーンショットが撮影できる「Clip Now」という便利機能があります。
どちらもAQUOSシリーズではお馴染みの機能となっていて、その使いやすさから「AQUOS R2」にも搭載されています。
「AQUOS R2」のベンチマークスコアと発熱テスト
これは、実際に計測した「AQUOS R2」のベンチマークスコアですが、
- Antutu 7.0.9:255,100
- Geekbench 4.2.3:シングル 2,404/マルチ 8,365
となっています。
前作の「Snapdragon 835」から1.3倍程度の処理能力となっていて、現在発表されているandroidスマホの中では最高レベルの処理能力ですね。
CPUパフォーマンスとバッテリー温度
※クリックで拡大できます
これは、「AQUOS R2」に大きな負荷をかけ続けてパフォーマンスの安定性を計測する「ストレステスト」を行った際のCPUパフォーマンスとバッテリー温度をグラフ化したもの。
1回目のテストでは、CPUパフォーマンスは100%~40%程度で推移していて、バッテリー温度は41度まで上がりました。
2回目のテストでは、バッテリー温度が39度くらいの熱を持った状態からスタートしましたが、CPUパフォーマンスは1回目と同じように100%~40%程度で推移していて、バッテリー温度は41度まで上がったものの、それ以上上がる気配を見せずに終了となりました。
テスト結果を見る限り、「AQUOS R2」のバッテリー温度は40度前後までしか上昇しないように制御されているようですね。
ゲームアプリで動作テスト
最後に動作テストとして、最新3Dゲームで有名な「PUBGモバイル」をプレイしてみました。
グラフィック設定は、
- クオリティ:HDR
- フレーム設定:ウルトラ
- アンチエイリアス:有効
- グラフィックの自動調整:無効
です。
さすがに思いっきり画面を左右に振れば一瞬カクつく事がありましたが、基本的には最高画質設定でも快適に操作する事ができました。
負荷のかなり多い最新の3Dゲームの最高画質設定でこれだけ動いてくれれば、現状ではどんなゲームアプリでも快適に楽しめると思います。
「AQUOS R2」の付属品
「AQUOS R2」に同梱されている付属品は「USB Type C-イヤホンジャック変換アダプタ(TVアンテナ機能付)」のみ。
本体を充電するのに必要な「USB Type C ACアダプタ」は入っていないので、持っていない場合にはあらかじめ購入しておきましょう。
パソコンにつないで写真などを管理したい場合には、「USB Type C ケーブル」と「アダプタ」が切り離せるタイプを購入すると便利ですよ。
「AQUOS R2」の発売日と価格
ドコモ版「AQUOS R2 SH-03K」の本体価格
乗り換え(MNP) | 新規/機種変更 | |
本体価格 | 95,904円 (3,996円×24) |
95,904円 (3,996円×24) |
月々サポート | -73,872円 (-3,078円×24) |
-57,024円 (-2,376円×24) |
実質負担金 | 22,032円 (918円×24) |
38,880円 (1,620円×24) |
※上記の価格は2018年11月現在の金額です。時期によって本体価格と割引金額は変動するので注意して下さい。
ドコモ版「AQUOS R2 SH-03K」の発売日は2018年6月8日で、本体価格は95,904円(税込)。
購入する場合には「月々サポート」という割引が適用され、ユーザーが実際に支払う金額は割引総額を引いた「実質負担金」となります。
au版「AQUOS R2 SHV42」の本体価格
新規/機種変更/乗り換え(MNP) | |
本体価格 | 95,040円 (3,960円×24) |
毎月割 | -39,744円 (-1,656円×24) |
実質負担金 | 55,296円 (2,304円×24) |
※上記の価格は2018年5月現在の金額です。時期によって本体価格と割引金額は変動するので注意して下さい。
au版「AQUOS R2 SHV42」の発売日は2018年6月8日で、本体価格は95,040円(税込)。
購入する場合には「毎月割」という割引が適用され、ユーザーが実際に支払う金額は「毎月割」を引いた「実質負担金」となります。
また、新料金プラン「ピタットプラン/フラットプラン」で申し込む場合は、「毎月割」が発生しないかわりに アップグレードプログラムEXに加入する事ができ、最大で半額の本体価格になります。
ソフトバンク版「AQUOS R2 706SH」の本体価格
乗り換え(MNP) | 新規/機種変更 | |
本体価格 | 93,120円 (3,880円×24) |
93,120円 (3,880円×24) |
月月割 | -67,224円 (-2,801円×24) |
-38,424円 (-1,601円×24) |
実質負担金 | 25,896円 (1,079円×24) |
54,696円 (2,279円×24) |
※上記の価格は2018年5月現在の金額です。時期によって本体価格と割引金額は変動するので注意して下さい。
ソフトバンク版「AQUOS R2 706SH」の発売日は2018年6月8日で、本体価格は93,120円(税込)。
上記の価格は24回払いにした場合の実質負担価格ですが、端末代金の支払いを48回払いにして24ヵ月以上利用する事で、その後に機種変更をした場合に残債が免除されるというオプションサービス「半額サポート for iPhone」で申し込む場合は、上記の金額からさらに半額になります。
また、ソフトバンク公式サイト に記載されている「月月割」の金額は「App Pass」という月額399円(税込)のアプリとり放題サービスに加入した場合の金額となっているので注意して下さい。
「AQUOS R2」の評価と感想
「AQUOS R2」は、「静止画用」と「動画用」の2つのカメラを搭載したシャープの2018年フラッグシップモデル。
デュアルカメラを搭載する機種は、標準カメラの他に望遠カメラやモノクロカメラを搭載するのが一般的ですが、動画用カメラを搭載したデュアルカメラはかなり個性的ですね。他メーカーと同じ土俵で戦うのではなくて「動画」に特化するという狙いは、機種の差別化に繋がり魅力的だと思いました。
また、電池性能に優れている点も使いやすいですね。
ただし、特徴でもある超広角動画撮影で手ぶれ補正が使えないのは残念な部分。
写真撮影の性能はカメラの1つを「動画用」に充ててしまっている分、他メーカーのフラッグシップモデルに比べると見劣りしてしまうので、全体的に粗削りな印象になってしまいました。
ディスプレイ性能や便利機能は素晴らしく、評判も良いので、粗削りな部分に関しては今後のAQUOS Rシリーズに期待ですね。